7日(木)は、「LPSA七夕ワインサロン」に行った。ワインサロンとは、船戸陽子女流二段が主宰する、ワインと将棋のコラボレート企画である。
船戸女流二段オススメのワインを楽しみながら、将棋をパチリ。真夏の夜に、優雅なひとときだ。通常は「木曜ワインサロン」だが、きょうは七夕なので、「七夕ワインサロン」なのだった。
サロンに入る前に、「小諸そば」で腹ごしらえ。サロンに入ったのは、午後6時50分ごろだった。
先客は珍しやSi氏。Si氏は文字どおり「先生」と呼ばれている職業で、凡人の私などは足元にも及ばない。それでも親しく話せるのは、間に将棋が介在しているからだ。
船戸女流二段に挨拶をする。相変わらず魅力的だ。ブログの読者がウルサイが、きょうは七夕だから、チャンスがあれば飲みに誘おうと思っていた。
Kun氏が入室する。Kun氏もまた、けっこうな役職に就いている。将棋ペンクラブの集まりでも、教師や作家、弁護士など、錚々たるメンバーが名を連ねるが、私は将棋のおかげで、皆さんと臆することなく話をすることができる。将棋さまさまである。
7時5分前(6時55分)だが、先に対局に入る。毎回テーマを決めている船戸女流二段、きょうは「対抗形ナイト」らしい。たまらない。船戸女流二段はさわやかな夏服の装いだが、派手さはない。ワインの妨げになるからだろう、香水の香りもしない。
▲7六歩△3四歩▲9六歩。私は居飛車か振り飛車か決めかねているので、船戸先生どうぞ。に、大沢さん決めてよ。と△3三角。じゃあ居飛車で。と▲2六歩。分かった、じゃあ私が振るね。と△4四歩。「棋は対話」というが、こういう「会話」が楽しい。
K・T氏も入室。これで役者がそろった感じだ。ここでワイン講義に入る。
まずは告知。FM(ラジオ)・FUJIで、11日(月)16時15分から放送される「Pump up Radio」内の「おけいこ学び隊」で、LPSAが紹介されるらしい。
MCのDJ氏は、収録時に将棋に夢中になり、
「どうでもいい手を指すと、自分に負けた気分になる」
との名言を残したそうだ。FM・FUJIは、場所によっては東京でも聴けるらしいので、その環境にある方は、聴いてみるのもいいと思う。
きょうの船戸さんのオススメは白ワイン。銘柄は聞きもらした。品種は「シャル・ド・ネ」。一口ふくむが、うまい。前回はキリッとした感じ、前々回は甘めだったが、今回はその中間という感じか。船戸さんの表現を借りれば、味にふくらみがあり、あたたかみがあるという。魚や鶏肉(棒棒鶏)、ゆで豚などに合うらしいから、サッパリ系の食事が合うようだ。
船戸女流二段は中飛車に振り、穴熊に潜った。Kun氏には振り飛車穴熊、K・T氏には居飛車穴熊。Si氏は二枚落ちだったから、「全部穴熊になっちゃった」ことになる。前回は急戦の将棋を指していたが、ニュースタイルの陽子はどこかへ行っちゃったようである。私との将棋は、下。
船戸女流二段が△7六銀とカチこんできたところだが、悪手。▲同銀△同歩に、▲4三銀と飛車角両取りに打てば、私の必勝だった。ところが▲4三銀で▲8七香と据えたため、すかさず△7四飛と廻られ、チャンスを逸した。
とはいえ▲8七香もわるい手ではなく、最終手は香の利きを活かした▲8四歩で、幕。酒に弱い私には、ワインぐらいのアルコール量がちょうどよく、頭の回転もよくなるようだ。
この対局で、船戸女流二段との平手指導対局は50局目(10秒将棋の3局は除く)。勝敗は、25勝25敗のイーブンになった。
私の将棋が一番早く終わったが、きょうは帰らない。前述のとおり、展開によっては…というところだが、3人の対局はまだまだ続きそうである。
Kun氏が逆転勝ちを収め、そそくさと後にした。Si氏はというと、寄せありと読んで飛車を切ったが、上手玉は逃れていた。しかしそこからSi氏が踏ん張り、いまは再び勝勢になっている。K・T氏との将棋は、相穴熊のこってりした戦いが続いている。熱戦で、まだゴールが見えない。
「まだK・Tさんと指しますよ…」
と船戸女流二段がつぶやく。一公さん、待っててもムダですよ、というところか。今年の七夕は諦めるしかなさそうだ。
Si氏、じっくり考えて、上手玉を寄せ切った。簡単な感想戦が終わったところで、私はSi氏といっしょにサロンを出る。
このあとはサイゼリヤへ。その先にあるガストに入る手もあったが、サイゼリヤに落ち着いた。
LPSAファンのSi氏は、LPSAに対する愛があふれ、話していて、とても楽しかった。LPSAは、Si氏のようなファンのためにも、いま以上にいい将棋を指さなければならない。期待に応えなければならない。
船戸女流二段オススメのワインを楽しみながら、将棋をパチリ。真夏の夜に、優雅なひとときだ。通常は「木曜ワインサロン」だが、きょうは七夕なので、「七夕ワインサロン」なのだった。
サロンに入る前に、「小諸そば」で腹ごしらえ。サロンに入ったのは、午後6時50分ごろだった。
先客は珍しやSi氏。Si氏は文字どおり「先生」と呼ばれている職業で、凡人の私などは足元にも及ばない。それでも親しく話せるのは、間に将棋が介在しているからだ。
船戸女流二段に挨拶をする。相変わらず魅力的だ。ブログの読者がウルサイが、きょうは七夕だから、チャンスがあれば飲みに誘おうと思っていた。
Kun氏が入室する。Kun氏もまた、けっこうな役職に就いている。将棋ペンクラブの集まりでも、教師や作家、弁護士など、錚々たるメンバーが名を連ねるが、私は将棋のおかげで、皆さんと臆することなく話をすることができる。将棋さまさまである。
7時5分前(6時55分)だが、先に対局に入る。毎回テーマを決めている船戸女流二段、きょうは「対抗形ナイト」らしい。たまらない。船戸女流二段はさわやかな夏服の装いだが、派手さはない。ワインの妨げになるからだろう、香水の香りもしない。
▲7六歩△3四歩▲9六歩。私は居飛車か振り飛車か決めかねているので、船戸先生どうぞ。に、大沢さん決めてよ。と△3三角。じゃあ居飛車で。と▲2六歩。分かった、じゃあ私が振るね。と△4四歩。「棋は対話」というが、こういう「会話」が楽しい。
K・T氏も入室。これで役者がそろった感じだ。ここでワイン講義に入る。
まずは告知。FM(ラジオ)・FUJIで、11日(月)16時15分から放送される「Pump up Radio」内の「おけいこ学び隊」で、LPSAが紹介されるらしい。
MCのDJ氏は、収録時に将棋に夢中になり、
「どうでもいい手を指すと、自分に負けた気分になる」
との名言を残したそうだ。FM・FUJIは、場所によっては東京でも聴けるらしいので、その環境にある方は、聴いてみるのもいいと思う。
きょうの船戸さんのオススメは白ワイン。銘柄は聞きもらした。品種は「シャル・ド・ネ」。一口ふくむが、うまい。前回はキリッとした感じ、前々回は甘めだったが、今回はその中間という感じか。船戸さんの表現を借りれば、味にふくらみがあり、あたたかみがあるという。魚や鶏肉(棒棒鶏)、ゆで豚などに合うらしいから、サッパリ系の食事が合うようだ。
船戸女流二段は中飛車に振り、穴熊に潜った。Kun氏には振り飛車穴熊、K・T氏には居飛車穴熊。Si氏は二枚落ちだったから、「全部穴熊になっちゃった」ことになる。前回は急戦の将棋を指していたが、ニュースタイルの陽子はどこかへ行っちゃったようである。私との将棋は、下。
船戸女流二段が△7六銀とカチこんできたところだが、悪手。▲同銀△同歩に、▲4三銀と飛車角両取りに打てば、私の必勝だった。ところが▲4三銀で▲8七香と据えたため、すかさず△7四飛と廻られ、チャンスを逸した。
とはいえ▲8七香もわるい手ではなく、最終手は香の利きを活かした▲8四歩で、幕。酒に弱い私には、ワインぐらいのアルコール量がちょうどよく、頭の回転もよくなるようだ。
この対局で、船戸女流二段との平手指導対局は50局目(10秒将棋の3局は除く)。勝敗は、25勝25敗のイーブンになった。
私の将棋が一番早く終わったが、きょうは帰らない。前述のとおり、展開によっては…というところだが、3人の対局はまだまだ続きそうである。
Kun氏が逆転勝ちを収め、そそくさと後にした。Si氏はというと、寄せありと読んで飛車を切ったが、上手玉は逃れていた。しかしそこからSi氏が踏ん張り、いまは再び勝勢になっている。K・T氏との将棋は、相穴熊のこってりした戦いが続いている。熱戦で、まだゴールが見えない。
「まだK・Tさんと指しますよ…」
と船戸女流二段がつぶやく。一公さん、待っててもムダですよ、というところか。今年の七夕は諦めるしかなさそうだ。
Si氏、じっくり考えて、上手玉を寄せ切った。簡単な感想戦が終わったところで、私はSi氏といっしょにサロンを出る。
このあとはサイゼリヤへ。その先にあるガストに入る手もあったが、サイゼリヤに落ち着いた。
LPSAファンのSi氏は、LPSAに対する愛があふれ、話していて、とても楽しかった。LPSAは、Si氏のようなファンのためにも、いま以上にいい将棋を指さなければならない。期待に応えなければならない。