7月1日(金)は当初、LPSA芝浦サロンに行く予定ではなかったのだが、先日のジョナ研のときにW氏が行くと言っていたので、私も行くことにした。
ところが1日の夕方W氏から電話があり、所用でサロンには行けなくなったとのことだった。それは残念だが、W氏が行かないから私も行かない、ではふたりが怪しい仲になってしまうので、私はそのまま行くことにする。
ところでW氏によると、当ブログの行きすぎた記述に対して、某所からクレームがあったそうだ。このブログは全国的にマイナーで地味なものだが、その内容にケチをつけるとは、ずいぶんな物好きがいたものだ。
午後5時すぎにサロンに入る。この日は前半がピュアピュア中倉彰子女流初段、後半がミルキー中倉宏美女流二段の担当だ。部屋の手前では、彰子女流初段が、3面指しをしていた。その中にはHi氏の姿があった。Hi氏は茨城からの遠征。自宅からサロンまでは2時間55分もかかるそうで、その熱心さには頭が下がる。
Is氏、Tod氏は自由対局中。めずらしくS夫氏(S夫妻の旦那様という意味)がいらしたので、対局を申し込む。私が飛車角を落として開始。前回は完敗だったので、今回は△5五歩止めを指してみた。具体的手順は、△5四銀~5五歩~5二金~5三金~5四金。下手に▲4六銀~7七銀~6六銀~4八飛から▲5五銀右と来られると私が不利だったが、下手はそう指せなかった。
途中でFuj氏も見え、6時からの宏美女流二段の指導対局は、何と6面指しになった。
宏美女流二段とはワイン勝負7局目。何度も書くが、芝浦サロンで12戦し、私が5勝ならセーフ、宏美女流二段が8勝ならワイン進呈となる。現在の星は言えぬが、もう負けられぬ戦いであった。
本局の結果だけ書くと、227手まで、私の勝ちとなった。途中、くじけそうな局面はあったが、何とか踏ん張った。終局後、宏美女流二段が
「投げてくれると思ったのに…」
「アツイ…」
とつぶやいたのが印象的だった。宏美女流二段は持ち時間なしながら指し手は的確、本当に強いと思った。
このあとは、Fuj氏と練習将棋。Fuj氏は先日の社団戦で3戦全勝、隠れた実力者だ。私とは過去1回戦い、私が負けている。本局は持ち時間5分の超早指し戦だった。
▲7六歩△3四歩▲2六歩△3四歩▲6六歩△6二銀▲5八金右…。先手の作戦がよく分からぬが、結局矢倉模様に進んだ。私は中飛車に振る。△5五歩▲同歩△4四銀。この仕掛けは、昭和54年、大内延介八段と中瀬奈津子女流初段の「NHK将棋講座」に出てきた手を参考にしている。先手は▲7九角型なので、より有効だ。数手進んだ局面が下。
先手・Fuj氏:1七歩、1九香、2六飛、2九桂、5八歩、6六歩、6七金、6八角、6九玉、7六歩、7七銀、7八金、8七歩、8九桂、9七歩、9九香 持駒:銀
後手・一公:1一香、1三歩、2一桂、2三金、2四歩、3二玉、3四歩、4三歩、4七成銀、5二飛、5五角、5六歩、6一金、6三銀、6四歩、7四歩、8一桂、8四歩、9一香、9三歩 持駒:歩3
△2二の角を、勇躍△5五角と飛び出した局面。この局面に至る途中、▲4六角をいじめるために△4五銀と打ったのだが、ここは△5五銀と打ち、▲6八角なら△6五歩とするのだった。本譜は△3六銀~△4七銀成とパクパク歩得したが、結果的に成銀が遊び、存外効果がなかった。
実はこの将棋、ここから19手で終わる。
▲5六飛△1九角成▲5二飛成△同銀▲7九玉△6五歩▲3七歩△8二香▲8八玉△8五歩▲6五歩△3九飛▲6四歩△6二歩▲6三歩成△同銀▲5三銀△2九飛成▲4二飛まで、Fuj氏の勝ち。
△1九角成と香を取ったところでは優勢を信じて疑わなかったが、先手は飛車を交換してから▲7九玉が落ち着いた手だった。その前の▲5二飛成で▲5三銀は、△5一飛で、次に△5二歩を見られる。
△6五歩は気が利かないが、つい突いてしまった。しかし△8五歩はハッキリ不急の手。ここは△2九馬とか△3九飛とかし、早く桂を入手すべきだった。
▲6四歩に△6二歩も弱気。▲6三銀を気にしたからだが、ここはほかの手を指し、▲6三銀には△4一銀と引いて我慢するのだった。
本譜は▲5三銀とされて一気に受けなし。この手で▲5三飛を考えていたのだからおめでたい。
どうも最近の私は、読みに本腰が入っていない。どこか浮ついている。精神的な面と肉体的な面と、両方改善する必要がある。
放課後は、Is氏とお茶をした。
ところが1日の夕方W氏から電話があり、所用でサロンには行けなくなったとのことだった。それは残念だが、W氏が行かないから私も行かない、ではふたりが怪しい仲になってしまうので、私はそのまま行くことにする。
ところでW氏によると、当ブログの行きすぎた記述に対して、某所からクレームがあったそうだ。このブログは全国的にマイナーで地味なものだが、その内容にケチをつけるとは、ずいぶんな物好きがいたものだ。
午後5時すぎにサロンに入る。この日は前半がピュアピュア中倉彰子女流初段、後半がミルキー中倉宏美女流二段の担当だ。部屋の手前では、彰子女流初段が、3面指しをしていた。その中にはHi氏の姿があった。Hi氏は茨城からの遠征。自宅からサロンまでは2時間55分もかかるそうで、その熱心さには頭が下がる。
Is氏、Tod氏は自由対局中。めずらしくS夫氏(S夫妻の旦那様という意味)がいらしたので、対局を申し込む。私が飛車角を落として開始。前回は完敗だったので、今回は△5五歩止めを指してみた。具体的手順は、△5四銀~5五歩~5二金~5三金~5四金。下手に▲4六銀~7七銀~6六銀~4八飛から▲5五銀右と来られると私が不利だったが、下手はそう指せなかった。
途中でFuj氏も見え、6時からの宏美女流二段の指導対局は、何と6面指しになった。
宏美女流二段とはワイン勝負7局目。何度も書くが、芝浦サロンで12戦し、私が5勝ならセーフ、宏美女流二段が8勝ならワイン進呈となる。現在の星は言えぬが、もう負けられぬ戦いであった。
本局の結果だけ書くと、227手まで、私の勝ちとなった。途中、くじけそうな局面はあったが、何とか踏ん張った。終局後、宏美女流二段が
「投げてくれると思ったのに…」
「アツイ…」
とつぶやいたのが印象的だった。宏美女流二段は持ち時間なしながら指し手は的確、本当に強いと思った。
このあとは、Fuj氏と練習将棋。Fuj氏は先日の社団戦で3戦全勝、隠れた実力者だ。私とは過去1回戦い、私が負けている。本局は持ち時間5分の超早指し戦だった。
▲7六歩△3四歩▲2六歩△3四歩▲6六歩△6二銀▲5八金右…。先手の作戦がよく分からぬが、結局矢倉模様に進んだ。私は中飛車に振る。△5五歩▲同歩△4四銀。この仕掛けは、昭和54年、大内延介八段と中瀬奈津子女流初段の「NHK将棋講座」に出てきた手を参考にしている。先手は▲7九角型なので、より有効だ。数手進んだ局面が下。
先手・Fuj氏:1七歩、1九香、2六飛、2九桂、5八歩、6六歩、6七金、6八角、6九玉、7六歩、7七銀、7八金、8七歩、8九桂、9七歩、9九香 持駒:銀
後手・一公:1一香、1三歩、2一桂、2三金、2四歩、3二玉、3四歩、4三歩、4七成銀、5二飛、5五角、5六歩、6一金、6三銀、6四歩、7四歩、8一桂、8四歩、9一香、9三歩 持駒:歩3
△2二の角を、勇躍△5五角と飛び出した局面。この局面に至る途中、▲4六角をいじめるために△4五銀と打ったのだが、ここは△5五銀と打ち、▲6八角なら△6五歩とするのだった。本譜は△3六銀~△4七銀成とパクパク歩得したが、結果的に成銀が遊び、存外効果がなかった。
実はこの将棋、ここから19手で終わる。
▲5六飛△1九角成▲5二飛成△同銀▲7九玉△6五歩▲3七歩△8二香▲8八玉△8五歩▲6五歩△3九飛▲6四歩△6二歩▲6三歩成△同銀▲5三銀△2九飛成▲4二飛まで、Fuj氏の勝ち。
△1九角成と香を取ったところでは優勢を信じて疑わなかったが、先手は飛車を交換してから▲7九玉が落ち着いた手だった。その前の▲5二飛成で▲5三銀は、△5一飛で、次に△5二歩を見られる。
△6五歩は気が利かないが、つい突いてしまった。しかし△8五歩はハッキリ不急の手。ここは△2九馬とか△3九飛とかし、早く桂を入手すべきだった。
▲6四歩に△6二歩も弱気。▲6三銀を気にしたからだが、ここはほかの手を指し、▲6三銀には△4一銀と引いて我慢するのだった。
本譜は▲5三銀とされて一気に受けなし。この手で▲5三飛を考えていたのだからおめでたい。
どうも最近の私は、読みに本腰が入っていない。どこか浮ついている。精神的な面と肉体的な面と、両方改善する必要がある。
放課後は、Is氏とお茶をした。