先月から、新聞・テレビなどあらゆるメディアを賑わしている「ライブドアVSフジサンケイグループ」。
最初は、「インターネットと既存メディアとの融合的なヴィジョンを、堀江社長が持っているのか?」と期待をしていました。
しかし・・・最近の彼の発言からは、買収後のヴィジョンがまったく見えないのです。
それどころか「いずれ、テレビなどはインターネットに取って代わられるのだから」という内容の発言。
もし、真剣にそのような考えがあるのであれば、何故、今テレビやラジオなどの既存メディアを買収しようとするのか?
真意が見えてきません。
いや、彼の中では明確なヴィジョンがあるのかも知れません。
でも、それを何らかのカタチで言ってもらわなくては、多くの支持を集めることはできないと思うのです。
それとも彼のブログをチェックしろというのでしょうか?
とすれば、インターネットの力を過大評価しすぎているように思いますし、受け手となる人たちのことを考えていないように思います。
時折、ネット関連の仕事をしている人と話をすると「インターネットがあれば、情報収集も情報発信もテレビ以上の力を持ってできる」という内容の話をする方がいらっしゃいます。
果たしてそうなのでしょうか?
テレビとインターネットの普及率では、テレビの方が遥かに勝っています。
テレビと言う「大量の情報を不特定多数の人たちに提供するツール」とインターネットと言う「個人とマスとの情報の双方向性を提供するツール」とでは、生活者の考え方もアプローチも違うのではないでしょうか?
インターネットは決して「万能ツールでは無い」と思います。
むしろ、これから先「棲み分け」ということになっていくと思うのです。
それを決めるのは、堀江社長でもなければフジテレビなどのメディアでもなく、私たち生活者のはずです。
果たして、堀江社長はインターネットを利用し、テレビやラジオを視聴、新聞で内容を確認している生活者にどれだけ目を向けているのでしょうか?
もうひとつ気になることがあります。
それは「企業は人の集まりである」ということです。
後期印象派の画家、スーラの有名な絵に点描画の作品がいくつかあります。
正に企業は、様々な個性の人たちが集まった「点描画」だと思うのです。
一つひとつの点(=人・個性)を大切にするからこそ、一つの絵として美しいと感じ、「企業文化」というものに共感するのではないでしょうか?
「現在、ニッポン放送で働く人たち、そしてフジサンケイグループで働く人たちの豊かな個性と、企業文化をどのように考えているのか?」堀江社長からは伝わってきません。
だからこそ、多くの人たちが「マネーゲームだ」というのではないでしょうか?
異質な企業文化の融合から、新しい企業文化が生まれてくる可能性は多いにあります。
しかし、その為に必要なことを堀江社長は忘れているような気がしてなりません。
最初は、「インターネットと既存メディアとの融合的なヴィジョンを、堀江社長が持っているのか?」と期待をしていました。
しかし・・・最近の彼の発言からは、買収後のヴィジョンがまったく見えないのです。
それどころか「いずれ、テレビなどはインターネットに取って代わられるのだから」という内容の発言。
もし、真剣にそのような考えがあるのであれば、何故、今テレビやラジオなどの既存メディアを買収しようとするのか?
真意が見えてきません。
いや、彼の中では明確なヴィジョンがあるのかも知れません。
でも、それを何らかのカタチで言ってもらわなくては、多くの支持を集めることはできないと思うのです。
それとも彼のブログをチェックしろというのでしょうか?
とすれば、インターネットの力を過大評価しすぎているように思いますし、受け手となる人たちのことを考えていないように思います。
時折、ネット関連の仕事をしている人と話をすると「インターネットがあれば、情報収集も情報発信もテレビ以上の力を持ってできる」という内容の話をする方がいらっしゃいます。
果たしてそうなのでしょうか?
テレビとインターネットの普及率では、テレビの方が遥かに勝っています。
テレビと言う「大量の情報を不特定多数の人たちに提供するツール」とインターネットと言う「個人とマスとの情報の双方向性を提供するツール」とでは、生活者の考え方もアプローチも違うのではないでしょうか?
インターネットは決して「万能ツールでは無い」と思います。
むしろ、これから先「棲み分け」ということになっていくと思うのです。
それを決めるのは、堀江社長でもなければフジテレビなどのメディアでもなく、私たち生活者のはずです。
果たして、堀江社長はインターネットを利用し、テレビやラジオを視聴、新聞で内容を確認している生活者にどれだけ目を向けているのでしょうか?
もうひとつ気になることがあります。
それは「企業は人の集まりである」ということです。
後期印象派の画家、スーラの有名な絵に点描画の作品がいくつかあります。
正に企業は、様々な個性の人たちが集まった「点描画」だと思うのです。
一つひとつの点(=人・個性)を大切にするからこそ、一つの絵として美しいと感じ、「企業文化」というものに共感するのではないでしょうか?
「現在、ニッポン放送で働く人たち、そしてフジサンケイグループで働く人たちの豊かな個性と、企業文化をどのように考えているのか?」堀江社長からは伝わってきません。
だからこそ、多くの人たちが「マネーゲームだ」というのではないでしょうか?
異質な企業文化の融合から、新しい企業文化が生まれてくる可能性は多いにあります。
しかし、その為に必要なことを堀江社長は忘れているような気がしてなりません。