日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

今週の出来事から

2006-02-10 22:22:47 | アラカルト
堀江さん逮捕から、10日以上経つのに連日メディアを騒がし続けている「ライブドア事件」。
「堕ちた勝ち組み」にトラックバックくださった「わたしさくらんぼ」のさくらんぼだいおうさんが、指摘されているとおり「時代の寵児」と言われるためには、メディアや政財界の支持がなくては、言われないこと。
確かに、堀江さんはメディアや政財界の力を利用して「自社株の時価」を上げることに成功したと思うが、それを利用したメディアや政財界という姿もあったはず。
案外庶民は、そのような人たちに対して「何を今更、手のひらを返して・・・」と冷静に思っているのかも。

それにしても、キーマンといわれる野口さんの自殺には暴力団が関わっているのでは?というゴシップ的な報道から、「粉飾決済」、「マネーロンダリング」、「海外の借口座」や「隠し財産」等など、IT企業というイメージとは相当かけ離れた古めかしい言葉が並ぶ。
まるで、高層インテリジェンスビルの外装をした、安普請の古い雑居ビルというイメージすらある。
その雑居ビルに入居していた人(M&Aで子会社化された企業)の一部が、既に出たいと言いはじめている。
それはそれで、仕方のないことだろう。
むしろ「ライブドア」という名前が企業名にあるだけで、企業イメージは悪くなるばかりなのだから。

意外な進展を見せたのが「耐震強度偽装問題」。
今度は、九州で見つかった。
盛んに言われた言葉が「非姉歯」という言葉。
「姉歯」という言葉は、「耐震強度偽装問題」における、一般名詞(?)となってしまったようだ。
今回の問題は、昨年11月に「姉歯一級建築士による、耐震強度偽装」が発覚する前に、既にマンション住民が、提訴していること。
もし、今回問題となったマンションの事件が大きく取り上げられていたら、「耐震強度偽装問題」も、もっと早く分かったかも知れない。
そうすれば、強度不足と分かっていながらマンションを引き渡すなとど言うことも、防げたのではないだろうか?
日本の建築業界・・・信用・信頼失墜です。

先日の秋篠宮妃殿下の第三子ご懐妊のニュース。
ニュース速報のほうが先で、秋篠宮殿下はニュース速報の後で知った、という事実。
皇室報道における、日本のマスコミは「ウォーターゲート事件」以上のシステムを持っているのだろうか?「壁に耳あり障子に目あり」どころの騒ぎではない。
これでは、皇太子ご夫妻の第二子というのは、難しい気がする。
いっそ、海外でマスコミの目のないところで、ご家族が過ごされるほうが「コウノトリ」のご機嫌も良くなるのでは?
そして、「木偶の妄言」brotherjin さんが、指摘されているように「第三子=男子」という妄想を抱いている人が、いるようなのだ。
ご懐妊といっても、まだ6週目。性別も何も分かる状態ではない。
にも関わらず、男子誕生のようなことを言ってしまうのは、何故だろう?
それほどまでに「男系男子」を守らなくてはいけない理由は?
「日本の文化・伝統を作ってきたのは、男性」だと言うことらしいのだが、本気でそう思っているのだろうか?
世界最古の「長編小説」は、紫式部の「源氏物語」だと記憶している。
また、かな文字をつくり・使いはじめたのも平安の女達だったのでは?
「男子男系」を支持する国会議員のひとり、平沼赳夫衆議院員が「愛子様が、将来海外留学をされ、そこで恋に落ち、ご結婚でもなされたら『青い目の天皇』が、誕生するやも知れぬ」と、何かの席で声高に話している姿を見たときは、余りにも飛躍しすぎた妄想に笑ってしまった。
そこまで心配をするなら、学習院の中・高等学校を男女共学にすることを提案したほうが、まだ現実的な話のように思うのだ。
常に、それなりの家柄の男性に囲まれていれば、「青い目の男性」と恋に落ちる前に、男性を見る目が養われ、「それなりの家柄」の男性と結婚される可能性が、高くなるのだから。