きのう26日のLPSA将棋サロンは、昼が神田真由美女流二段、夜が石橋幸緒天河の担当だった。魅力的なおふたりではあるが、この日は藤田麻衣子女流1級が退会の挨拶にいらっしゃることになっており、そちらのほうが気になっていた。
私は15日のマンデー・レッスンで藤田女流1級との指導対局に幸いし、扇子に揮毫をいただいた。きのうはその扇子に、落款を捺していただくことになっていたのだ。
ところが最近、ウチの仕事が若干忙しくなり、きのうから私のワークシェアリングがなくなって、金曜日も夕方5時まで仕事になったのだ(それでも早仕舞いではある)。オヤジは、用事があるならいつでも出かけていいぞ、と言ってくれたが、本来なら働き盛りの私が中心になって仕事をしなければならないところである。それを放っぽり出して将棋を指しに行くわけにもいかず、私は仕事を続けるしかなかった。ここがオトコの辛いところである。
5時になるやすぐ仕度をし、駒込サロンに入室したときは5時30分を過ぎていた。植山悦行手合い係に挨拶をすると、
「藤田さん、さっき帰っちゃいましたよ」
と言うではないか。
ここで初めて私は事の重大さに気付き、愕然とした。揮毫の扇子はサロンに預けてあったので、ちゃんと落款は捺してあった。しかしきのうが、師匠と弟子の対面の、ラストチャンスだった。急ぎでもない仕事をしている場合ではなかったのだ。
具体的な事例が咄嗟に思い出せないが、私にはこの類の別れがよくある。このブログを藤田女流1級が読んでいるかどうか分からないが、きのうに限って、定時(3時ごろ)に入室できなかったことを申し訳なく思う。藤田先生の落款入りの扇子は、たしかに受け取りました。ありがとうございました。
というわけで、きのうは神田女流二段との指導対局は無理。甘いマスク氏がいらしていたので、まずは彼との対局となった。甘いマスク氏には昨年11月の蕨将棋まつりで負かされて以来2度目の対戦だが、私は先方から挨拶されるまで、彼が甘いマスク氏ということをすっかり忘れていた。ここが私のイケナイところで、どうも人の顔と名前を覚えることができない。
振り駒で私の先手。☗7六歩に☖8四歩。矢倉は指す気にならないので、マンデー・レッスンの藤田女流1級戦のときのように、強引にひねり飛車に持っていく。しかしなかなか仕掛けのチャンスが摑めず、持久戦になった。
中盤、こちらは7一にと金を作り十分と思ったのだが、そのあとの☗7三歩の垂らしが甘く、8二の飛車を☖5二飛と先逃げされ、以下は存分に捌かれて、完敗した。局後の検討では出なかったが、☗7三歩ではひとつ深く☗7二歩と打ち、後手の飛車の動きを制しておくのだったか。もっともこちらの主張も玉が固いだけで、ここではすでに難しくなっていたようだ。けっきょく、実力の差がそのまま表れた、ということだ。
2局目の石橋天河との指導対局も、これがまたヒドイ将棋で…後日記そう。
3局目は金曜サロン常連のW氏と(私の)飛車落ち戦。序盤、手薄になった端を狙ったW氏の構想が秀逸で、☗9八香と上がられたところですでに受けがなく、またも愕然とした。
しかしそこは、LPSA女流棋士から「癒し系」と云われるW氏である。中盤以降緩手を連発してくれ、最後は私がW玉を鮮やかな即詰みに討ち取り、何とか留飲を下げることができた。
このあとは恒例の食事会。サロンでは3局しか指さなかったので、消化不良である。会員のI氏がLPSA将棋布盤と駒を持っていたので、それを拝借し、Hi氏と3局将棋を指した。ファミレスで将棋を指すバカ、ここに極まれり。
ああ、将棋指したい。次は29日(月)の、渡部愛ツアー女子プロ戦である。
私は15日のマンデー・レッスンで藤田女流1級との指導対局に幸いし、扇子に揮毫をいただいた。きのうはその扇子に、落款を捺していただくことになっていたのだ。
ところが最近、ウチの仕事が若干忙しくなり、きのうから私のワークシェアリングがなくなって、金曜日も夕方5時まで仕事になったのだ(それでも早仕舞いではある)。オヤジは、用事があるならいつでも出かけていいぞ、と言ってくれたが、本来なら働き盛りの私が中心になって仕事をしなければならないところである。それを放っぽり出して将棋を指しに行くわけにもいかず、私は仕事を続けるしかなかった。ここがオトコの辛いところである。
5時になるやすぐ仕度をし、駒込サロンに入室したときは5時30分を過ぎていた。植山悦行手合い係に挨拶をすると、
「藤田さん、さっき帰っちゃいましたよ」
と言うではないか。
ここで初めて私は事の重大さに気付き、愕然とした。揮毫の扇子はサロンに預けてあったので、ちゃんと落款は捺してあった。しかしきのうが、師匠と弟子の対面の、ラストチャンスだった。急ぎでもない仕事をしている場合ではなかったのだ。
具体的な事例が咄嗟に思い出せないが、私にはこの類の別れがよくある。このブログを藤田女流1級が読んでいるかどうか分からないが、きのうに限って、定時(3時ごろ)に入室できなかったことを申し訳なく思う。藤田先生の落款入りの扇子は、たしかに受け取りました。ありがとうございました。
というわけで、きのうは神田女流二段との指導対局は無理。甘いマスク氏がいらしていたので、まずは彼との対局となった。甘いマスク氏には昨年11月の蕨将棋まつりで負かされて以来2度目の対戦だが、私は先方から挨拶されるまで、彼が甘いマスク氏ということをすっかり忘れていた。ここが私のイケナイところで、どうも人の顔と名前を覚えることができない。
振り駒で私の先手。☗7六歩に☖8四歩。矢倉は指す気にならないので、マンデー・レッスンの藤田女流1級戦のときのように、強引にひねり飛車に持っていく。しかしなかなか仕掛けのチャンスが摑めず、持久戦になった。
中盤、こちらは7一にと金を作り十分と思ったのだが、そのあとの☗7三歩の垂らしが甘く、8二の飛車を☖5二飛と先逃げされ、以下は存分に捌かれて、完敗した。局後の検討では出なかったが、☗7三歩ではひとつ深く☗7二歩と打ち、後手の飛車の動きを制しておくのだったか。もっともこちらの主張も玉が固いだけで、ここではすでに難しくなっていたようだ。けっきょく、実力の差がそのまま表れた、ということだ。
2局目の石橋天河との指導対局も、これがまたヒドイ将棋で…後日記そう。
3局目は金曜サロン常連のW氏と(私の)飛車落ち戦。序盤、手薄になった端を狙ったW氏の構想が秀逸で、☗9八香と上がられたところですでに受けがなく、またも愕然とした。
しかしそこは、LPSA女流棋士から「癒し系」と云われるW氏である。中盤以降緩手を連発してくれ、最後は私がW玉を鮮やかな即詰みに討ち取り、何とか留飲を下げることができた。
このあとは恒例の食事会。サロンでは3局しか指さなかったので、消化不良である。会員のI氏がLPSA将棋布盤と駒を持っていたので、それを拝借し、Hi氏と3局将棋を指した。ファミレスで将棋を指すバカ、ここに極まれり。
ああ、将棋指したい。次は29日(月)の、渡部愛ツアー女子プロ戦である。