元「チャイルズ」の磯野貴理が、7月1日をもって磯野貴理子と改名した。磯野貴理子は、2007年1月1日に、磯野貴理子から磯野貴理に改名しているので、正確には元に戻したことになる。本人にどういう心境の変化があったのかは知らぬが、「貴理子」のほうが彼女のイメージに合っていたので、この改名は賛成である。
芸能人の改名といえば、私たちの年代では、「キイハンター」の谷隼人が、1980年代に岩谷隆広と改名したのが有名である。しかし私たちにとって谷隼人は谷隼人であり、岩谷隆広といわれても、誰じゃそれ? という感じで、ピンとこなかった。
このころ岩谷隆広は、水谷豊主演のドラマ「熱中時代 刑事編」(日本テレビ系)に刑事役として出演していたが、オープニングのクレジットには、「岩谷隆広」の横に、「(谷隼人 改メ)」と書かれていた。これでは何のための改名か分からない。岩谷隆広は、すぐ谷隼人に戻したが、これは正解だったと思う。
最近の改名で有名なのは、女優の高樹沙耶が、本名の益戸育江に変えたことだろう。なんかこれもイメージが違うが、本人の確固たる意志なので、私はもう何も言わない。
ちょっと長いマクラになったが、女流棋士会とLPSA、さらに退会女流棋士の中で、「子」の付く女流棋士は23名に上る。これは以前もブログに書いた。きょうは磯野貴理に倣って、この23名から「子」を取ってみた。それが以下。
安食総 宇治正 斎田晴 関根紀代 高群佐知 蛸島彰 多田佳 千葉涼 寺下紀 中倉彰 長沢千和 中村桃 林葉直 板東香菜 久津知 藤田麻衣 藤森奈津 船戸陽 古河彩 森安多恵 矢内理絵 山口恵梨 山下カズ
なんだか、ちょっといい感じである。そうやってしばらく眺めていると、この「改名」は、いくつかの傾向に分かれた。それを以下に記してみよう。
①しっとりとした雰囲気の名前になる。
高群佐知 長沢千和 板東香菜 藤田麻衣 藤森奈津 古河彩 森安多恵 矢内理絵 山口恵梨
「子」を取ると、ちょっと大人っぽい、しっとりとした名前になる。これは、23名全体の印象がそうだ。藤田麻衣、藤森奈津、矢内理絵、山口恵梨あたりはヒットであった。
②男性の名前になる。
宇治正 蛸島彰 千葉涼 中倉彰 林葉直 船戸陽
1字だと読み方が変わって、「正」は「ただし」、「彰」は「あきら」となろうか。「直」は「ただし」と読ませよう。森下直、という脚本家もいる。
「陽」は、将棋界にも稲葉陽五段がいるし、私の高校時代にも、「陽」という名の男子が2名いた。
傑作だったのが「千葉涼」で、これはカッコイイ名前になった。これがホントの「チバリョー」である。
③ちょっと昔風の名前になる。
斎田晴 関根紀代 多田佳 山下カズ
①と似て非なる名前。明治や大正の香りがする、といったら怒られてしまうか。山下カズ、あたりはたまらない。
④中性的かつ知的な、不思議な味わいの名前になる。
安食総 寺下紀 中村桃 久津知
1文字では何と読むか。それぞれ「ふさorそう」「のり」「もも」「とも」となろうが、どれもなかなか知的で、味わい深い。
以上、上記の女流棋士の皆さまには甚だ失礼ながら、勝手に名前遊びをさせていただいた。深くお詫びいたします。
お詫びついでに番外編。室谷由紀さんに「子」を付けると「室谷由紀子」になる。これもなかなかいい感じである。でもやっぱり、「室谷由紀」のほうがいいな。
芸能人の改名といえば、私たちの年代では、「キイハンター」の谷隼人が、1980年代に岩谷隆広と改名したのが有名である。しかし私たちにとって谷隼人は谷隼人であり、岩谷隆広といわれても、誰じゃそれ? という感じで、ピンとこなかった。
このころ岩谷隆広は、水谷豊主演のドラマ「熱中時代 刑事編」(日本テレビ系)に刑事役として出演していたが、オープニングのクレジットには、「岩谷隆広」の横に、「(谷隼人 改メ)」と書かれていた。これでは何のための改名か分からない。岩谷隆広は、すぐ谷隼人に戻したが、これは正解だったと思う。
最近の改名で有名なのは、女優の高樹沙耶が、本名の益戸育江に変えたことだろう。なんかこれもイメージが違うが、本人の確固たる意志なので、私はもう何も言わない。
ちょっと長いマクラになったが、女流棋士会とLPSA、さらに退会女流棋士の中で、「子」の付く女流棋士は23名に上る。これは以前もブログに書いた。きょうは磯野貴理に倣って、この23名から「子」を取ってみた。それが以下。
安食総 宇治正 斎田晴 関根紀代 高群佐知 蛸島彰 多田佳 千葉涼 寺下紀 中倉彰 長沢千和 中村桃 林葉直 板東香菜 久津知 藤田麻衣 藤森奈津 船戸陽 古河彩 森安多恵 矢内理絵 山口恵梨 山下カズ
なんだか、ちょっといい感じである。そうやってしばらく眺めていると、この「改名」は、いくつかの傾向に分かれた。それを以下に記してみよう。
①しっとりとした雰囲気の名前になる。
高群佐知 長沢千和 板東香菜 藤田麻衣 藤森奈津 古河彩 森安多恵 矢内理絵 山口恵梨
「子」を取ると、ちょっと大人っぽい、しっとりとした名前になる。これは、23名全体の印象がそうだ。藤田麻衣、藤森奈津、矢内理絵、山口恵梨あたりはヒットであった。
②男性の名前になる。
宇治正 蛸島彰 千葉涼 中倉彰 林葉直 船戸陽
1字だと読み方が変わって、「正」は「ただし」、「彰」は「あきら」となろうか。「直」は「ただし」と読ませよう。森下直、という脚本家もいる。
「陽」は、将棋界にも稲葉陽五段がいるし、私の高校時代にも、「陽」という名の男子が2名いた。
傑作だったのが「千葉涼」で、これはカッコイイ名前になった。これがホントの「チバリョー」である。
③ちょっと昔風の名前になる。
斎田晴 関根紀代 多田佳 山下カズ
①と似て非なる名前。明治や大正の香りがする、といったら怒られてしまうか。山下カズ、あたりはたまらない。
④中性的かつ知的な、不思議な味わいの名前になる。
安食総 寺下紀 中村桃 久津知
1文字では何と読むか。それぞれ「ふさorそう」「のり」「もも」「とも」となろうが、どれもなかなか知的で、味わい深い。
以上、上記の女流棋士の皆さまには甚だ失礼ながら、勝手に名前遊びをさせていただいた。深くお詫びいたします。
お詫びついでに番外編。室谷由紀さんに「子」を付けると「室谷由紀子」になる。これもなかなかいい感じである。でもやっぱり、「室谷由紀」のほうがいいな。