22日(金)は、月に1度のお楽しみ、「駒込ジョナサン研究会」、通称「ジョナ研」に行った。「ジョナサン」とは、旧LPSA金曜サロンのメンバーが、サロンの帰りに寄ったファミリーレストラン。昨年10月、LPSAは駒込から芝浦に移転したが、駒込の思い出を忘れ難い有志が、月に1度ジョナサン駒込店に集合し、将棋の研究をするものである。
通常ファミレスでゲームの類をするのは御法度だが、ウエイトレスのT・Ayakoさんが私たちのよき理解者で、いままで気持ちよく活動できている。
今回の参加予定は6人。開会時間は午後6時すぎだが、ハッキリとは決まっていない。このルーズさがいいのである。
きょうのLPSA芝浦サロンは、大庭美夏女流1級と大庭美樹女流初段の担当だったが、ジョナ研があるので行かなかった。
自宅で「ペケポン!」を見たあと、余裕でジョナサンに向かう。ドア・トゥー・ドアで25分。本当に駒込は近い。
ジョナサンに入ると、なんだか先客が多い。その中に植山悦行七段がいらしたので、ビックリした。
言うまでもないが、植山七段は2008年4月から2010年5月まで、金曜サロンの手合い係を務めていた。その活動はいまや伝説となっており、植山手合い係がいたから、私たちは金曜サロンに通ったと言っても過言ではない。
むろん植山七段も私たちを好ましく思ってくれたはずで、今回も、みんなが集まるなら…と、自発的に参加してくれたのだろう。ありがたいことである。
今回は、直前になって来られることになった2名を含めて、計9名での活動となった。
参加メンバーは、植山七段、W、Kun、R、Is、Y、Hon、Kazの各氏に、私。
食事を頼むべくテーブルの呼びリンを押すと、Ayakoさんが来てくれた。きょうも元気そうでなによりだ。私は毎日の生活がつらい。それゆえAyakoさんのこぼれるような笑顔が、一服の清涼剤になっている。本当に癒される。
中央のテーブルには布盤が拡げられていたが、駒は動いていない。Y氏が「将棋倶楽部24」で指した棋譜をKaz氏やR氏に見せている。やがてその序盤を並べ始めた。
植山七段の見解を一同拝聴し、Y氏は満足。それでは…と、植山七段の自戦解説となった。
題材は植山七段が公式戦で指された、最近の3局。将棋の勉強法にもいろいろあるが、個人的には、男性棋士の自戦解説を聞くことが、最もためになると思う。手本になる将棋を鑑賞するのがよいのである。
プロ棋士にお越しいただいた絶好の機会。一言一句聞き逃すまいと、私は植山七段の言葉に集中した。
植山七段の弁舌はなめらか、話もおもしろいので、笑いが絶えない。要所要所で「次の一手」を出題するなど、植山七段もいろいろ考えてくださる。そのたびに私は
「分かったあ!」
と自信満々に答えるが、これがピンボケのイモ手ばかり。NHK杯将棋トーナメントなんか見ていると、けっこう指し手が当たるから、そこそこ自信はあったのだが、それがガラガラと音を立てて崩れた。NHK杯は解説者がいるから、それが頭の中にあって、指し手が当たったような気になるのだろう。
男性棋士から見たら、私レベルまでの指し手は、疑問手だらけなんだろうと思う。やはりプロは違う、と再認識させられた、植山七段の自戦解説であった。
再び私たちの将棋ネタに戻って、今度はIs氏が、某女流棋士との棋譜を並べた。それをみんなで、ああでもないこうでもないとつつく。
それが終わると、今度はR氏が、将棋会館道場で指した将棋を並べた。みんな、本当に将棋が好きなんだなと思う。彼らほどの情熱があれば、私もあと香一本強くなっていたはずだが、いまは将棋を勉強する気力すらない。
駒込なので、午前0時まで粘る。中途退出する人もいるのだが、帰りたい人はドウゾ、というのがジョナ研流。11時40分に帰る人がいても、やっぱりひとりで帰してしまうのである。
ジョナ研の帰り道にW氏から聞いたところによると、Ayakoさんは今月の第1金曜と第2金曜が休みで、そのときにジョナ研組が来たらどうしよう、と心配していたそうだ。
何とうれしい言葉であろうか。ここまで言われては、何度でもジョナサンに行こうという気になる。ああ、次回の開催が楽しみである。
通常ファミレスでゲームの類をするのは御法度だが、ウエイトレスのT・Ayakoさんが私たちのよき理解者で、いままで気持ちよく活動できている。
今回の参加予定は6人。開会時間は午後6時すぎだが、ハッキリとは決まっていない。このルーズさがいいのである。
きょうのLPSA芝浦サロンは、大庭美夏女流1級と大庭美樹女流初段の担当だったが、ジョナ研があるので行かなかった。
自宅で「ペケポン!」を見たあと、余裕でジョナサンに向かう。ドア・トゥー・ドアで25分。本当に駒込は近い。
ジョナサンに入ると、なんだか先客が多い。その中に植山悦行七段がいらしたので、ビックリした。
言うまでもないが、植山七段は2008年4月から2010年5月まで、金曜サロンの手合い係を務めていた。その活動はいまや伝説となっており、植山手合い係がいたから、私たちは金曜サロンに通ったと言っても過言ではない。
むろん植山七段も私たちを好ましく思ってくれたはずで、今回も、みんなが集まるなら…と、自発的に参加してくれたのだろう。ありがたいことである。
今回は、直前になって来られることになった2名を含めて、計9名での活動となった。
参加メンバーは、植山七段、W、Kun、R、Is、Y、Hon、Kazの各氏に、私。
食事を頼むべくテーブルの呼びリンを押すと、Ayakoさんが来てくれた。きょうも元気そうでなによりだ。私は毎日の生活がつらい。それゆえAyakoさんのこぼれるような笑顔が、一服の清涼剤になっている。本当に癒される。
中央のテーブルには布盤が拡げられていたが、駒は動いていない。Y氏が「将棋倶楽部24」で指した棋譜をKaz氏やR氏に見せている。やがてその序盤を並べ始めた。
植山七段の見解を一同拝聴し、Y氏は満足。それでは…と、植山七段の自戦解説となった。
題材は植山七段が公式戦で指された、最近の3局。将棋の勉強法にもいろいろあるが、個人的には、男性棋士の自戦解説を聞くことが、最もためになると思う。手本になる将棋を鑑賞するのがよいのである。
プロ棋士にお越しいただいた絶好の機会。一言一句聞き逃すまいと、私は植山七段の言葉に集中した。
植山七段の弁舌はなめらか、話もおもしろいので、笑いが絶えない。要所要所で「次の一手」を出題するなど、植山七段もいろいろ考えてくださる。そのたびに私は
「分かったあ!」
と自信満々に答えるが、これがピンボケのイモ手ばかり。NHK杯将棋トーナメントなんか見ていると、けっこう指し手が当たるから、そこそこ自信はあったのだが、それがガラガラと音を立てて崩れた。NHK杯は解説者がいるから、それが頭の中にあって、指し手が当たったような気になるのだろう。
男性棋士から見たら、私レベルまでの指し手は、疑問手だらけなんだろうと思う。やはりプロは違う、と再認識させられた、植山七段の自戦解説であった。
再び私たちの将棋ネタに戻って、今度はIs氏が、某女流棋士との棋譜を並べた。それをみんなで、ああでもないこうでもないとつつく。
それが終わると、今度はR氏が、将棋会館道場で指した将棋を並べた。みんな、本当に将棋が好きなんだなと思う。彼らほどの情熱があれば、私もあと香一本強くなっていたはずだが、いまは将棋を勉強する気力すらない。
駒込なので、午前0時まで粘る。中途退出する人もいるのだが、帰りたい人はドウゾ、というのがジョナ研流。11時40分に帰る人がいても、やっぱりひとりで帰してしまうのである。
ジョナ研の帰り道にW氏から聞いたところによると、Ayakoさんは今月の第1金曜と第2金曜が休みで、そのときにジョナ研組が来たらどうしよう、と心配していたそうだ。
何とうれしい言葉であろうか。ここまで言われては、何度でもジョナサンに行こうという気になる。ああ、次回の開催が楽しみである。