一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

まさかの結末

2011-08-23 00:24:37 | 旅行記・沖縄編
島井咲緒里女流初段が横山泰明五段と付き合っている、と聞いたことはある。しかしその後ふたりは別れたとも聞いて、島井女流初段は現在フリーだと思っていた。では今回、ふたりのヨリは戻っていたということなのか。男女の仲は本当に分からない。
今回の結婚が分かっていれば、「私が勝手に選ぶ女流棋士ファンランキング」の1位に彼女を選ぶこともなかった。これじゃあ発表した私がバカみたいではないか。思えば7月の社団戦の打ち上げの席で、私は石橋幸緒女流四段から、「ファンランキングで島井さんを1位に上げるのはやめたほうがいい」と釘を刺されていた。あれはこのことを指していたのだ。
いやしかし、参ったなあ…。前日は民宿まるだい・ご主人の逝去を知り、きょうは応援している女流棋士の結婚を知る。なんだか、頭がおかしくなりそうだった。
「私をファンランキングの3位に落としたからよ」
という船戸陽子女流二段の声が聞こえる。やっぱり、彼女を1位にして応援する運命なのか…。そうだ…やっぱりオレには、船戸陽子しかいないんだ。
あれから3日しか経っていないが、早くもランキング順位が変動した。
しかしちょっともう、心身ともに疲れた。
続いてANAのサイトを見る。きょうの那覇→羽田行きのキャンセル待ちを確認するためだ。しかし席は空いておらず、さらに翌18日の席も、終日予約不可になっていた。これは…きょう中に家に帰れるのだろうか。
なんだかいろいろあるが、私は気持ちを新たにして、黒島行きの高速船・サザンクロス5号に乗り込んだ。
黒島へは25分で着く。つまり13時25分着。
港の反対にある仲本海岸へ、以前は乗合バスが出ていたが、昨年夏の時点では廃止されていた。海岸近くに民宿が固まっており、宿泊者は宿のクルマが無料送迎してくれるし、島内はレンタサイクルで回るほうが便利、ということもある。レンタサイクルは人手もいらない。島の営業から乗合バスが消えたのもやむを得なかった。
私は自転車を借りた。1時間200円は私にとって高い金額で、本来なら徒歩で海岸まで行きたいところ。しかし時間がない。
ママチャリで海岸まで向かう。その途中に「パームツリー」という軽食喫茶がある。海から出たあと、ここでケーキセットを食べるのが定跡なのだが、とにかく今年は時間がない。2日前、竹富島観光を先にしたことが、いまさらながら悔やまれた。
約15分で仲本海岸に着く。ここの海も浜から近いところにサンゴが群生している。魚もいっぱい泳いでおり、八重山諸島では私が最も好きな海だ。
早速海に飛び込む。帰りの高速船は16時00分だから、正味2時間ちょっとしか滞在時間がない。どこかの会長ではないが、とにかく忙しい。
男性的なサンゴ礁のまわりで、大小さまざまの魚が泳いでいる。種類の豊富さでは、宮古島の吉野海岸や新庄海岸に負けていない。海も真っ青で綺麗だ。沖縄の海は世界一だ。
ところで仲本海岸では数年前、泳いでいる魚に右足の中指の爪を食いちぎられたことがある。履いていたビーチサンダルは飛ばされ、剥がれた爪の痕からは、血が吹き出てきた。それから私は、ビーサンは指を覆うものを履いている。
うわっ! でっけー魚!! いまは魚にもすっかり慣れて、よほどのことでは驚かなくなったが、それでも巨大な魚を目にして、マスク越しに声が出てしまうことがある。
どんなに魚が大きくても私の方が強いのだが、なぜか逃げ腰になってしまう。あの魚の目が恐い。
海は干潮にはなっておらず、まだ泳ぎやすいが、そろそろ上がる時間である。楽しい時間は本当に早い。
これで黒島を去るが、本当は1泊して、夜は真っ暗な島内をぶらぶら歩きたい。これが離島の必勝定跡である。離島は、夜も楽しいのだ。
港の近くで自転車を返し、16時の高速船で港へ戻った。
ユーグレナモールへ向かう。島井女流初段が結婚(入籍)してしまったことで、島井女流初段へのお土産を買う意欲が失せた。島井女流初段にはわるいが、リラックマはミニぬいぐるみのみで勘弁していただく。あとは旦那様に買ってもらうがよい。
あとは船戸女流二段のお土産か。船戸女流二段には買っていきたい泡盛がある。行きの那覇空港内に、しゃれたデザインの泡盛が売られていた。「復刻版泡盛」と銘打っていたから、銘酒なのだろう。15日にユーグレナモールを散策したときも探したのだが、見つからなかった。最悪、那覇空港で買えばいいのだが、どんなハプニングが起こるかも分からない。これは買えるところで買っておいたほうがよい。
しかしなんだか、買いたいお土産がない。小1時間ほどモール内をぷらぷらしたが、親戚とAyakoさんにTシャツを買ったのみ。私はそのまま空港連絡バスに乗って、石垣空港に向かった。
17時38分、空港着。那覇行きの乗客は多かった。今回の旅行で感じたのは、どこへ行っても人が多かったということだ。中には空いている観光地もあったが、ほとんどの地で人の多さに圧倒された。
チェックインを済ませ、18時30分、石垣発。19時20分、那覇着。ここからANAの発券カウンターに向かう。チケット購入の可否を聞くためだ。
案内嬢の回答は、17日から18日いっぱいまで、チケット購入はもちろん、予約も不可、とのことだった。全便満席で、席が空く可能性はほとんどないという。19日ぶんの予約は受け付けるから、それをどうぞという雰囲気だった。
いや驚いた。那覇からの帰りは、いつもこんなに混んでいたろうか。もちろん夏休みということはあろうが、こうまでひどくなかった気がする。
むろん昨年までは帰りの予約も取れたわけだが、けっこう間際になっても席が取れた気がする。
いま案内嬢に説明されて、要領のいい人なら帰りを諦め、18日は1日沖縄を観光するのだろうが、こんな私でも翌日からは仕事が待っているのだ。絶対きょう中に、帰らなければならない。
実際、まだ東京行きのANAは2本残っている。当日ぶん有効の、空席待ちの予約もできないのだろうか。
私は案内嬢に食い下がる。しかし彼女は
「現在67名の空席待ちの方がいらっしゃいます」
といった。残り2本で67名…!! これはさすがにダメである。きょう17日、私の乗るべき席はない。
この瞬間、まさかの沖縄滞在延長が決定した。
(つづく)
コメント (10)
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