心の扉 神戸カウンセリング花時計

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くたびれ儲け

2024年05月24日 | 雑感・愚見

 

1984年 フランスの刑務所で銀行強盗を働いて

収監されていた3人の男がスプーンとフォークを使って

3ヶ月かけて床下に完成させた抜け穴から脱獄しましたが

脱獄数分後に捕まってしまいました。

 

 

これを脱獄に成功したと大喜びしたのも束の間、

「はい、ご苦労さん。」てな感じで捕まり刑務所に逆戻り。

この結果、只でさえ長かった刑期に脱獄の罪が加わって

自分の首を自分でさらに締めることに。

 

でもスプーンとフォークを使って

三年ならまだしも三ヵ月で作った抜け穴からって

ちょっとこの記事に私は???。

 

どの国でもむざむざと脱獄をされては一大事、

国民からの信頼失墜へと繋がるので

脱獄不可能な構造と監視態勢は万全になっています。

 

しかし人間が造ったものなので完璧とはいえず、

実際に人の出入りもあるので限りなく0に近いですが

悪知恵と行動力のある囚人によって

脱獄されてしまうこともあるようです。

 

国家権力が決めた刑期に素直に屈従することは

馬鹿な奴らのすることとして可能性が途轍もなく低くとも

脱獄に挑むことが賢明なのか、

悪い時に藻掻くと状況はさらに悪くなると考えて

ここは結果を受け入れることが賢明なのか、

 

何が賢明なことなのかは分かりませんが、

気の遠くなるような刑期の囚人にとっては

成功の可能性が僅かでもあるようなら

脱獄を試みることは価値あることだと考えるのは、

まあ分からんでもない。

 

でもなあ脱獄に成功したからといって

その後がまた大変だと思うんですよね。

 

日本でも逃げ延びている全国指名手配犯がいますが

あの人達ってどんな風に生活をしているのだろうか。

 

私が勝手に想像するに犯人が属する組織集団に匿われて

生活全般の面倒をみてもらっているのならまだしも

そうでないなら偽名を語り、世間の眼を気にしながら

売られた喧嘩も買うことも出来ず、交通違反も要注意、

とにかく目立たないようにと肩身の狭い想いをして

 

制限から脱出するために脱獄したのに

脱獄していないような窮屈な生活をしているに

違いないと私なんかは思うのですが、

案外と伸び伸びと生活が出来ていたりするかも。

 

以前、紹介させて頂いた逃走犯が

喧嘩で殴った相手が死んでしまったと思い込み、

逃走すること何十年。

 

肩身の狭い生活は限界だと自首してみたら

殴った相手は死んではおらず、負った怪我も大したことは無く

確か被害届も出てなかったことが分かり、

膝から崩れ落ちたなんて話があったと記憶しているので

やっぱ逃走生活はかなり苦しいんだと思うんですよね。

 

凄く単純に考えると金銭の犯罪者は、

目の前の苦しさや欲求を満たすために楽して稼ごうとして

安易に犯罪行為に至るのだと思いますが

 

それらを一度の犯罪で完全に充足することは難しいので

犯罪行為を度々行うことになるだろうし、

その犯罪行為も色々と大変なことが盛沢山だろうし、

繰り返すうちに逮捕されるだろうし、

逮捕されたら前科が付いて働き口も狭まるだろうしと

 

大抵の場合は、楽して稼いでが

どんどん楽じゃない方へ険しい方へと進んでいくもので

若い頃のように動けなくなっても

年金も生活保護も申請できずで悪の道は棘の道。

全国指名手配を受けた経験がない私が

勝手に思っているだけのことではありますが………

 

 

 

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