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安倍前首相と桜を見る会の問題は、どうなっていくのか?

2020-11-24 20:55:54 | 徒然

安倍前首相と桜を見る会における「お金の出どころ」について、重要な内容が発表された。
それは、「桜を見る会前夜祭」で、800万円に近いお金を補填していた、という内容のニュースだった。
日経新聞:安倍氏側が800万円超負担か「桜を見る会前夜祭」

2013年~2019年という6年間で、800万円の補てんを安倍氏側がしていたという内容だ。
確か、これまで安倍さんは「このようなこと(=補填)などはしていない」という、発言を早々に否定したことになる。
昨日は「安倍前総理秘書らから任意聴取」という記事があった。
これまで頑なに「聴取」を拒んできた安倍さん側が、今回積極的に秘書などへの事情聴取が行われた背景には、何があったのだろうか?
単に、安倍政権から菅政権に変わったという理由だけなのだろうか?

800万円を超える負担というのは、安倍前総理が開いた「前夜祭」でのホテルの領収書から、判明したこととは言え6年間で800万円という額は、決して小さな額ではない。
そのような金額が、領収書無しに支払われていたとすれば、それはそれで不自然だし、領収書を発行する側のホテルにも問題がある、ということになる。
もし、ホテル側が知らぬ存ぜぬのような対応をしてしまえば、ホテル側は生活者からの信頼を大きく失うことになる。
「新型コロナ」の感染拡大により、ホテルは大打撃を受けている業種の一つとなっていることを考えれば、ホテル側としては「新型コロナ」による宿泊者の減少は、致し方ないと思えても、領収書(=売上管理)ができていない、という理由によって社会的信頼を失うことの方が、ホテルに対するイメージダウンだけではなくホテルの存続にも関係してくる問題となってくる、と考えたのではないだろうか?

今現在の菅総理の発言などから、「安倍前首相の考えを踏襲している」というイメージが定着し始めている。
それが、良いイメージのものであれば、菅政権にとってプラス材料となれば良いが、「桜を見る会」に関連した問題は菅政権にとって大きなダメージを与えるだけではなく、今後の自民党そのもののイメージダウンとなってしまう、と考えているのではないだろうか?
となれば、既に過去の政治家となりつつある安倍前首相の「桜を見る会」を含む様々な問題を、一気に片づけてしまう必要があるだろうし、素早い処理をすることで逆に菅政権や自民党全体のイメージアップへと繋がっていく、という判断がされたのでは?という気がしている。