心の扉 神戸カウンセリング花時計

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大倉山公園

2021年01月25日 | 名所巡り(兵庫)

大倉山公園については、

神戸八社巡りの時に一度触れていますが、

再度ご紹介させて頂きます。

 

明治43年に神戸市が

大倉財閥の設立者の大倉喜八郎氏の

別荘があった土地の寄贈を受けて

整備されたの大倉山公園です。

 

大倉喜八郎氏は、渋沢栄一氏と共に

鹿鳴館、帝国ホテル、帝国劇場を設立した人で、

喜八郎の長男の大倉財閥二代目の大倉喜七郎氏は、

ホテルオークラの設立者です。

 

 

神戸 大倉山公園

 

 

大倉山公園 野球場

 

野球場があるんですよね。

元別荘地の一部に野球場がすっぽり入るって

どんな別荘だったのか。

 

昔の富裕層は大規模な不動産を

所有していたようですが、

今の時代に同じ規模の動産を所有していると

固定資産税はいったいどれ位になるんだろう。

 

 

伊藤博文銅像台座

 

何でまた大倉山公園に

初代総理大臣の伊藤博文の銅像がとなるのですが、

広大な別荘に大倉喜八郎はあまり滞在せずに

懇意であった伊藤博文が良く利用したそうです。

 

この地を神戸市に寄贈する際に

この地に伊藤博文の銅像を建てて公園として

市民に開放することを条件にしました。

 

 

 

面白いのが伊藤博文の銅像は、

最初は、湊川神社の境内に設置されていたそうですが、

日露戦争の講和に腹を立てた神戸市民によって

引き倒されたのだそうです。

 

伊藤博文の死後、懇意にしていた喜八郎が

伊藤博文を偲んで銅像を建てたのだと思います。

 

現在の大倉山公園には

伊藤博文の銅像の台座だけ残り、

銅像が無いのは引き倒されたのではなくて

第二次世界大戦の時の金属供出によるものです。

 

 

神戸大倉山公園「ふるさとの森」

 

福岡県の森

 

神戸大倉山公園内の「ふるさとの森」は、

昭和47年に神戸和歌山県人会が

市内35の県人会に呼びかけて始められた緑化事業。

 

福岡県の森には、牛の銅像がありますが、

ブランド和牛のアピールではなくて

太宰府天満宮の菅原道真の牛です。

 

 

大分県の森

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。」

by 福沢諭吉。

 

 

栃木県の森

 

栃木県の森には、日光男体山を模した物とお地蔵様。

男体山(なんたいさん)は、

栃木県日光市にある標高2,486mの火山。

 

 

滋賀県の森

 

滋賀県の森にあるのは、琵琶湖を模したものかな。

 

 

高知県の森

 

高知県と言えば、やっぱり「坂本龍馬」なのか。

 

 

静岡県の森

 

静岡県の森には、一目見れば分かる「富士山」が。

 

 

基本電子基準点

 

電子基準点とはGNSS連続観測点で、

人工衛星からの電波を用いて

位置測定、航法、時刻配信を行うために

全国約1300ヶ所に設置された内の一つ。

 

これによって精度の高い測量網、

地殻変動を監視したり、

船舶、航空機、自動車等の移動体の

出発地から経由地、目的地までの航行を導きます。

 

 

 

山肌に神戸八宮巡りの際に訪れた

祥福寺(しょうふくじ)の伽藍が見えます。

 

次に向かうのは大倉山公園近くの徳照寺で、

重要文化財の梵鐘があるとのことです。

 

 

神戸 徳照寺

 

徳照寺の山門は完全に閉ざされていましたが、

こういう時は通用門のような所が

開いていたりするので諦めてはなりませぬ。

 

 

神戸徳照寺 本堂

 

阪神淡路大震災の時に

庫裏や鐘楼が全壊したそうで、

重要文化財と思しき梵鐘は、

仮の鐘楼に釣られていました。

 

 

梵鐘と親鸞聖人の銅像

 

日本三大がっかり名所と言われるのが

札幌の時計台、長崎のオランダ坂、

そして、高知のはりまや橋。

 

この重要文化財と思しき梵鐘ですが、

何だか重厚感も造りも

何だかなあと言う感じです。

 

今回の名所巡りの主役になってもらえるかなと

楽しみにしていたのですが無理ですわ。

主役には完全に力不足でした。

 

もしかしてこれじゃないのかなあ。

でも境内を見渡して梵鐘はこれ一つだけ。

 

今回の名所巡りの最後に向かうのは、

これまた近くにある出雲大社神戸分祠です。

 

 

出雲大社神戸分祠 表門

 

 

出雲大社神戸分祠 拝殿

 

出雲大社の象徴的な注連縄が

神戸分祠にもありました。

賽銭箱には、参拝の作法が書かれています。

 

出雲大社は、二礼、四拍手、一礼。

 

 

手水舎

 

 

 

いつもの名所巡りは、まず主役の目的地を決めて

その近くの面白そうな所を

サブの目的地として訪問するのですが、

今回は、計画の最初から主役になる目的地がなく

唯一期待した重要文化財の梵鐘が力不足。

 

まるでメインデッシュ無しの

小皿料理だけの食事をした感じなのですが

一度は訪れておきたい場所ばかりだったので

それなりの満足感を得て終えました。

 

今回も私の趣味にお付き合い下さり

ありがとうございました。

 

新型コロナウイルスの様子を

伺いながらになりますが、

今の所は、足を伸ばすのは

暖かくなる3月位からかと思っています。

 

それまでは今回のように近場を巡るつもりです。

その際にはまたお付き合い願えれば

嬉しく思います。

 

 

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