日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

テレビの視聴スタイル

2006-02-16 22:25:38 | ライフスタイル
毎日新聞のWEBサイトに「テレビが消える日」と言う記事が、掲載されている。
2回にわたる読者参加の企画記事なのだが、おそらく今回意見を述べているような生活者は、多いのではないだろうか?

我が家のテレビは、18年前に購入した古いテレビ。
だからと言って、困ることはない。
実際にテレビの視聴時間など、1日3時間もあればいいほう。
PCのように、OSが進化して困ると言うものでもない。
まぁ、今度買い換えるなら「地上デジタル」が受信できるものにしよう、という程度なのだが、まだまだ、地上デジタルを受信できるテレビは高価だし、完全放送までには時間があるので、それまで今のテレビが持ってくれれば良いな~と言う程度なのだ。
それだけではなく、今年に入ってからPCでも地上デジタルが受信できるタイプのものが、発売された。
木村拓哉さんと石田純一さんが出演している、CMのPCだ。
当然、他社も追従するだろう。
とすれば、テレビそのもののあり方を考え直す時期とも考えられるのでは、ないだろうか?

先日もNHKが「受信料未払い者」に対して訴訟も辞さないと言う報道があった。
何度も拙ブログで書いてきているが、NHKの前提である「テレビを見る人は、NHKを見る人」があるからだろう。
でも、私などはNHKをまず見ることがない。
何故なら、つまらないからだ(正しくは、ニュース以外)。
まぁ、ニュースくらい・・・といっても、夕方7時のニュースを見る機会がないのだから、いつ見るのか?ということになってしまうし、今やインターネットでニュース映像などを見ることもできる。
この春、話題になっている携帯電話の一部は「ワンセグ」と呼ばれる「多機能型携帯」で、その内容は「モバイルPCの携帯電話版」と言えるほどなのだ。
やはり、根本から「テレビ」というモノを見直す必要があるのだ。

何れテレビは「地上デジタル」が、当たり前となってくるだろう。
だからと言って、「テレビを見ている」とは限らない。
そもそも「地上デジタル」によって、何が変わるのだろう?という疑問が、生活者の中にはあるような気がする。
「ビジネスチャンスが増える」と考えるのは、企業サイドの思い。
それをどう受け止め、価値を感じるのか?というのは、生活者。
そのギャップは、今まだ埋まっていないように感じる。

どこか、生活者の気持ちを置き去りにしてはいないだろうか?
ちなみに、NHKについては「ニュース及び教育専用」の放送局となることと、国会で予算を了承得ない完全独立となれば、それなりの受信料を払っても良いと思うこの頃だ。