一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

パーフェクト室谷由紀女流初段に告ぐ

2011-09-26 00:05:17 | 女流棋士
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29日(木)は、倉敷藤花戦挑戦者決定戦・清水市代女流六段対室谷由紀女流初段戦が行われる。
言うまでもないが、挑戦者決定戦に進出した、パーフェクト室谷女流初段の活躍は見事だった。この実績ですでに、LPSA中堅女流棋士のそれを上回ってしまった。そのルックスから、人気先行の感があった室谷女流初段だが、これで立派に、実力者の仲間入りを果たしたといえる。
しかし室谷女流初段は次に勝って、タイトル戦に出なければならない。昨第18期の挑戦者は岩根忍女流二段だったが、では挑戦者決定戦の相手は誰だったか。甲斐智美女王(当時)・女流王位、と即答できる人はいないだろう。第17期の挑戦者は中村真梨花女流二段だったが、挑戦者決定戦の相手は誰だったか。本田小百合女流二段、と答えられる人はいるだろうか。
挑戦者決定戦の敗者など、すぐに忘れられる。タイトル戦は、挑戦者決定戦に進出するだけではダメなのだ。決定戦に勝って、檜舞台に上がらなければ意味がないのである。繰り返すが、パーフェクト室谷女流初段はこの勝負、絶対に勝たなければならない。
それには「イメージ」が大切だ。挑戦者決定戦に勝って、マスコミに取材を受ける自分をイメージする。このトレーニングを対局当日まで続ける。その際、相手の清水女流六段を「強い」と思わないほうがよい。「いろいろあっても、最後は自分が勝つ」と思いこむ。「勝ちたい」はダメだ。それでは願望になってしまう。「勝つ」。あるいは「もう勝ったも同然」と、完了形にしてしまうのがよい。
具体的には、清水女流六段が負けた将棋をとことんまで並べる。「清水女流六段の負け」を脳内に植え付けるのだ。なんだ、清水さんも意外と大したことないじゃない、と考える。
反対に、自分の勝局もとことんまで並べる。そのとき、室谷女流初段は次の将棋でゴキゲン中飛車を指すだろうから、ゴキゲン中飛車で快勝した将棋を並べるのがよい。私、こんなに強いんだ! とイメージする。これで29日は完璧である。
パーフェクト室谷由紀女流初段の、健闘を祈る。
コメント (8)
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