一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

冬の北海道旅行8・人生最高の1日

2012-02-18 12:07:47 | 旅行記・北海道編
午後6時40分ごろ、再び8丁目に戻る。よさこいの演舞はまだ続いていた。ステージイベントはいろいろあるが、やはり動きがあるものが、こちらも体が温まってよい。以前も書いたが、ある年の雪まつりでは、ステージで能を舞っていたことがあった。しかしあまりの動きのなさに、こちらの寒さが増幅されたものだった。
7時半にイベントは終了した。そのまま4丁目方面に戻ると、7丁目のHBCインド広場で、Natsuki&ブライトサッポロのゴスペル音楽が始まった。彼女らの歌を聴くのも、毎年の恒例行事である。しかし今回は、リーダーのNatsukiがインフルエンザのため欠場。これは残念だった。
総勢19名のメンバーが、インドの文化遺産「タージマハル」の大雪像をバックに、ソウルフルな歌声を披露する。私もそれに合わせて両腕を動かす。こうでもしないと、寒くてやってられない。現在氷点下9度である。
8時、ステージが終了。まさに「ハレルヤ」なひとときだった。
いよいよすすきの会場に向かう。薄野の大交差点のすぐ先が会場だ。ここの氷像は、平べったい氷に、「彫る」感じが特徴だ。ライトアップされて命が吹き込まれたそれらは美しく、時の経つのを忘れた。
これですべての冬まつりが終了した。今年も本当に楽しかった。
さて、これで千歳に向かってもいいのだが、札幌最後の夜をもう少し堪能したい。
私は、自分一人では絶対入らない店に、思い切って入ってみた。
そこはとても幸せで、温かい気分になって、何よりほんわかと気持ちよかった。
総額で5,000円ポッキリ。意外と安かった、という印象である。
地下鉄南北線でさっぽろまで戻り、札幌駅で200円の切符を買い、入場する。23時59分の千歳行き最終電車に乗る。千歳着は翌日の0時39分であった。

今旅行2度目の千歳エアポートホテルに旅装を解く。今回はやむを得ず喫煙室を予約したが、部屋に入った瞬間、タバコの臭いがした。禁煙室と比べるとその差は歴然で、こんなに違うのかと思う。
今回もソフトオンデマンドが無料なので、せっかくなので観る。しかしおもな作品は先日ほとんど観てしまったので、今回新たな興奮はなかった。
何もしないまま、午前2時すぎに就寝。
6時30分、スマホのアラームで叩き起こされた。きょうは東京に帰るのみだ。AIR DOは8時発。ホテルからは無料のシャトルバスが出ているので重宝だ。
部屋備え付けのドリップコーヒーを急いで飲んで、チェックアウト。マイクロバスで新千歳空港に着き、チェックインした。
月曜の朝だが、012便は満席だった。シートに座りゆっくりと目を閉じると、今回の旅の思い出がよみがえってくる。
どの日も楽しかったが、圧巻は10日であろう。我が旅行初の女性とのデートが実現し、夢のような1日だった。
いままでの人生で、こんなに楽しく幸せなひとときがあっただろうか。彼女には指1本触れなかったけれど、人生最高の1日だった。これからの人生で何かバチが当たらないだろうか、誰かに暗殺されないだろうかと、本気で我が身を案じた。
それを言うと彼女は、こんなにいいことがあったんだから、これからもいいことがいっぱい続くって考えればいいじゃない、と言った。
いつも前向きな、いかにも彼女らしい考えだった。
私の未来を冷静に読んでみると、何の望みもなく、待っているのは絶望のみである。それを思うと気が滅入るが、いまは一日一日を一生懸命生きていくしかない。
目を開けると、スッチーがいた。極上の古河彩子女流二段、という感じだ。向こうの通路には、身長を15センチ高くした本田小百合女流二段似のスッチーが歩いていた。ふふっ…。思わずニヤケてしまう。
東京まではあと1時間である。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする