一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

未来の自分のために

2011-08-30 01:08:10 | 社団戦
28日(日)に行われた社団戦第3日目は、我がLPSA星組が4部リーグで4戦全勝、首位に立った。また5部のLPSA月組は、1勝3敗で後退した。
星組の4戦全勝は見事だった。内訳は6-1、6-1、6-1、7-0の、計25勝3敗。まったく圧倒的な強さで、チーム4勝はともかく、個人25勝はさすがに予想していなかった。
こんな数字を見せつけられると、どうも私がいないほうが、チームがうまく機能するのではないか、と思えてくる。このチームには私が必要なのだろうか? いないほうがいいのではないか? とヒネくれてしまうが、ともかくそれくらい星組の選手は強かった。頼もしかった。
考えてみるに、今回出場した選手は、とにかく将棋が好きである。仕事以外のときは、将棋のことしか考えていない。女流棋士とお近づきになりたい、というスケベ心だけで将棋を指している私なんかとは、意識のレベルが違うのである。
「将棋が大好き」。これが将棋に勝つ最大の秘訣かもしれない。
さて問題は、10月30日の最終日である。星組が首位には立ったが、これは精神安定剤みたいなもので、ほとんど意味はない。全行程が終了し、そこで首位にいて初めて、首位といえる。
最終日も、当然3つ取る。取って、1位で昇級する。取りたい、ではダメだ。それでは願望になってしまう。取る、と完了形にするのがよい。1位昇級したい、ではなく、1位昇級する、のだ。そして、気の利いたコメントのひとつもするのだ。そのイメージが、私の中にはできあがっている。
昨年は、最終日の最終局で首位決戦のガチンコ勝負があり、私もチームも敗れ、1位昇級はならなかった。あのときの悔しさは、10ヶ月経ったいまでも忘れない。あんな思いは、もうしない。
映画「ドラえもん」の中で、窮地に陥ったドラえもんとのび太らに、未来のドラえもんとのび太が助けに来たことがある。
私は最終日での勝利をイメージしているが、だからといってイメージだけで勝てるとは思っていない。未来の世界から過去の自分を助けに行ったドラえもんのように、私も2ヶ月先の自分のために、いまこの場から、将棋の精進をする。
決戦の10月30日、これだけ将棋の勉強をしたんだから大丈夫と、そのときの自分に胸を張れるよう、頑張るつもりである。
コメント (6)
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