「サブプライム問題」で、株価が急落している。
その影響もあり、日本の金融機関の経営が悪化している。
先日発表された9月期の中間決算でも、「ノンバンク」の不振に加え「サブプライム問題」で、相当収益減が見込まれている。
金融企業のテレビCMが解禁され大分経つ。
特に最近は、「元本保証のない」金融商品(例:信託銀行など)のテレビCMが目立つ。
金利が限りなく0%に近い現在、「少しでも利殖性の高い金融商品で、資金運用をしたい」と考えるのは庶民感覚としてよく分かる。
今後の公的年金の保証が、期待できないコトも十分考えられるコトを考えれば、「防衛策」ともいえる。
それが、個人向けの金融商品として注目され、テレビCM等でも様々な金融商品を紹介するコトとなっている。
だからこそ、テレビCMで「元本保証がない」と言うコトもシッカリPRしなくてはいけないのだ。
そればかりか、日銀が中心となって証券会社や銀行が熱心に、「金融教育」を実施している。
「金融教育」が悪いとか、「お金儲け」が悪いとは言わない。
ただ「お金」に振り回される、昨今の「All or Nothing」的思考の人生観の要因の一つとなっているとすれば、問題のような気がするのだ。
ところで、先の「サブプライム問題」のコトを考えると、もしかしたら「元本保証のない金融商品に、金融企業が手を出し、運用に失敗したのではないか?」と言う気がしてくるのだ。
言い換えれば、「元金保証がないので、運用判断は自己責任ですよ」と言っている企業が、「自己判断で、元金保証のない金融商品に手を出して、出資者(=株主・預金者・信託者)の利益を勝手に無くしている」のではないか?と言う気がしてくるのだ。
バブルが崩壊した時、銀行や証券会社の倒産が続いた。
そのため預金者保護の名のもと、「公的資金」と言う名前で税金が投入されたコトを記憶している方は多いだろう。
このときは「銀行が潰れたら大変だから、仕方ない」と言う雰囲気があった。
だが考えてみれば、投資先について銀行などの金融機関から、預金者などの顧客に説明があったのだろうか?
しかし、考えてみれば「金融企業の(運用における)自己責任」と言うコトを、問われるコトはなかった。
テレビCMで見る、様々な金融商品の最後に流れるテロップ「元本は保証されていません。運用には自己責任をもって」などと言うコメントを当たり前のよう見ているのだが、さて「企業の自己責任は?」となると、一体どうなっているのだろう。
「サブプライム問題」では、アメリカの金融機関のCEOは責任をとって辞任している。
果たして日本は?
「偽装問題」の責任を問われている企業は、後を絶たない。
金融企業にも当然のことながら、その責任を求めるのはおかしなコトなのだろうか?
その影響もあり、日本の金融機関の経営が悪化している。
先日発表された9月期の中間決算でも、「ノンバンク」の不振に加え「サブプライム問題」で、相当収益減が見込まれている。
金融企業のテレビCMが解禁され大分経つ。
特に最近は、「元本保証のない」金融商品(例:信託銀行など)のテレビCMが目立つ。
金利が限りなく0%に近い現在、「少しでも利殖性の高い金融商品で、資金運用をしたい」と考えるのは庶民感覚としてよく分かる。
今後の公的年金の保証が、期待できないコトも十分考えられるコトを考えれば、「防衛策」ともいえる。
それが、個人向けの金融商品として注目され、テレビCM等でも様々な金融商品を紹介するコトとなっている。
だからこそ、テレビCMで「元本保証がない」と言うコトもシッカリPRしなくてはいけないのだ。
そればかりか、日銀が中心となって証券会社や銀行が熱心に、「金融教育」を実施している。
「金融教育」が悪いとか、「お金儲け」が悪いとは言わない。
ただ「お金」に振り回される、昨今の「All or Nothing」的思考の人生観の要因の一つとなっているとすれば、問題のような気がするのだ。
ところで、先の「サブプライム問題」のコトを考えると、もしかしたら「元本保証のない金融商品に、金融企業が手を出し、運用に失敗したのではないか?」と言う気がしてくるのだ。
言い換えれば、「元金保証がないので、運用判断は自己責任ですよ」と言っている企業が、「自己判断で、元金保証のない金融商品に手を出して、出資者(=株主・預金者・信託者)の利益を勝手に無くしている」のではないか?と言う気がしてくるのだ。
バブルが崩壊した時、銀行や証券会社の倒産が続いた。
そのため預金者保護の名のもと、「公的資金」と言う名前で税金が投入されたコトを記憶している方は多いだろう。
このときは「銀行が潰れたら大変だから、仕方ない」と言う雰囲気があった。
だが考えてみれば、投資先について銀行などの金融機関から、預金者などの顧客に説明があったのだろうか?
しかし、考えてみれば「金融企業の(運用における)自己責任」と言うコトを、問われるコトはなかった。
テレビCMで見る、様々な金融商品の最後に流れるテロップ「元本は保証されていません。運用には自己責任をもって」などと言うコメントを当たり前のよう見ているのだが、さて「企業の自己責任は?」となると、一体どうなっているのだろう。
「サブプライム問題」では、アメリカの金融機関のCEOは責任をとって辞任している。
果たして日本は?
「偽装問題」の責任を問われている企業は、後を絶たない。
金融企業にも当然のことながら、その責任を求めるのはおかしなコトなのだろうか?