一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2010-03-30 00:52:41 | LPSAマンデーレッスン
3月29日(月)。ついにこの日がやってきた。LPSAマンデー・レッスン、渡部愛ツアー女子プロとの指導対局の日である。
あれは1月だったか2月だったか、金曜サロン後の食事会に渡部ツアー女子プロがちょこっと顔を出し、私に「3月のマンデー・レッスンは絶対に来てください!」と健康的な笑顔で勧誘したのだった。
それで私がコロッと陥落し、マンデー・レッスンへの初参加を決めたのだが、うっかり予約するのを忘れていた。そこで先週の金曜サロンで、スタッフ氏に口頭で予約をした。ところがスタッフ氏、
「(指導対局を受けるには)資格審査がありますが…」
と、ニヤケながら言うではないか。現役女子高生に怪しいファンと対局させても大丈夫だろうか、という危惧であろう。
そういえば、マンデー・レッスンの塾長は藤森奈津子女流三段である。昨年7月15日、東京・将棋会館で第3期マイナビ女子オープンの公開抽選会があり、そのとき山口恵梨子女流1級と私が遭遇しかけたことがあった。ところが藤森女流三段が、
「恵梨子ちゃん、この人と話しちゃダメよ! このオジサンあぶないからね!!」
と身を挺し、山口女流1級を私から遠ざけたのだった。まったく余計なことをしてくれる。
余談だが、28日の「NHK杯将棋トーナメント・女流棋士出場者決定戦」で若き日の藤森女流三段が映ったが、藤森女流三段があまりにも瑞々しくて、私は一瞬見入ってしまった。むかしも女流棋界にあんな美人がいたのだ。あのころの藤森女流三段だったら、将棋会館であんなことは言わなかっただろう。まあそれはともかく、藤森女流三段が綺麗で、驚いた。
話を戻すが、とにかく私が月見栞のファンだからといって、渡部ツアー女子プロとの指導対局を拒む権利は誰にもない。私はスタッフ氏に泣きつき、予約を入れてもらった。

ここでやっときのうの話になる。私の予約は2部で、午後6時30分から。朝から逸る気持ちを抑えていたが、仕事が終わってものんびりする余裕がなく、早く家を出てしまった。サロン着は5時55分。
15日の藤田麻衣子女流1級のマンデー・レッスンもそうだったが、金曜サロンと机の配置が違うので、別の建物に入室した気がする。
今回のレイアウトは、将棋盤が置かれてある机がコの字型に6面並べられていて、それが2セット。渡部ツアー女子プロは6面指しのようだ。
渡部ツアー女子プロが戻ってくる。しかし残念なことに私服で、制服ではなかった。若干興が削がれるが、そのほうが将棋に集中できてよい。
私にはマンデー・レッスンのシステムがちょっと分からないところがあるのだが、今回は早く来た人から渡部ツアー女子プロに将棋を教えていただけるようだった。とするならば、早めに入った私は正着を指していたことになる。
あぶれた生徒らは、塾長の藤森女流三段、「癒しの部屋」の主人である大庭美樹女流初段に将棋を教えていただくことになる。
定刻の6時30分になり、まずは渡部ツアー女子プロの挨拶である。
「きょうは皆さまに将棋を教えていただく気持ちで指します。私をイジメてください」
……!! な、なんて大胆な挨拶であろうか。
「…私をイジメてください」。
もう一度書く。

「私をイジメてください」

念のため、もう一度書く。


「私をイジメてください」


いや~、参った。現役女子高生にニコニコ笑いながらこう挨拶されては、私もスパークするしかない。だって考えてもみてほしい。LPSAで、この言葉が似合う女流棋士が何人いるか。中倉宏美女流二段がしっとりとした感じでつぶやいてくれれば私もスパークするが、あとはちょっと思い浮かばない。
船戸陽子女流二段さえ、この言葉には無理がある。彼女はこういう言葉は似合わない。誰でもいいというわけではないのだ。
もう、きょうはこの言葉を聞けただけで十分だと思った。
そんな感慨に耽っている中、渡部ツアー女子プロとの指導対局が始まったが、将棋の内容は、ふたりだけの宝物なので、今回は記さない。
そして渡部ツアー女子プロはきょう30日夕方、東京を発つ。次に渡部ツアー女子プロと会えるのはいつだろう。そのときは是非、制服を着用してきてもらいたい。
コメント (19)
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