心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

生兵法は

2011年04月25日 | 雑感・愚見





悩みがある時、

友人、知人に相談をする人、心の専門家に相談する人、

そして、書店に並ぶ書籍に解を求める人もいるのではないかと思います。



個人が書籍や教本に解を求め時には少しの注意を払ってください。

その理由は、人はその時の自分の思うところと一致するものに

ついつい気持ちが奪われがちになるからです。



例えば「三度目の正直。」と「二度あることは三度ある。」

と言うように全く逆の意味を成すものもあります。



その時の自分の気持ちが前向きであれば、

三度目のは、「今度は成功する番だ。」と力が湧くでしょうし、

二度あることは、「弱気になる必要はない今度も成功する。」と

その勢いを増すことになるでしょう。



しかし、その時の自分の気持ちが後ろ向きであれば、

三度目のは、

「今まで何とか上手く言ったけれども調子に乗ってはいけない。」ですし、

二度あることはは、

「今まで失敗したのだから次も失敗するからやめよう。」となるでしょう。



同じ言葉が、行動を促す言葉となったり行動を自粛する言葉となったりして、

受け手側の心の状態によって解釈の仕方が変わります。



消極的な自分を変えたいと思っていたのに、

消極的な行動を後押しするような書籍や教本を手にして、

「そうだよなあ。」と納得したり、

苦しい今を立て直すための一冊の本を手に取るはずが、

書かれている内容を逆の理解、解釈してしまったり、

肝心な部分が頭に残らなかったりすると、

自分のマイナス面を確認するためのものになりかねません。



「生兵法は大怪我の基」にならないよう注意をしましょう。



催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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