21日は、LPSA木曜ワインサロンに行った。ワインサロンとは、ソムリエの資格を持つ船戸陽子女流二段オススメのワインを楽しみながら、プチ講義と指導対局を楽しむという、将棋とワイン好きにはたまらない企画である。
私は船戸女流二段のファンなのでなるべく参加するようにはしているが、船戸女流二段に見とれてばかりで、肝心のプチ講座がほとんど頭に入らない。
「あのう…これ何度も教えましたけど。常識ですけど。大沢さん、ダメですね」
と船戸女流二段にたしなめられたこともたびたびだ。
きょうは訳あってちょっと早めに入った。大勢の中で船戸女流二段と話すときは、セクハラまがいの発言も平気でする私だが、ふたりきりになると、妙に緊張してしまう。何となく書棚のところに行ったりして、物理的にも精神的にも距離を置きながら話す。
船戸女流二段は先日のマイナビ女子オープンでチャレンジマッチ行きが決まり、やや元気がなかった。しかし実力があるので、チャレンジマッチは勝ち抜いてくるだろう。
若干話が盛り上がり、物理的にもうちょっと近付いてみようか…というところで、Hi氏が見えた。これでふたりの世界は終わりだ。
Hi氏は茨城在住だが、以前からワインサロンを受講したかったらしく、今回待望の初参戦となった。その熱心さには頭が下がる。
開始の午後7時にはちょっと早いが、先に指導対局を始めてしまう。
きょうの船戸女流二段もオシャレで、太腿の「絶対領域」がまぶしい。私の居飛車明示に、船戸女流二段は中飛車に構えた。
7時ちょっと前になったところで、Kun氏が見えた。さらに新規の客が2人加わり、ここでワイン講義の開始。
きょうのオススメワインは、前回と同じ、南フランス・ラングドック地方の白ワインだった。「ラングドック」とは初耳だが、前回聞きもらしたらしい。
ひとしきり講義を受けたあと、
「では、お試しください」
の声に従って、口に含む。前回より酸味が強く、硬質な感じがする。魚介類や白身の肉に合うとのことだった。
いきなり将棋が始まったので怪訝そうだったHi氏も、優雅にワインを楽しんでいる。Hi氏、今回はクルマで来たが、それを宿泊先のホテルに置いて、改めて電車で来たそうだ。ファンとはありがたいものである。
将棋のほう、私は▲3八飛戦法で対抗した。
上手・船戸女流二段:1一香、1三歩、2一桂、2三歩、3三角、4三金、4四銀、5一飛、5五歩、6一金、6四歩、7二銀、7四歩、8一桂、8二王、8三歩、9一香、9四歩 持駒:歩
下手・一公:1七歩、1九香、2五歩、2九桂、3八飛、5六歩、5七銀、5八金、6七歩、6八銀、6九金、7六歩、7八玉、8七歩、8八角、8九桂、9六歩、9九香 持駒:歩3
(△5五歩まで)
船戸女流二段はミニスカートだったので、スキを見てのぞきこむが、その下になにかを履いていた。ちょっと興醒めして、指導対局に専念する。
1歩ドクで指しやすいと思ったが、△5五歩と突かれて分からなくなった。それで▲4六銀と出たが、これでは自信がなかった。
ここで△5六歩なら▲4五歩△5五銀▲同銀△同角▲同角△同飛▲3二飛成が一変化だが、それは下手も5筋にキズがあるので、こちらがつまらないと思っていた。
ところが船戸女流二段は△3四歩。らしからぬ弱気な一手だ。
私は▲4五歩。△5三銀と引くようでは話にならぬので△3五銀と出たが、するりと▲5五銀と出ては、私の優勢となった。歩の持ち数が0対4、何より銀の働きが違いすぎる。ここからは気負わずに指すことを心掛けた。
最後は船戸玉を都詰めに討ち取って、うれしい勝利となった。
木曜ワインサロンは1回4,000円。決して安くない料金だが、上で述べたとおり、これからもなるべく参加しようと思っている。
私は船戸女流二段のファンなのでなるべく参加するようにはしているが、船戸女流二段に見とれてばかりで、肝心のプチ講座がほとんど頭に入らない。
「あのう…これ何度も教えましたけど。常識ですけど。大沢さん、ダメですね」
と船戸女流二段にたしなめられたこともたびたびだ。
きょうは訳あってちょっと早めに入った。大勢の中で船戸女流二段と話すときは、セクハラまがいの発言も平気でする私だが、ふたりきりになると、妙に緊張してしまう。何となく書棚のところに行ったりして、物理的にも精神的にも距離を置きながら話す。
船戸女流二段は先日のマイナビ女子オープンでチャレンジマッチ行きが決まり、やや元気がなかった。しかし実力があるので、チャレンジマッチは勝ち抜いてくるだろう。
若干話が盛り上がり、物理的にもうちょっと近付いてみようか…というところで、Hi氏が見えた。これでふたりの世界は終わりだ。
Hi氏は茨城在住だが、以前からワインサロンを受講したかったらしく、今回待望の初参戦となった。その熱心さには頭が下がる。
開始の午後7時にはちょっと早いが、先に指導対局を始めてしまう。
きょうの船戸女流二段もオシャレで、太腿の「絶対領域」がまぶしい。私の居飛車明示に、船戸女流二段は中飛車に構えた。
7時ちょっと前になったところで、Kun氏が見えた。さらに新規の客が2人加わり、ここでワイン講義の開始。
きょうのオススメワインは、前回と同じ、南フランス・ラングドック地方の白ワインだった。「ラングドック」とは初耳だが、前回聞きもらしたらしい。
ひとしきり講義を受けたあと、
「では、お試しください」
の声に従って、口に含む。前回より酸味が強く、硬質な感じがする。魚介類や白身の肉に合うとのことだった。
いきなり将棋が始まったので怪訝そうだったHi氏も、優雅にワインを楽しんでいる。Hi氏、今回はクルマで来たが、それを宿泊先のホテルに置いて、改めて電車で来たそうだ。ファンとはありがたいものである。
将棋のほう、私は▲3八飛戦法で対抗した。
上手・船戸女流二段:1一香、1三歩、2一桂、2三歩、3三角、4三金、4四銀、5一飛、5五歩、6一金、6四歩、7二銀、7四歩、8一桂、8二王、8三歩、9一香、9四歩 持駒:歩
下手・一公:1七歩、1九香、2五歩、2九桂、3八飛、5六歩、5七銀、5八金、6七歩、6八銀、6九金、7六歩、7八玉、8七歩、8八角、8九桂、9六歩、9九香 持駒:歩3
(△5五歩まで)
船戸女流二段はミニスカートだったので、スキを見てのぞきこむが、その下になにかを履いていた。ちょっと興醒めして、指導対局に専念する。
1歩ドクで指しやすいと思ったが、△5五歩と突かれて分からなくなった。それで▲4六銀と出たが、これでは自信がなかった。
ここで△5六歩なら▲4五歩△5五銀▲同銀△同角▲同角△同飛▲3二飛成が一変化だが、それは下手も5筋にキズがあるので、こちらがつまらないと思っていた。
ところが船戸女流二段は△3四歩。らしからぬ弱気な一手だ。
私は▲4五歩。△5三銀と引くようでは話にならぬので△3五銀と出たが、するりと▲5五銀と出ては、私の優勢となった。歩の持ち数が0対4、何より銀の働きが違いすぎる。ここからは気負わずに指すことを心掛けた。
最後は船戸玉を都詰めに討ち取って、うれしい勝利となった。
木曜ワインサロンは1回4,000円。決して安くない料金だが、上で述べたとおり、これからもなるべく参加しようと思っている。