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ノーベルのことば

2015-12-04 19:10:36 | 徒然

12月10日、ノーベル賞の受賞式がある。
ご存じのとおり、ノーベル賞は科学者ノーベルが創設した世界的権威のある賞である。
その受賞対象となる分野も幅広く、ノーベルの研究分野であった科学~文学賞、平和賞、経済学賞まである。
日本人受賞者が圧倒的に多いのは、科学の分野。
それまでの研究成果が、世界的に認められたとして、その研究者にスポットライトが浴びる瞬間でもある。
ここ何年かは、コンスタントに日本人受賞者が出ており、「ノーベル賞」そのものが身近に感じられる賞となってきたような気がしている。

創設者であるノーベルが、なぜこのような賞を創設したのか?ということについても、有名な話だ。
自身が研究・開発をした「ダイナマイト」が、世界中で爆発的に使われるようになり、巨万の富を得たによるもの。
ノーベル自身は「ダイナマイト」が、生活に役立ち、生活を豊かで便利なモノとして使われているコトに、大きな喜びを感じていた半面、戦争の道具として使われる「ダイナマイト」に、心を痛めていた。
科学者・ノーベルの思いは「生活に役立ち、暮らしを豊かにする」研究や、平和のために力を尽くす人や団体を、表することで、「より豊かな世界」を創ろうとしたのが「ノーベル賞」だと言われている。

おそらくそのようなことは、多くの方が知っていらっしゃるコトだと思う。
では、以下のことばもご存じだろうか?

「人生は気高いものだ。

 自然から授かったこの宝石を、人は磨く。
 輝く光がその労に報いてくれるまで。」

感じて、感じの世界(11月29日放送より)

この言葉は、ノーベルが生前に遺したことばだそうだ。
確かに、世界を大きく変える研究や人のために力を尽くす人の姿は素晴らしい。
しかし、努力を重ね続けた人すべてが、「賞に値する」と言っているような気がする。

ノーベル賞の授賞式がある12月10日は、大手企業と公務員の賞与支給日。
賞与のある・なしに関係なく、多くの人たちが光り輝くような社会であれば・・・と、このことばから感じるのだ。