日経MJに、今年上半期のヒット商品番付が掲載されている。
日経MJ:2013年上半期ヒット商品番付 高揚・堅実、二刀流
紹介している記事は、一部抜粋のWEB記事。
詳細は本誌を読んで下さい、と言うコトだが、東西の横綱を見て「アベノミクス効果なのかな?」と、やや半信半疑。
確かに、上半期における「アベノミクス効果」は高かったと思う。
「消費意欲が高くない」と言われている「さとり世代」が、10万以上の腕時計などを購入している、と言われているコトを考えれば、東の横綱に「高級腕時計・宝飾品」が選ばれるのも、納得がいく。
一方西の横綱に選ばれた「住宅ローン」だが、「アベノミクス効果」というよりも、来年の消費税アップを考えてのコトでは?と言う気がしている。
と言うのも、一部週刊誌などでは「消費税アップ前に購入するのがベスト」として、住宅を挙げているからだ。
一部大手企業は、円安になったコトで為替差益で相当額の収益増となった。
それを受けて、賃上げやボーナスのアップが期待されている。
ただ、その「アベノミクス」による「円安」も、今月に入ってからは再び円高傾向になり、差益分などは、既に無くなってしまったのではないだろうか?
そう考えると、西の横綱である「住宅ローン」は、堅実だとは言えないような気がするのだ。
何より株価の乱高下など、腰を落ち着けて事業投資を行う、と言う気分がすっかり減退してしまったのではないだろうか?
安倍さんの「三本の矢・経済成長策」も、「で、具体的には?」というトコロが見えてこない。
もちろん、経済を動かす中心は企業だが、企業が安心して事業投資が出来るような為替市場や株式市場にはなっていない、と言うトコロがとても気になるのだ。
何となく感じるのだが「アベノミクス効果」そのものは、既に終わってしまっているのでは?
そもそも上半期、「アベノミクス」で景気が良くなった、と言う高揚感を感じていた人は、ほとんど無かったのでは?
3月頃(だったと思う)やたらと目に付いた「リフレ政策」も、すっかり聞かなくなった。
計画的にインフレを起こし、景気の浮揚とする・・・と言う政策効果は、一瞬で終わってしまった感があるのだが・・・。
為替差益による一時的な収益増にしても、輸出先の中国の動きも怪しげだ。
と言うのも、ここに来て中国経済の陰りのようなものが、次々都報道され始めている。
一部では「中国版サブプライムローン」が起きるのでは?と言う噂もある様だ。
その様な噂を聞くと、「アベノミクス」の高揚感などは失せてしまうのでは?
今月を過ぎると、下半期。
「アベノミクス」に浮かれている場合では無い・・・と言う気がする。
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