一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

LPSA芝浦サロン・船戸陽子女流二段8・クリスマスイブの大勝負

2011-07-06 00:06:48 | LPSA芝浦サロン
昨年12月17日(金)のLPSA芝浦サロンは中井広恵女流六段の担当だったが、私は長崎県を旅行中で、対局は叶わなかった。残念だが、縁がなかったということだ。
翌週24日(金)のクリスマスイブは、船戸陽子女流二段の担当だった。この日は夜に「駒込ジョナサン研究会」があったが、私はもちろん、船戸女流二段に指導対局を受ける。旧LPSA金曜サロンのメンバーはジョナサンに直行だろうが、むしろその方が好都合だ。展開によっては船戸女流二段を飲みに誘い、こっちはこっちでハッピークリスマスを過ごすつもりであった。
昨年は仕事もヒマでこの時期の金曜日は休みだったが、年末は忙しくなり、金曜日の休みも終了。女流棋士会スーパーサロンの、藤田綾女流初段の指導対局は受けられなかった。せっかくのクリスマスイブだったのに、残念。
仕事を終え、芝浦サロンに入る。この日の船戸女流二段はクリスマス仕様で、サンタクロースの衣装だった。さすがに船戸女流二段、TPOをよく心得ている。そんな船戸サンタは、いままで見たコスプレの中では最もセクシーで、クラクラした。だがその10日後、つまりLPSAの新年会で、さらにセクシーな船戸女流二段のチャイナドレス姿を目にしようとは、このときは予想もしなかった。
肝心の指導対局だが、旧金曜サロン組の中では、すでにW氏が指導対局を受けたが、もうサロンを後にしていた。フフッ、それでいい。飲みに誘うのに、ほかの会員はいないほうがいいのだ。
船戸女流二段と、2010年最後の指導対局に入る。去年の船戸女流二段との戦績はここまで9勝9敗。お互い勝ち越しを懸けた、大勝負だった。
私は四間飛車から9手目に▲1六歩と突く。船戸女流二段はそれを受けず△3二王だったので、私は▲1五歩と突き越し、藤井システムに構えた。
船戸女流二段はそれでも△1二香と上がり、穴熊を明示する。私は居玉のまま、見よう見まねで▲2五桂と跳ねた。形は藤井システムでも、全然読みが伴っていない、上っ面だけの仕掛けだ。ただ、本譜は船戸女流二段が素直に応じてくれたので、思いのほかうまくいった。

ここで▲5五銀と出て飛車を殺し、優勢になったと思った。以下は緩んだところもあったが、何とか勝ち。対船戸戦、年間の勝ち越しを決めた。
時刻は9時に近い。私は室内で時間をつぶし、ほかの会員が帰るのを、ひたすら、待つ。旧金曜サロンのアフター常連組はいないので、私を食事に誘う会員はいない。しかし、誰から声が掛かるか分からない。私は自身の気配を消す。
やっとみんな帰った。ついに、船戸女流二段を、飲みに誘うときが、来た。ああ、なんだか、ドキドキする。
覚悟を決めて、船戸女流二段の前に、進む。こんなところで、もうひとつの大勝負が待っていようとは!
「ふ、ふな、ふなとせんせい、きょ、きょうはふたりで…のみにいきませんかっ?」
私は勇気を振り絞って、訊く。対して船戸女流二段は、こう言った。
「……。みんなで飲みに行こう?」
「……」
うん、そうであろう。まあ、そうであろう。私の気持ちを傷付けない模範回答である。淡い期待を抱いていたが、さすがに無理筋だった。
一公、クリスマスイブに玉砕する。明日は七夕。
コメント (6)
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