1998年 アメリカのウエストバージニア州の
トロイシ判事は、被告に罵られたことに
爆発した怒りのままに被告の鼻に噛み付きました。
判事は、『衝動抑制法』なる
治療プログラムを受けることになりました。
マジかあ―――――。
本当にあった話なんでしょうかねえ。
判事が座っている席から飛び出して
被告席の被告に迫ってからの鼻をガブッ!
本当の話だったとしたら被告が発した罵りの言葉が
判事にクリティカルヒットしたんでしょうね。
全てを投げ打ってでも戦わねばならぬ時がある。
それがどのような状況なのかは
個人の判断次第ではあるものの
トロイシ判事の噛み付きは、
絶対にその時ではないと思うなあ。
それと、これ明らかに傷害事件だと思うので、
判事が逮捕されの部分が
抜け落ちているような気もするのですが
どうなんでしょうね。
トロイシ判事が、今回のような衝動的行動を
頻繁に起こしているようなら衝動制御障害であり
何らかの精神疾患によるものと考えられますが
クリティカルヒットによるものと判断されたので
衝動抑制トレーニングとなったのでしょうか。
衝動抑制法なるものが、
どのようなものなのか分かりませんが、
良く知られていることとして
〇6秒ルール
これは怒りを感じてから6秒間抑えることが出来れば
冷静に対応することができやすくなるとされています。
なので只、怒りを感じて6秒間を開けるよりも
頭の中でとか言葉に出して6秒数える方が、
意識が数を数えることに向けることになるので
6秒間、怒りから離れやすくなります。
〇深呼吸
これまた良く知られていることですね。
怒りを感じた時の呼吸は、胸式呼吸になり
リラックスしている時は、腹式呼吸になります。
身体と心は密接に干渉しあっているので
この仕組みを利用して
身体の動作を腹式呼吸にすることで
その影響を受けた心が怒り辛くなります。
〇思考を止める
怒りを感じた時に、思考を止めることも効果があります。
一時的に頭の中真っ白。な~んも考えない。馬鹿になる。
あるいは、昨日の晩御飯とか全く関係のないことを考える。
つまり、6秒間、深呼吸をするとか、
思考を止めれば効果的ということになります。
人によっては上のようなことを直ぐに実践して、
効果を上げる人もいるかと思いますが、
何かの切っ掛けがあるにしても
瞬間的に起きる爆発的な怒りの感情を鎮めるために
上のようなことをとっさに試みることって
簡単なようで簡単ではありません。
誰よりも犯罪が何であるか、やっちゃいけないことを
重々承知しているはずのトロイシ判事が
やっちゃうくらいなんでね。
なのでトレーニング的に繰り返してやって
普段の時にもイメージトレーニングを行い
自動化されることが望ましいですね。
これが衝動的な怒りが頻繁に起きるようなら
上のような対処的な方法では、
怒りをコントロールすることが難しいかと思われるので
心のパターンの改善に取り組む必要があります。