一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

沖縄旅行延長戦・運命の一日(前編)

2011-08-24 00:34:37 | 旅行記・沖縄編
現在、那覇から東京行きのチケットは、予約すらしていない状況だ。私は案内嬢の指示に従って、まずは東京行きのオープンチケットを購入した。
明朝18日(木)は手荷物検査場を通り、空席待ちカウンターの近くで、空席番号を読み上げられるのを待つことになる。
ひょんなことから沖縄にもう1泊となったが、とりあえず、那覇市内で宿泊だ。
空港を出る前に、空港内にあるワイン専門店で、パイナップルワインを買う。これは中倉宏美女流二段へのお土産だ。
空港から路線バスに乗り、国際通りの入口で降りた。バス代は220円。去年は200円だったから、ゆいレールだけでなく、バス料金も値上げしたことになる。
沖縄で好きな観光地のひとつが、国際通りのぶらぶら歩きだ。何をするわけではないが、土産物屋を覗き、店先で美味い物を食べる。なにより、こうやって琉球の空気を吸うのが楽しい。
土産物屋に入り、泡盛を物色する。船戸陽子女流二段に差し上げたい泡盛は「White Tiger」という名前だったが、店には「請福」やら「瑞泉」やら「おもろ」やら、お馴染みの銘柄ばかりだ。これでは彼女を満足させられない。
牧志のアーケード街に入る。時刻は午後8時近く。どこの土産物屋も呼び込みがあるので、落ち着いて泡盛を見られない。
と、通りの奥に、泡盛専門店があった。店には洋楽が流れており、ちょび髭の主人が番をしている。しかし私が店先に立っても、何の反応もない。
全然商売ッ気がなく、私はこの店が気に入った。
中で泡盛を物色するが、わずかにほかの店より、値段が安いようにも思える。しかし「White Tiger」はない。シャレた形のシークワーサーリキュールが売られていたので、それを買うことにする。これは船戸女流二段以外の女流棋士に差し上げるものだ。
店の主人は素っ気なかったが、おつりと一緒に、アメ玉を2コくれた。なかなかやるぞ、と思った。このアメ玉だけで、私はこの店に好印象を持つし、次にこの近くに来た時、またここで泡盛を買おうと思うではないか。通りの奥に構えているので、こうした地道な努力が必要なのだ。
ともあれ、やはり私の選択眼は確かだった、とひとりほくそ笑んで、私は店を出た。
しばし歩くと、「つけめん大王」が見えてきた。ここは歳を召した夫婦と、そこの息子さんが経営している中華料理店だ。息子さんは私と同じくらいの歳だが、まだ独り者だ。どちらが先に結婚するか、勝手に競争しているのだが、今年はどうか。
中年の女性が3人入るところで、私もあとに続く。彼女らは台湾人だったようだ。去年も台湾人のグループが店にいたが、やはり沖縄に来ても、中華料理を食べてしまうのだろうか。
息子さんは、まだ独りだったようである。今年もドローだったが、来年は分からない。もっとも、私のほうは結婚の「け」の字もないが。
ここでいつも頼むのはチャーハン。本土と違ってビチャビチャしているのだが、野菜がいっぱい入っていて、1回食べるとクセになる美味しさだ。
ゆいレール牧志駅を過ぎる。ここまで来ると土産物屋はない。安里川のほとりに、新築のマンションができている。その3階までは商業施設で、全体営業は9月からながら、商店は先行開業していた。
1階にあるのはシャレた喫茶店だ。「Café Tartes」という、タルトとコーヒーの専門店である。どうも若い女性の御用達の気がするが、今回の旅行では、まだ「ケーキセット」を食べていない。
ちょっと逡巡したが、入る。「赤いベリータルト」390円に、セットのドリンクが300円。タルトは美味、アイスコーヒーはシャレたグラスに入っていて、とても沖縄にいるとは思えぬ、優雅なひとときを楽しむことができた。
さらに進んで、本日の宿泊場所、「カプセルイン沖縄」に旅装を解く。早い話、12日と同じ宿?だ。
明日の朝は早い。少しでも早く寝て、空席待ちチケットを貰わなければいけないのだが、ネットで調べなければならない情報が山ほどある。ついでにブログも書かなければならない。寝ているヒマはないのだ。
インターネットコーナーへ行く。往生際がわるいと思いながら、島井咲緒里女流初段の結婚の真偽を再度確かめる。やはりこの事実は覆しようがなかった。
島井ちゃんは結婚したんだと自分に言い聞かせ、大風呂に入った。
まさかとは思うが、船戸女流二段はどうなのだろう。あれは6月だったか、船戸女流二段が、
「私が結婚したらどうする?」
と私にいたずらっぽく聞いたことがある。
そのときは
「どうぞどうぞ。私は何ともありませんから」
と強がったが、そのあと彼女が
「私も37だし…」
とつぶやいたのが、妙に気になった。
船戸女流二段には、昨年のクリスマスイブで、ツーショットでの飲み会を断られて以来、どうも関係がギクシャクしている。少なくとも、船戸女流二段の心からの笑顔を見た記憶がない。
今回のお土産で、以前のようにフランクに話せたらと思う。そのためにも、「White Tiger」の購入は欠かせない。お土産攻勢で関心を惹かせる、というのは志が低いが、悲しいかな、私にはほかの手段が思いつかないのだ。
18日は船戸女流二段主催の「木曜ワインサロン」がある。何としても明るいうちに帰京して、彼女にお土産を渡さなければならない。
結局午前2時半までバタバタし、就寝となった。
(つづく)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする