いつもiらしく

いつも自分らしく生きたい!
素敵に年を重ねていつも愛らしくいたい!
そしてわたしはいつもiMacと一緒・・・

羽化直後のキアゲハ、その神秘と悲劇(その1)

2010年09月21日 | 自宅周辺の蝶
キアゲハの観察記録、これが最後となります。


今まで、
産卵の様子幼虫の成長記録前蛹→蛹→羽化(その1)前蛹→蛹→羽化(その2)
動画で見る羽化の瞬間初めてキアゲハ誕生
…を、それぞれアップしてきました。
(アップの順番は前後しておりますが…)


今回はキアゲハ最終回ということで、羽化直後のキアゲハが翅を伸ばして美しく変身する感動的な様子と、その誕生したばかりの幼いキアゲハに襲いかかった、悲劇ともいうべき実態を見ていただこうと思います。
(今までA君からE君が登場しましたので、今回はF君とG君に登場していただきましょう…)


羽化した瞬間のキアゲハ、その驚きの姿・・・
翅を伸ばすときの、その神秘的な姿・・・
翅を開いたときの、その美しさ・・・


次々と感動の場面が続きますが、その間にはとんだ(まだ飛べないけど…)ハプニングもあります。


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まずは、《キアゲハF君の短時間で美しく変身する翅》です・・・


朝、窓の外を眺めたときには、すでに羽化したキアゲハがそこにいました。
(時間の経過にもご注目を…)


羽化間もないキアゲハ・・・(7時00分26秒)

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翅が伸びてきた・・・(7時02分02秒)

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前翅も伸びてきた・・・(7時02分59秒)

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たった2分半ほどで翅が伸びましたね。


美しい翅になりました・・・(7時07分33秒)

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この段階ではまだ翅を開くことはできませんが、7分でこんなにきれいな翅の形になるんですねぇ~


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次は、羽化直後から旅立ちまで《キアゲハG君の美しくもちょっぴり辛い物語》です・・・


羽化直後のキアゲハG君の、感動的な数々の場面をじっくりとご覧ください・・・
(感動的な場面あり、衝撃的な場面あり、ほっこりするような場面もございます…)


キアゲハG君、ある日蛹になっているのを発見・・・(9月2日のこと)

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翅の色が透けて見えます、本日間違いなく羽化するでしょう・・・(9月7日、6時38分)

P1290532


…ということで、蛹に気遣いながらこの周辺の草取りをして、様子をみることにしました。


草取りの手を休めてふと顔を上げると、すでに羽化が始まっていました。


「あらっ、半分以上出ちゃってるぅ…」(9時22分45秒)

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(ピンボケだけど、大事な証拠写真なので…)


「G君、無事に羽化できてよかったね…」(9時23分00秒)

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ホッとひと息ついた次の瞬間、わたしは心が凍り付くような衝撃に襲われてしまいました。
そこに見たものは、胴体ばかりが大きくて、翅がちっちゃな奇形児のキアゲハG君です。
「なに?このキアゲハは。可哀想なG君…」


実は、羽化した瞬間のくしゃくしゃキアゲハを見たのは、この時が初めてだったのです。
(すでに動画でブログにアップしてある羽化の瞬間は、この二日後の9月9日のことでしたから…)


一瞬体中に衝撃が走って、何も考えられないくらいに頭の中が真っ白になってしまいました。
しばらくして、落ち着いて考えてみると、
「な~んだ、翅が縮んでいるだけなのかぁ…」と、
ようやくその状況が理解できて、胸をなでおろしたのでした。


それでは、翅の変化をご覧ください・・・
(翅の長さと共に、お腹の太さにもご注目を…)


ショッキングなG君の姿・・・(羽化してから、17秒後)

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膨らんでいる腹部から翅に体液が送られて、徐々に伸びてきた・・・(羽化後、4分後)

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翅が伸びてきて、美しいキアゲハになりつつある・・・(羽化後、5分後)

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少しの間に、くしゃくしゃの翅が随分伸びてきましたねぇ~


突然、ストローを伸ばしたりクルリと丸めたりする動作が始まりました


これは、吸蜜するときの練習でしょうか・・・・・・(羽化してから、6分後)

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この動作(↑)は、2本になっているストローを貼り合わせて1本にしているのだそうです。
(吸蜜の練習ではなかったのですねぇ~)
この画像ではその様子がわからないのですが、以前アップした動画を見ると、
ストローの先端が2本に分かれているのがよくわかります。


まだやわらかい翅をヒラヒラさせています・・・(羽化してから、13分後)

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翅を乾かしているのでしょうね。
その姿は、しなやかで美しい・・・


…と、その時です! 突然何かがやってきました。(羽化してから、28分後)


「あらっ、どうしたの? その身構えのポーズは…」

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写真(↑)の下部に、なにやら怪しい影が・・・
もしや、天敵の襲来か? いやいや違うようですね。


「あらまぁー、これは先輩キアゲハさんの歓迎でしょうか…」

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「ん? でも様子が少し変! 襲ってるみたい…」

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「何やらちょっかいをだしてますねぇ…」

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「ん? このポーズは、もしかして求愛でしょうか?」

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「ねぇー、ちょっとしつこいんじゃないの?…」

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ようやく諦めたようで、飛び去って行きました。(羽化してから、30分後)


「あらら、翅がこんなに汚れちゃって…」

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翅を傷めたんじゃあないかと心配でしたが、どうやら大丈夫のようです。


ようやく翅を開きました。(羽化してから、40分後)
でも、翅が乾いてないからまだ飛べません。


「無事に翅が開いて、ホントよかったね…」

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羽化したばかりの幼いG君にとっては、とんだ災難だったことでしょう・・・
でも、無事に翅を開くことができて、本当によかった!


長くなりますので、今日はここまで・・・


さてさて、このキアゲハG君はこの後どうなるのでしょうね。
このまま翅が乾いて、無事に飛び立っていくのでしょうか?
それとも、さらなる試練が待ち受けているのでしょうか?


このあとの様子は、続編として(その2)でお話しましょう・・・

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可愛らしいハーブの花たち♪

2010年09月19日 | 我が家の花(2010)
キアゲハの話題が続いて、虫が苦手な方には不快な思いをさせていたのではないでしょうか・・・
(後日、まだ二度ほどキアゲハの話題をアップする予定ですので、ヨロシクね…


今日は秋空のように爽やかな気分で、ハーブのお話で~す・・・


…と言っても、ハーブの効用などの難しいお話ではなくて、
今まだ庭で咲いているハーブの花たちを集めてみました。花の最盛期は過ぎちゃってますが・・・
(カモミールなど春から夏にかけて咲いたハーブたちは、他の花と一緒にすでにご紹介済みです…)


ハーブの香りはお届けできませんが、せめて可愛らしお花を眺めていただきましょう・・・


アップルミント

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(繁殖力旺盛で、放っておいてもナチュラルハーブガーデンができてしまう…)


オレガノ

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(昨年頂いて、嬉しい庭デビューです…)


カラミンサ

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(こちらも同じく初めて咲いた、可愛らしい花…)


レモンバーム

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(これまたデビューしたて、淡いクリーム色がきれいです…)


ハッカ

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(昨年義兄から頂いたハッカ。段菊そっくりのきれいな花でビックリ…)


ボックセージ

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(イチモンジセセリも、この花がお気に入りみたい…)


チェリーセージ

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(初秋になると、真っ赤な色が鮮やかさを増しますね…)


ナスタチウム

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(これ、こぼれ種から育ちました…)


フェンネル

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(キアゲハですっかりお馴染みの花です…)


我が家のハーブたちは、庭や畑のあちこちで自由気ままに育っています。
(『ハーブガーデン』などというオシャレな植え方をしてないものですから…


去年も一昨年も、このブログで「ハーブのことを少しお勉強して本来のハーブとしての役割を…」みたいなことをお話していたような・・・
でも、相変わらずハーブの花を眺めているだけで、全然進歩のないわたしです…


ハーブの花って、こうしてみると可愛らしいですねぇ~


昨年は色んなハーブが仲間入りて、今年初めて咲いた花も何種類かありました。
(ハーブとは知らずに植えた花もあるけれど…)


ハーブは花だけではなくて、葉の香りも楽しむことができますね。
顔を近寄ると、ふわぁ~っと素敵な香りに包まれます…

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キアゲハの幼虫、前蛹→蛹→羽化(その2)

2010年09月17日 | 自宅周辺の蝶
前ブログに続いて、《前蛹→蛹→羽化》の様子です。


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そして次は、蛹の色にビックリ《終齢幼虫C君》の場合・・・


終齢幼虫C君は、気付かない間に羽化して飛び立ってしまったので、極簡単に・・・
このC君、蛹になる場所探しがちょっと愉快でした。


蛹になった場所は、フェンネルからなんと13mも離れた家の壁。
これはA君やB君よりも遠く、記録更新です!


黄色い花の咲くフェンネルから右へ進んで→突き当たりを左に曲がって→ずっと先の壁・・・

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まずは、農作業道具(レイキ)の柄をよじ登り・・・

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そこはお気に召さなかったようで、今度は長靴に・・・

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汚い長靴が気に入らなかったのか、その隣の棚の足に移動・・・

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やれやれ、ようやく場所を決めたようですね。
…ということで、C君の追跡はここまで・・・


2時間程して行ってみると、C君がどこにも見あたらない!
A君と同じで、どうやらまたフェイントを食らってしまったようです。


棚の後やその近辺を探してみたけれど、どこにもいない・・・
あちこち探して、かなり離れた壁で固まっているC君を見つけました。


君はここで『前蛹』になるんだね・・・

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その二日後、無事に蛹になっていました。


でも、その蛹を見てビックリ仰天。蛹の色が変です!
緑色じゃあなくて、白黒の蛹???


黒い壁で、『蛹』になった白黒C君・・・

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台座となる物の色によって、蛹の色も変わるのでしょうか? これも擬態?
真相はわかりませんが、思わぬ発見でした・・・


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終齢幼虫のA君、B君、C君はそれぞれ長い道のりを移動して、蛹になる場所探しの旅に出たわけですが・・・
中には、フェンネルの枝でそのまま蛹になって羽化する幼虫もいくつかいました。
(そんな終齢幼虫たちは、わたしに似てちょっと横着者なのでしょうかね…)


フェンネルの枝で蛹になった、横着者《終齢幼虫D君》の場合・・・・・・


あれあれ、体が縮まって様子が変だぁ・・・(産卵から17日目(8月21日)、16時04分)

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まさか場所探しに出かけることなく、ここで蛹になろうという魂胆じゃあないでしょうねぇ~


翌日、やっぱりここで『前蛹』になっていた・・・(産卵から18日目(8月22日)、8時39分)

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頭の方から徐々に色が変わってきたから、そろそろ『蛹化』かなぁ?・・・(同、13時03分)

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(蛹化の様子は、この後登場のE君でご覧ください…)


はやっ、もう『蛹』になったぁ・・・・・・(同、14時36分)

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そして、9日後です。


この様子だと、明日の朝には『羽化』しそう・・・(産卵から27日目(8月31日)、15時55分)

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翌朝窓から覗くと、すでにD君は立派なキアゲハとなってましたぁ・・・
(産卵から28日目(9月1日)、7時27分)

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この朝は、1時間寝坊をした日でした。 あぁーあ、こんな日に限って朝寝坊とは…
いつもの時間に起きて窓を覗いていたら、羽化の瞬間に間に合ったかもしれないのに・・・


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蛹へと変身する《終齢幼虫E君》の場合・・・・・・


最後に、前蛹から蛹になる瞬間をほんの少しだけとらえたので、見てくださいね。
(気付いたときには大部分が蛹化してましたが…


『蛹化』の瞬間・・・(16時33分52秒~16時35分09秒)

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蛹化に気付いてから、2分足らずのできごとでした。
このような瞬間に出会えたことも、貴重な体験だったかなぁ・・・


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前回と今回、二回のブログでキアゲハの《前蛹→蛹→羽化》の、様々なドラマティック(?)な場面をご覧いただきました。
終齢幼虫A君からE君まで、芋虫といえどもそれぞれに色んな感動を与えてくれますねぇ~


庭で確認ができた蛹のすべてが、無事にキアゲハとなって飛び立ってくれたことが一番嬉しい


この他にも、草取りをしていると花の茎などで蛹の抜け殻をいくつか目にしました。
そして、たぶん違った日に産卵したものと思われる蛹がみっつ、今もフェンネルの枝でその時をじっと待っています。
我が家の庭では、まだまだキアゲハの羽化が続きそうです。


キアゲハの羽化直後に、縮まった翅が徐々に伸びていって美しい翅が開くまでの様子・・・
これはとっても神秘的で、また違った感動を伝えてくれることでしょう。
そんな様子はまた後日、特集で…


ひとまず、キアゲハの観察日記《前蛹→蛹→羽化》編は、これにて終了です。

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キアゲハの幼虫、前蛹→蛹→羽化(その1)

2010年09月16日 | 自宅周辺の蝶
蝶は、《卵→(孵化)→幼虫→(蛹化)→蛹→(羽化)→成虫》という段階を経る、
『完全変態』をするのだそうですね。


ふ化した幼虫が脱皮を繰り返しながら終齢幼虫になる様子は、以前のブログ『キアゲハの幼虫、観察日記』で見ていただきました。


今日は、終齢幼虫が蛹となって羽化する様子をご覧いただきましょう・・・
(羽化の瞬間を見届けることができたもの、気づいたときには飛び立った後だったもの色々…)


終齢幼虫になってから4、5日すると食べることを止めて、蛹になる場所探しの旅に出ます。
遠くまで行って蛹になるものもいれば、そのままフェンネルの枝で蛹になるものもいました。


それでは、それぞれの終齢幼虫たちの《前蛹→蛹→羽化》の様子をごらんください。
(産卵後の日数と撮影時間を記述してありますので、そちらにもご注目ください…)


終齢幼虫A~E、5匹の様子を見ていただきましょう・・・


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まずは、長い時間をかけて旅をした《終齢幼虫A君》の場合・・・


たくさんの幼虫のうち一番最初に食べることを止めて動き始めたのが、このA君です。
終齢幼虫となってから、四日目のことでした。


フェンネルの葉を伝わって、下へ降り始めた・・・(産卵から17日目(8月21日)、3時09分)

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あっちの葉こっちの枝と渡り歩いて、ようやく株元までやってきた・・・(同、3時20分)

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隣に植えてあるイベリスへ移った・・・(同、3時24分)

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地面をひたすら歩く、歩く、どんどん歩く・・・(同、3時51分)

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ついに、草むらの中に入り込んでしまった・・・(同、3時57分)

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どうやらここで前蛹になるらしい素振りをしたので、追跡はここで中止です。


この草むらは、幼虫が育っていたフェンネルから直線距離で10mほど離れた場所です。
なんと、この10mという長い距離を約50分程で移動してきたわけですね。驚きです!


こんなに遠くまで歩いてきたのだ・・・

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(紫色のブッドレアは土手の左端。フェンネルはそのずっと先の右端に植えてある…)


しばらくして様子を見に行くと、そこにはいない! 草むらを捜索です。


草をかきわけ、ようやくみっけたぁ~ 固まってるぅ・・・・・・(同、5時02分)

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翌朝、くの字に曲がった『前蛹』になっていた・・・(産卵から18日目(8月22日)、8時48分)

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さらにその翌朝、緑色の蛹になっていた・・・・・・(産卵から19日目(8月23日)、8時00分)

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それから10日後のことです。
前日の夕方まで蛹の色の変化がなかったので、つい気をゆるめてしまって・・・
朝、気付いたときには抜け殻になっていました。


キアゲハが羽化して、飛びたった後だった・・・(産卵から29日目(9月2日)、8時31分)

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あんなに大変な思いをしながら追跡した終齢幼虫A君だったのに、
残念ながら羽化の瞬間は見逃してしまいました。
わたしにその初々しい姿を見せることなく、飛び立ちました・・・


*~*~*~*~*~*~*~*~**~*~*~*~*~*~*~*~*


次は、まっしぐらに進み続けた《終齢幼虫B君》の場合・・・


A君から遅れること二日。フェンネルから横に植えてあるシモツケの枝に移っているところを発見。ここからB君の追跡が始まりました。


シモツケの枝を渡り歩いてる・・・(産卵から19日目(8月23日)、2時00分)

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蛇腹のように体を伸び縮みさせながら、地面を歩く・・・・・・(同、2時10分)

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大きな石を乗り越えてさらに進む・・・・・・(同、2時13分)

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辿り着いた先は、ローズマリーの枝だった・・・・・・(同、2時28分)

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測ってみると、やはりここもフェンネルから直線距離で10mほど離れていました。
大きな石を乗り越えたのには、見ているこちらもビックリ!


B君は、途中悩むことなくまっしぐらにこの場所へやってきましたが、
どのようにして蛹になる場所を決めるのでしょうねぇ~


ここは石を積み上げたロックガーデン風の場所・・・

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(B君が食事をしていたフェンネルは、見えないくらいにずっと先…)


A君同様、翌日に『前蛹』になってそのまた翌日に『蛹』になっていました。


少し黄色っぽい蛹になっていたB君・・・(産卵から21日目(8月25日)、8時00分)

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それから9日後の早朝、蛹の色が変わってきました。いよいよ羽化の時がきたのです。


蛹の色が変わって、ぽっちゃりとしてきた・・(産卵から30日目(9月3日)、6時36分)

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まだ羽化しないだろうと思ってのんびりしていたら、気付いたときにはキアゲハが誕生してました。


しまった! すっかり羽化してたぁ・・・(同、8時23分)

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羽化したばかりの翅は、まだ柔らかくてしなやか・・・(同、8時24分)

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なんて美しい翅の色なんだろう・・・(同、8時39分)

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翅が開いた・・・(同、8時49分)

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この後じっくりと翅を乾かして、キアゲハB君は空高く飛び立っていきました。


今日はここまで。続きは(その2)で・・・

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レンゲショウマとキレンゲショウマ

2010年09月14日 | 我が家の花(2010)
今日は嬉しいレンゲショウマの開花と、ちょっと悲しいキレンゲショウマのお話。


まずは、今年我が家の庭デビューの『レンゲショウマ(蓮華升麻)』です・・・


初めて咲いた、レンゲショウマ・・・

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こんな可愛らしい花が林の中でひっそりと咲いていれば、ハッとするでしょうね。
まるで森の妖精のような花・・・


花の形が蓮の花に似ているのでレンゲ(蓮華)、葉がサラシナショウマに似ているのでショウマ(升麻)
…ということで、レンゲショウマ(蓮華升麻)という名が付けられたようです。


友人から色々な山野草をいただいたのですが、どんな環境にどの花を植えたらいいのかさっぱりわからず・・・
(庭で山野草らしきものを育てた経験がなかったので…)


レンゲショウマとキレンゲショウマは花が可愛らしいから、屋敷林の奥に植えるのはもったいない。
…ということで、『目に付きやすい場所』に植えておきました。


こちらに引っ越して間もないのでお日様の動きもよくわからず、日陰のつもりで植えた場所なのに、結構日当たりがよかったりして・・・
そんな環境にもめげずに、レンゲショウマは可愛らしい花を咲かせてくれました。


ま~るい蕾が可愛らしい・・・

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蕾がほころぶと、中は淡い紫色・・・

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うわぁー、なんて素敵な色合いなの・・・

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開くと、たまらなくかわいい・・・

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日陰が似合う花ですねぇ・・・

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(我が家で咲いたレンゲショウマは、少々色白美人だったみたい…)


庭では、こんな姿で咲いてます・・・

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うつむいて咲くこの花は、日本特産の花だということですけど、この趣のある咲き方を見ても、
日本の花として誇らしいですね。


今はこんな姿のレンゲショウマ・・・

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気品に満ちた花とはちょっと違って、ユニークな果実になるのですねぇ~
花は妖精、果実はやんちゃな小悪魔ってとこでしょうか


花の盛りは8月中旬でしたが、キレンゲショウマの花を待ってからのアップでしたので、
今はこのような姿に変貌を遂げているレンゲショウマなのです


次は、ちょっと悲しい『キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)』・・・


昨年キレンゲショウマを頂いたときに友人が、
「蕾の付いているキレンゲショウマが花を開けば、すっごく感動するよ…」
そう言ってました。
でも、その蕾は開くことなく昨年の花の季節は終わってしまいました・・・


今年こそは…と、わくわくしながら発芽して成長するキレンゲショウマを見守っていたのですが、
悲しいかな、その美しい花を見ることなく今年も終わってしまいました。
(くださった友人に申し訳なくて…)


蕾の先が黄色く色付き、少しずつ膨らんできた・・・(8月18日)

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レンゲショウマに少しだけ遅れて、このキレンゲショウマもたくさんの蕾をつけてきました。
この頃は葉も茂って、元気そうに育っています。


ところがその後、蕾はひとつふたつとポロポロ落ちてしまい、葉もしだいに枯れてきました。
(水不足のせいでしょうか? それとも、植えた場所が悪かったのかなぁ?)
その上、黄色くなって膨らんできた花びらの部分を虫に食べられてしまい、
無残な姿で開花しようとしています。


これがキレンゲショウマの開花?・・・(9月11日)

P1290823


なんとも悲しい姿での開花です。
このままいくと、隣の蕾もたぶんポロリとおちてしまいそう・・・


今現在の状態はといいますと・・・
花(↑)は、そのまましぼんでしまいましたぁ


隣にあるもう1本の小さなキレンゲショウマにも、黄色い蕾がかろうじて付いてはいるけれど・・・
もうこの時期になってしまっては、たぶん花が咲くことはないでしょうね。


やはり、植えた場所が適さなかったということでしょうか・・・
レンゲショウマに比べて、このキレンゲショウマはデリケートなのでしょうか・・・


このままキレンゲショウマの2本の木が枯れないことを祈って、『落ち葉のふかふかベッド』ができる屋敷林の下に移してあげたほうがよさそうです。
わたしの身勝手な気持ち(花がよく見える場所がいい…)だけでこんな場所に植えてしまって、キレンゲショウマにとってはきっと辛い環境だったのでしょうね。
(キレンゲショウマさん、ごめんなさい…)


春になったら、レンゲショウマとキレンゲショウマの引っ越しをしようと思っています。
来年は素敵な花が見られますように…

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