日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

家事をしない日が欲しい・・・-女性の祝日感-

2007-11-22 20:41:54 | ライフスタイル
Yahooのトピックスに、連休増、女性がより否定的=秋のGW、6割が反対-中央調査社と言う記事があった。
この記事を読んで、「確かに・・・」と思った女性は少なくないだろう。
主婦の場合、休日だろうと家事をしない日はない。
仕事を持っていれば、「休みの日ぐらい、ゆっくり休ませて・・・」と言うのが、本音だろう。
家事をしながら、ダンナがゴロゴロとテレビを見ながら過ごしている姿を見ると、「どうして、私だけ?」と言う気持ちにもなってくるのではないだろうか?

この統計の数字をどのように見るのか?と言うコトも重要なこと(賛成と反対のポイント差が少ないので、否定的とは言い切れない)だが、傾向を見ると言う点では参考になるだろう。
政府の「ハッピーマンデー」と言う休日になってからは、「成人の日」や「体育の日」が以前の祝日に近い月曜日となった。
それにより土・日・月と3連休になり、レジャーを楽しむ人たちが増え、消費行動にもプラスが多いというのが、狙いだったはずなのだが現実はどうなのだろう?
1日は家でゆっくり、2日目は遊園地などで過ごし、3日目は翌日への英気を養うと言うのが、平均的なパターンなのではないだろうか?
まして、ガソリンの高騰や食料品の値上げラッシュにより、明日からの3連休の過ごし方を考えてしまっている、と言う家庭もあるのではないだろうか?

それに加え、大型連休となると遊園地や行楽地などへの「大移動」が始まるため、車を運転するお父さんもその実「疲れた休日」となっている可能性がある。
日本人の「休日の過ごし下手」と言うコトなのかも知れないが、遊園地を含む行楽地以外での「休日の過ごし方」と言う提案が、あっても良いような気がする。
何よりも「何もしない日」、「まったりと家族で過ごす1日」と言う発想があっても良いだろうし、「家族で家事をする日」と言うコトもアリなのではないだろうか?

知人に、奥様がご病気をされ家事をしている男性がいる。
その彼は、「家事をする事の大変さ」を感じているらしいのだが、お母さんの代わりにお父さんが家事をする必要はない。
年齢に応じた家事の手伝いを、子供たちにもさせてみることも、大切なのではないだろうか?

話題の映画「続・三丁目の夕日」の時代には、当たり前のように子供が家事を手伝っていた。
休日こそ、家族で楽しむ家事があってもよいのではないだろうか?
それが昨今流行の「スローライフ」だとか、「ロハス的生活」の第一歩のような気がするのだが・・・。