今回が二度目の拝観となる青蓮院門跡は、
私の京都で二度三度と訪れたいと思っている
お気に入りの寺院の一つです。
二回目の拝観はまだ先になるはずでしたが、
今回の同行者の友人が
青蓮院門跡の拝観を希望してくれたことで
5年ぶりの再拝観となりました。
青蓮院門跡 石標
青蓮院門跡の初拝観の季節は、今回と同じ夏季。
拝観を終えた後に道路を挟んだ真向かいのお店で
かき氷を食べながら青蓮院門跡を眺めながら
余韻に浸っていたんですよね。
その想い出あるお店の扉に掛けられていた
小さな看板には、closeの文字。
長屋門と大楠
青蓮院門跡でまず頭に浮かぶのが
外壁の周りの親鸞聖人御手植えとされる
京都市指定天然記念物の大楠(5本)と
外壁の法面を覆いつくす苔の景観なんですよね。
この景観が何とも美しいんです。
長屋門
長屋門は、明正天皇の中和門院の
旧殿の門を移築したもの。
京都市指定天然記念物の大楠
こんなごっつい大楠が、
外周の法面に5本もあるんですよね。
青蓮院門跡 表門(薬医門)
拝観玄関までの参道
拝観玄関口までのなだらかな石畳の参道。
参道の上からの景観。
正面に見えるのが元阿弥陀堂であった植髪堂。
石庭
拝観玄関口の横のウエルカム・ドリンクのような石庭。
拝観玄関
ここを入った所で拝観受付をして
最初に足を踏み入れるのが華頂殿。
華頂殿(白書院)
拝観玄関から華頂殿に。
華頂殿には、木村英輝筆の蓮の襖絵が60面あります。
私にとってこの襖絵は、青蓮院門跡の象徴の一つ。
相阿弥の庭(泉水庭)
そして、青蓮院門跡の主役とも言える
龍心池を中心とする相阿弥の庭(泉水庭)。
相阿弥とは、足利将軍家に仕え、絵師、書画の管理、
鑑定、造園、茶道等多方面で活躍した人物。
華頂殿に腰を下ろして、この世界観に溶け込みます。
縁側に腰を下ろして綺麗な庭園を眺める。
この時間がとても良いんですよね。
築山と石塔
智積院庭園の様式に似た築山と石塔。
京都に住んでいたら
その日の気分にあった庭園にちょいと出かけて
数時間ぼんやり過ごすだろうなと思ったりもしますが、
実際に京都に住んだ場合に
いつでも行ける心理が働いてしまって
今のように月イチでも訪れない可能性も。
だとしたら素晴らしい物は、
少し離れた所にある方が良いのかも知れません。
分からんけど。