26日(日)は女流最強戦準決勝・甲斐智美女流王位と中井広恵女流六段の一戦があった。中盤まで中井女流六段が面白い形勢に見えたが、結果は甲斐女流王位の勝ち。中井女流六段、第5回目にして、初の「投了」となってしまった。
この決勝戦は3月18日で、私の誕生日。もし中井女流六段が決勝に進出したら、当日は対局会場になるであろう大和証券にお邪魔して、中井女流六段の優勝という、最高にハッピーなバースデープレゼントをいただこうと思ったのだが、夢と消えてしまった。
24日(金)はジョナ研があった。1月27日以来約1ヶ月振りで、2月10日も開催できないこともなかったのだが、その日は私が北海道旅行だったため、取りやめとなった。私は無視して、開いてくれればよかったのに。
きょう24日は、午後6時45分ごろジョナサンに入った。きょうもAyakoさんは休みのようである。もう金曜日のシフトではなくなったのだろう。彼女と飲みに行けなかったのが唯一の心残りだが、それをいっても詮無い。いまはただ、彼女が店を辞めていないことを祈るだけである。
店内の奥でHon氏が手を挙げていたので、その席に着く。
きょうの出席予定は5名だったが、W氏が突然の体調不良で欠席とのこと。大事がなければいいがと思う。
私はキャンペーンメニューを頼んで雑談。7時10分ごろ、Kaz氏が来た。Kaz氏には北海道旅行の土産話をしていないので、多少の脚色を交え、面白おかしく話す。それを聞いたKaz氏の反応は、私の予想どおりだった。
「ええっ?? 大沢さん、それは…うらやましいっす!!」
こちらは人生最高の1日を過ごしたのだから、否定はしない。しかし旅先でのデートなんて誰でも経験していることだし、それほど騒ぐことでもない気もする。
7時35分にKun氏が来た。Kun氏はきょう2月24日が誕生日で、事前のリサーチでは、出欠が不明だった。年に1度の誕生日だからまっすぐ家に帰ればと思うのだが、そこでジョナ研に寄ってしまうのが、将棋バカの将棋バカたるゆえんである。
Kun氏には、形ばかりのお祝いを述べておく。Kun氏だってヤローから祝ってもらっても、うれしくなかろう。
7時40分、Fuj氏が来る。これできょうのメンバーがすべて揃った。どうでもいいが、席の配置を記しておく。
壁
Kun Hon
壁
一公 Kaz Fuj
Kaz氏は食事。Kun氏はビールにつまみ。仕事の付き合いで飲んで来たというFuj氏は、いきなりスイーツを注文した。
前日23日の女流王位リーグで、中井女流六段が本田小百合女流二段に勝ち、プレーオフ進出の望みをつないだ。
「大沢さん、中井さんに、勝利のお祝いメールは出さないの?」
とHon氏がいう。
私は中井女流六段のメアドを存じ上げているから、送信するのにやぶさかではないが、それだと中井女流六段も私に返信をしなければならず、却って迷惑なのではなかろうか。
それをみんなに問うと、みんなは即座に否定した。
「中井さんだって、大沢さんからメールを貰えばうれしいよ」
「そうか…。やっぱり送ったほうがいいのかな、広恵に」
というと、みんなが微苦笑した。
Kun氏とHon氏は酒飲みなので、どんどんビールをお代わりする。私たちは長時間粘るので、注文が多いのは助かる。
私たちは相変わらずバカ話に興じる。ジョナ研でも大野食事会でも、いつもバカ話で爆笑の渦なのだが、それより一段高いレベルになると、話の場に「ツヤ」が出る。今回はそれを感じる。きょうはW氏がいないが、それを補って余りある「笑い」であった。
ところでFuj氏が浮かぬ顔である。中身は2月10日の動きだ。当日は各人いろいろあって、私が日本で一番幸せだった自信はあるが、Fuj氏も私に劣らず楽しい1日を送ったはずだ。だがそれが、いまでは重荷になっているようだ。しかしFuj氏、そんなに気にすることはないと思う。
Kaz氏がソワソワしている。きょうは誰か盤駒を持ってないんですか? という。ついに禁断症状が出たか。彼も真性の将棋バカなのだった。
Hon氏が布盤と駒を出し、Hon氏とKaz氏の対局が始まった。ジョナサンで将棋。これがジョナ研のもうひとつの姿である。
(つづく)
この決勝戦は3月18日で、私の誕生日。もし中井女流六段が決勝に進出したら、当日は対局会場になるであろう大和証券にお邪魔して、中井女流六段の優勝という、最高にハッピーなバースデープレゼントをいただこうと思ったのだが、夢と消えてしまった。
24日(金)はジョナ研があった。1月27日以来約1ヶ月振りで、2月10日も開催できないこともなかったのだが、その日は私が北海道旅行だったため、取りやめとなった。私は無視して、開いてくれればよかったのに。
きょう24日は、午後6時45分ごろジョナサンに入った。きょうもAyakoさんは休みのようである。もう金曜日のシフトではなくなったのだろう。彼女と飲みに行けなかったのが唯一の心残りだが、それをいっても詮無い。いまはただ、彼女が店を辞めていないことを祈るだけである。
店内の奥でHon氏が手を挙げていたので、その席に着く。
きょうの出席予定は5名だったが、W氏が突然の体調不良で欠席とのこと。大事がなければいいがと思う。
私はキャンペーンメニューを頼んで雑談。7時10分ごろ、Kaz氏が来た。Kaz氏には北海道旅行の土産話をしていないので、多少の脚色を交え、面白おかしく話す。それを聞いたKaz氏の反応は、私の予想どおりだった。
「ええっ?? 大沢さん、それは…うらやましいっす!!」
こちらは人生最高の1日を過ごしたのだから、否定はしない。しかし旅先でのデートなんて誰でも経験していることだし、それほど騒ぐことでもない気もする。
7時35分にKun氏が来た。Kun氏はきょう2月24日が誕生日で、事前のリサーチでは、出欠が不明だった。年に1度の誕生日だからまっすぐ家に帰ればと思うのだが、そこでジョナ研に寄ってしまうのが、将棋バカの将棋バカたるゆえんである。
Kun氏には、形ばかりのお祝いを述べておく。Kun氏だってヤローから祝ってもらっても、うれしくなかろう。
7時40分、Fuj氏が来る。これできょうのメンバーがすべて揃った。どうでもいいが、席の配置を記しておく。
壁
Kun Hon
壁
一公 Kaz Fuj
Kaz氏は食事。Kun氏はビールにつまみ。仕事の付き合いで飲んで来たというFuj氏は、いきなりスイーツを注文した。
前日23日の女流王位リーグで、中井女流六段が本田小百合女流二段に勝ち、プレーオフ進出の望みをつないだ。
「大沢さん、中井さんに、勝利のお祝いメールは出さないの?」
とHon氏がいう。
私は中井女流六段のメアドを存じ上げているから、送信するのにやぶさかではないが、それだと中井女流六段も私に返信をしなければならず、却って迷惑なのではなかろうか。
それをみんなに問うと、みんなは即座に否定した。
「中井さんだって、大沢さんからメールを貰えばうれしいよ」
「そうか…。やっぱり送ったほうがいいのかな、広恵に」
というと、みんなが微苦笑した。
Kun氏とHon氏は酒飲みなので、どんどんビールをお代わりする。私たちは長時間粘るので、注文が多いのは助かる。
私たちは相変わらずバカ話に興じる。ジョナ研でも大野食事会でも、いつもバカ話で爆笑の渦なのだが、それより一段高いレベルになると、話の場に「ツヤ」が出る。今回はそれを感じる。きょうはW氏がいないが、それを補って余りある「笑い」であった。
ところでFuj氏が浮かぬ顔である。中身は2月10日の動きだ。当日は各人いろいろあって、私が日本で一番幸せだった自信はあるが、Fuj氏も私に劣らず楽しい1日を送ったはずだ。だがそれが、いまでは重荷になっているようだ。しかしFuj氏、そんなに気にすることはないと思う。
Kaz氏がソワソワしている。きょうは誰か盤駒を持ってないんですか? という。ついに禁断症状が出たか。彼も真性の将棋バカなのだった。
Hon氏が布盤と駒を出し、Hon氏とKaz氏の対局が始まった。ジョナサンで将棋。これがジョナ研のもうひとつの姿である。
(つづく)