2020年1月
岐阜県で自称医師の87歳の男が
あるビルに侵入して
妖精のような女性の銅像の胸を触るなどして
建造物不法侵入の疑いで拘束されました。
写真の銅像は、
事件の銅像とは別の銅像ですが
緑と彫刻の道にもあったように
似たような銅像は
時折通りで見かけることがあります。
なので女性の銅像の胸を触るのなら
なにもビルに不法侵入をせずとも
あちらこちらにある銅像の胸を
触っておけば変に思われはしても
逮捕されるまでならなかったと思うのですが、
人それぞれと申しましょうか、
そのビルの中にあった銅像でなければ
ならなかったんでしょうね。
世界にはシャンデリアに
恋をする人がいるようなので
リアルな銅像に恋をする人がいても
驚きはしませんね。
しかしなあ。触っても固くて冷たいので
イメージの世界に没入することの
妨げになるように思うんですよね。
イメージの世界への没入を
阻害する触感をどこかへ
押しやらなければならないので
逮捕された男は、イメージの達人かも?
天神さんには、撫で牛の銅像があって
良くしたい部分を撫でると御利益があるそうで、
多くの参拝者に撫でられた部分の色が
他の部分の色とは違っていたりします。
そのような御利益の言い伝えがない
ただの銅像であっても魅力的な部分を目にすると
つい触ってしまう人が多いようです。
中国のある所に伝説的な帝が、
不思議なキツネの力を借りて妻と出会った
歴史的な逸話を表現している銅像が
設置されています。
その妻の銅像の露わになっている
片方の胸の部分を
多くの観光客が撫でまわしたことで
その部分だけが変色をしてしまい
観光客のモラルやマナーの悪さに
中国で批判が集まっているようです。
このようなことは中国人だから、
男性だからとは言えないようです。
世界的に有名なサッカー選手の
クリスティアーノ・ロナウドの故郷、
ポルトガルのマデイラ諸島の都市フンシャルには、
ロナウド・ミュージアムがあります。
その屋外に銅製の全身像が設置されているのですが、
この銅像の両手と股間の二か所が
まるで磨いたかのように
銅本来の輝きを放っているのだそうです。
両手の部分は、多くの男女の観光客が
銅像の手を握りながらの記念撮影が原因で、
股間の部分については、
女性ファンによるものだと伝えています。
こちらは西洋人気質なのか批判どころか、
記念撮影のスポットになっているようで、
多くの女性が銅像の輝く股間を触りながら
笑顔で記念撮影をしているようです。
本当に男って奴はと思ったら
女性も同じでした。
緑と彫刻の道にあった女性の裸体像も
少年の裸体像も変色箇所は無しなのが
日本人の真面目さと言うのか、
面白味の無さと言うのか分かりませんが、
中国にしてもポルトガルにしても
お茶目な感じなら良いんじゃないでしょうか。