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国際貢献ってなんだろう?-新テロ特措法とわたしたち-

2007-12-11 20:17:53 | ライフスタイル
毎朝聞いているFM番組で、レインボー・プロジェクトと言う、企画参加を募集していた。
家の片隅に眠っているクレヨンや絵具、鉛筆などがあれば、参加されてみるのもイイのではないだろうか。
このようなプロジェクト参加は、私たちにとって身近にできる「国際貢献」と言う気がする。

ところで今、国会で論議されている「新テロ特措法」だが、今論議しなくてはならない議題なのだろうか?と言う疑問がある。
13日に裁判所から和解案が出される「薬害C型肝炎患者救済」のほうが、優先すべき問題だと思うのは、私だけではないと感じているのだが・・・。
先日会計監査院から発表された、各省庁の無駄遣いリストには厚労省は上位にランクされていたように思う。
省内では無駄遣いをしながら、日々命を削って生きている薬害患者さんには「知らん顔」という態度は、生活者の「医療制度に対する不信感」ばかりを与えているように思うのだ。
その事よりも、米軍の後方支援のほうが「国益」だとして、「恒久的新テロ特措法」を優先させている国会と言うか与党の姿は、国民よりも米国(ブッシュさん)に顔を向けているようにしか思えないのだ。

そもそも「恒久的テロ特措法」と息巻くみなさんは、今のような民族間だとか宗教、イデオロギーなどが問題となる、国際紛争が永久に続くと思っているのだろうか?
国際紛争の原因が変われば、その対応策も当然変わっていくはずだ。
既に一部では、将来的な国際紛争の問題は「環境問題に端を発した『水資源』の確保」に変わっていくと言われ始めている。
とすれば、当然「今」だけではなく「将来」を見据えた「国際貢献」と言うコトを、真剣に論議しなくてはならないはずなのに、どうも今国会を見ていると目先の事だけに終始し、「将来的な国民の国益」と言う視点がないように感じるのだ。

この「レインボー・プロジェクト」を聞いたとき、思い出した事があった。
それは20年ほど前だろうか?多くの女性の憧れ・エルメスの「アフリカ・プロジェクト(正式名称ではない)」と言うチャリティーがあったことだ。
アフリカの飢餓に苦しむ地域の子供たちにエルメスが絵の道具などを提供し、その中からスカーフのプリント図柄としたチャリティーがあった。
収益は、ユニセフに寄付されたと記憶しているが、子供たちの置かれている社会状況は決して明るいモノではないにも関わらず、子供たちの描くアフリカはイキイキと躍動していた。

エルメスほどの影響力を私たちは持っていないが、子供たちのこころを少しだけ明るくさせることができるかもしれない。
本当の国際貢献というのは、地に足がついた将来的な視点にたったモノ・コトなのではないだろうか?



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