チャーハンとラーメンはまずまずの味だった。まあ、これでお腹いっぱいなのだが、ちょっと物足りない。きょう食したものといえば、かけそば2杯にたいやき1匹、それに彼女からいただいたチョコだけである。
旭川駅方面に戻ると、牛丼の「松屋」があった。現在キャンペーン中で、並が240円である。これは安い。北海道まで来て牛丼かよ…と思いつつ、ここにも入った。
牛丼をかっ食らって、きょうの宿である「Compa3.7」に入る。ネットカフェである。ナイトパックを所望するが、それは午後10時から。10時までの普通料金を払って入ってしまう手もあるが、釈然としないので、出直すことにした。
すぐ近くにシャレた喫茶店があったので、入る。これからネットカフェでいイヤというほどドリンクを飲めるので味が悪いが、こうでもしないと時間がつぶせない。
コーヒーとケーキのセットを頼む。750円。先ほどの半チャーハンとラーメンのセットと同額だ。まったく、ケチケチ旅行なのか贅沢旅行なのか、よく分からない。
しかし出されたコーヒー、アップルパイとも美味だった。
10時すぎ、ネットカフェに入る。ナイト12時間パックは2,000円である。シャワーは別料金で15分100円。インターネット使い放題、ドリンク飲み放題、マンガ読み放題だから、やはり安いというべきだろう。
フラットブースに入ってブログを書くが、あまり筆が進まない。このネットカフェは天井に蛍光灯が設置されていないので、仰向けになってもまぶしくない。シャワーは明朝浴びることにし、きょうはすぐ横になった。といっても、日時は12日(日)の午前2時を過ぎていた。
12日は朝7時半ごろに目が覚めた。このところ寝不足が続いていたので、短時間ながら熟睡することができた。
シャワーに行く。男子たるもの、身だしなみは整えなければならない。
8時40分ごろ、カフェを出る。きょうのメインは「さっぽろ雪まつり」である。まっすぐ札幌に向かう手もあるが、「明るい」旭川冬まつりも抑えておきたい。けっこう迷ったのだが、旭橋河畔公園に向かうことにした。
きょうも朝から雪である。買物公園の氷像は雪をかぶっていて、鑑賞に堪えない。冬まつりスタッフが強力な噴射機で雪を吹き飛ばしているが、全部やるには時間がかかりそうである。
しかし改めて、旭川も凄い雪の量である。いくら北海道とはいえ、街を歩けば歩道の部分はアスファルトが見えていた。しかし今年は、そこも雪に覆われている。
キュッキュッと新雪を踏んで、旭橋河畔会場に着いた。スノーステージのイベントは、9時30分の空手演舞から始まったが、この雪では見る気がしない。
どうにも腹が減ってきたので、売店のひとつで焼き鳥を買う。6本入り300円は激安だが、シロ(とり皮)がけっこう入っていて、やや期待が外れた。
もう札幌に向かうことにする。河畔会場から旭川駅前行きシャトルバスの第1便は9時50分。乗客は数人だった。
札幌へは高速バスを使うことにする。札幌-旭川はバス、JRともドル箱路線で、両社とも多くの便が発着している。バスを選んだのは、もちろんこちらが安いからだ。2,000円。
中央バスのターミナルビルに入る。
ところが、券売機脇に貼り紙があり、「旭川-札幌間は、吹雪の影響で高速道路が不通のため、運休」と書かれてあったので、ビックリした。マジか!?
この豪雪ならさもありなん、だが、それにしてはここまで私は、滞りなく来られたものだ。よく考えたら、「高速」とは無縁の超ローカル線と超ローカルバスを乗り継いでいた。それが幸いしたのだ。
それはとにかく、札幌まで行かなければならない。札幌-旭川間の特急列車は、私も何度も利用したことがある。これには「自由席往復割引きっぷ・Sきっぷ」が便利で、札幌→旭川→札幌を特急列車利用で4,940円である。
しかし私が利用するのは片道なので、乗車券+特急券をふつうに買うしかないが、その値段は4,500円前後するはずである。
これでは鈍行列車を利用するしかない。函館本線のこの区間に鈍行列車はほとんど走っていないが、私は一応「道内時刻表」を繰る。すると、
旭川10時24分発→滝川11時24分着
滝川11時40分発→岩見沢12時22分着
岩見沢12時35分→札幌13時18分着
と、うまいこと乗り継げることが分かった。
時間もあまりないので、私は旭川駅に走る。構内に入った。きょうは最終的に千歳駅まで行くので、そこまでの切符を買いたいが、券売機では買えないようだ。
私はみどりの窓口を探す。しかしそこは、乗客が列を作っていた。腕時計を見ると10時16分である。おおい、24分の列車に間に合うのか!?
そのとき、駅の放送が入った。
「10時24分発の滝川行き普通列車は、降雪のため運休になります」
はあああ!?
ジェ、JRよ、お前もか!! 特急列車が運休して鈍行列車が走る例はよくあるが、その逆は珍しい。今年は本当に雪に祟られている。
しかしどうしたらいいのだろう…。バスもダメ、JRもダメ。いやJRは特急を利用すればいいのだが、前述のとおり、それは意地でもできないところである。
札幌行きのルートを閉ざされ、私は呆然とした。
(つづく)
旭川駅方面に戻ると、牛丼の「松屋」があった。現在キャンペーン中で、並が240円である。これは安い。北海道まで来て牛丼かよ…と思いつつ、ここにも入った。
牛丼をかっ食らって、きょうの宿である「Compa3.7」に入る。ネットカフェである。ナイトパックを所望するが、それは午後10時から。10時までの普通料金を払って入ってしまう手もあるが、釈然としないので、出直すことにした。
すぐ近くにシャレた喫茶店があったので、入る。これからネットカフェでいイヤというほどドリンクを飲めるので味が悪いが、こうでもしないと時間がつぶせない。
コーヒーとケーキのセットを頼む。750円。先ほどの半チャーハンとラーメンのセットと同額だ。まったく、ケチケチ旅行なのか贅沢旅行なのか、よく分からない。
しかし出されたコーヒー、アップルパイとも美味だった。
10時すぎ、ネットカフェに入る。ナイト12時間パックは2,000円である。シャワーは別料金で15分100円。インターネット使い放題、ドリンク飲み放題、マンガ読み放題だから、やはり安いというべきだろう。
フラットブースに入ってブログを書くが、あまり筆が進まない。このネットカフェは天井に蛍光灯が設置されていないので、仰向けになってもまぶしくない。シャワーは明朝浴びることにし、きょうはすぐ横になった。といっても、日時は12日(日)の午前2時を過ぎていた。
12日は朝7時半ごろに目が覚めた。このところ寝不足が続いていたので、短時間ながら熟睡することができた。
シャワーに行く。男子たるもの、身だしなみは整えなければならない。
8時40分ごろ、カフェを出る。きょうのメインは「さっぽろ雪まつり」である。まっすぐ札幌に向かう手もあるが、「明るい」旭川冬まつりも抑えておきたい。けっこう迷ったのだが、旭橋河畔公園に向かうことにした。
きょうも朝から雪である。買物公園の氷像は雪をかぶっていて、鑑賞に堪えない。冬まつりスタッフが強力な噴射機で雪を吹き飛ばしているが、全部やるには時間がかかりそうである。
しかし改めて、旭川も凄い雪の量である。いくら北海道とはいえ、街を歩けば歩道の部分はアスファルトが見えていた。しかし今年は、そこも雪に覆われている。
キュッキュッと新雪を踏んで、旭橋河畔会場に着いた。スノーステージのイベントは、9時30分の空手演舞から始まったが、この雪では見る気がしない。
どうにも腹が減ってきたので、売店のひとつで焼き鳥を買う。6本入り300円は激安だが、シロ(とり皮)がけっこう入っていて、やや期待が外れた。
もう札幌に向かうことにする。河畔会場から旭川駅前行きシャトルバスの第1便は9時50分。乗客は数人だった。
札幌へは高速バスを使うことにする。札幌-旭川はバス、JRともドル箱路線で、両社とも多くの便が発着している。バスを選んだのは、もちろんこちらが安いからだ。2,000円。
中央バスのターミナルビルに入る。
ところが、券売機脇に貼り紙があり、「旭川-札幌間は、吹雪の影響で高速道路が不通のため、運休」と書かれてあったので、ビックリした。マジか!?
この豪雪ならさもありなん、だが、それにしてはここまで私は、滞りなく来られたものだ。よく考えたら、「高速」とは無縁の超ローカル線と超ローカルバスを乗り継いでいた。それが幸いしたのだ。
それはとにかく、札幌まで行かなければならない。札幌-旭川間の特急列車は、私も何度も利用したことがある。これには「自由席往復割引きっぷ・Sきっぷ」が便利で、札幌→旭川→札幌を特急列車利用で4,940円である。
しかし私が利用するのは片道なので、乗車券+特急券をふつうに買うしかないが、その値段は4,500円前後するはずである。
これでは鈍行列車を利用するしかない。函館本線のこの区間に鈍行列車はほとんど走っていないが、私は一応「道内時刻表」を繰る。すると、
旭川10時24分発→滝川11時24分着
滝川11時40分発→岩見沢12時22分着
岩見沢12時35分→札幌13時18分着
と、うまいこと乗り継げることが分かった。
時間もあまりないので、私は旭川駅に走る。構内に入った。きょうは最終的に千歳駅まで行くので、そこまでの切符を買いたいが、券売機では買えないようだ。
私はみどりの窓口を探す。しかしそこは、乗客が列を作っていた。腕時計を見ると10時16分である。おおい、24分の列車に間に合うのか!?
そのとき、駅の放送が入った。
「10時24分発の滝川行き普通列車は、降雪のため運休になります」
はあああ!?
ジェ、JRよ、お前もか!! 特急列車が運休して鈍行列車が走る例はよくあるが、その逆は珍しい。今年は本当に雪に祟られている。
しかしどうしたらいいのだろう…。バスもダメ、JRもダメ。いやJRは特急を利用すればいいのだが、前述のとおり、それは意地でもできないところである。
札幌行きのルートを閉ざされ、私は呆然とした。
(つづく)