夢や目標と言ったようなちょっと立派なものでなくとも、
私達に宿る創造と破壊の欲望がある限り、
今の自分の現状に満足していようとも、
やがては変化を求める気持ちが強くなるものです。
お尻を頭に持っていき、また頭を先へと送りながら
前進する尺取り虫の動きと似たような感じ。
一歩前進を始める時には、
ちょっとした勇気、ちょっとした決断が必要となりますが、
これが第一関門!
一旦動き出すと最初の内は、自分が投じた時間や労力に見合うだけの
変化や成果を得ることが出来ます。
気持ちは、ワクワク、ウキウキの気持ちが大半。
しかし、さらに続けていると
やがては、費やした分だけの成果が得られなくなってきます。
働いた分だけの給料をもらえてないと感じる状態です。
すると、次第にやる気がそがれて来ます。
これが第二関門!
それでも、顔をぶるぶると左右に振り
そんな自分の気持ちを追い出して、さらに続けていると
今度は、殆ど変化や成果が感じられない時を迎えます。
これが第三関門!
この状態、俗に言う壁にぶちあった状態になると、
先が見えず、しかも何一つ保証もない、約束もされていませんから、
その期間がとても長く感じ、自分の心の中から
やめろ~。無理だ~。充分にやったじゃないか~。
なんて、チャレンジを止める方向へ舵を切らそうとする気持ちが勢力を増してくるのですが、
このような関門を突破した先にゴールがあります。
ゴールまでの過程を、興味深い映画を見ている時のように、
映画の結末だけでなく、結末に至るまでの過程をも楽しめるような時には、
これらの関門は、映画を盛り上げてくれる山場のシーンを見ているような気持で
そのドキドキも楽しめるのですが、
ミルクをこぼした床を掃除する時のように、
「あ~余計な仕事を増やしてしまった。」的に、
その行動が、過程を楽しめずに結果だけを求めている傾向が強ければ強いほど、
関門は眼前に高くそびえ立ちます。
この時、引き返すのもよし、路線変更もヨシではあるのですが、
その前に、ちょっとだけ深呼吸をして、
自分の気持ちを確かめてみても良いかもしれません。
ワクワク、ウキウキから始まった同じ行動が、
いつしか重苦しい気持ちへを感じさせるようになっている時は、
大抵は、慌てていたり、焦っていたりしていることを示しているだけで、
今の自分には無理だということを示していることは、
殆ど無いのですから。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計