今朝FMを聞いていたら、今年のCD売り上げ1位がAKB48だった、というニュースがあった。
ここ数年、毎年のようにCD売り上げ年間1位=AKB48という気がしているのだが、テレビを見ないので「そんなものかな~?」という気がしていた。
FMを聞いていると、ゲスの極み乙女とかSEKAI NO OWARI、家入レオ、秦基博のほうがよく聞いたような気がしている。
もちろんFM番組や放送局によっては「今月の一押し楽曲」と言われる、ヘビーローテーションされる楽曲があるので、FMでよく聞いた=ヒットした楽曲とは言い切れないのだが、AKB48の新しい楽曲に関してはほとんど聞いた記憶がない。
そんな疑問を持つのは、私だけではないようで、Yahoo!に同様の記事が掲載されていた。
Yahoo!トピックス(現代ビジネス):AKBより三代目JSB!? CD販売数ではもはやわからない「本当の流行歌」 「ヒット曲の方程式が変わった」
上述した通り、私にとっての主な音楽情報源がFMということもあり実は三代目JSBの楽曲もヒットした、という印象があまりない。
ただ、記事にある通り今のヒット曲を生み出すツールは、CDだけではない。
いわゆる「ダウンロード」という方法もある。
その一方で、いまだに「カセットテープ」も健在だ。
演歌歌手と言われる方々の多くは、実はCDよりも「カセットテープ」のほうが売れている、という話を聞いたコトがある。
おそらく、演歌を好まれる方の年齢と関係しているのだと思うのだが、おそらくCDよりも「カセットテープ」のほうが、扱いやすいのだと思う。
かと思えば、演歌歌手というカテゴリーに属する?小林幸子さんなどは、今年「ラスボス幸子」という名前で「ボーカロイド」アレンジした楽曲で、いきなり若い世代から支持されるようになった、というケースもある。
この場合は、youtubeのような動画サイトによる、ヒットと言えるかもしれない。
それだけ、音楽を楽しむツールと環境が多様化している、というのが今なのだと思う。
何より今年は「音楽配信」に関しては、様々なことがあった。
appleをはじめとして「定額制」を導入したことで、これまで1曲あたり〇〇円という利用料金を気にすることなく、自由に好きなだけダウンロードする、という音楽の聴き方が始まったのだ。
こうなると、実際ダウンロードされた楽曲に人気があったのか?とりあえずダウンロードされが楽曲なのか?区別がつかなくなってしまう。
これからは、かつてのような「国民的大ヒット曲」と呼ばれるような、時代を象徴するような誰もが知っている大ヒット曲は、無くなっていくのかもしれない。