続いてR-Hon戦。最近居飛車を勉強しているというHon氏は、きょうも居飛車。横歩取りの将棋となった。
序盤はKun氏の講義とともに進む。Kun氏はなかなか解説上手だ。
きょうはHis、Kun、Honと3人も飲んべえがいるので、生ビールのお代わりがどんどん出る。私たちはジョナサンに長時間粘るが、それに見合った注文はしているつもりである。
見応えのある攻防が続いたが、Hon氏に形勢の針が動いて終盤戦に突入した。▲2一竜▲7六歩▲7七桂▲8七歩▲9七歩・持駒金2銀、△6二銀△7二玉△8一桂△9一香△9三歩。ここから▲6一銀△8二玉▲7二金△8三玉と進んだので驚いた。こんなイモ手を指すとはHon氏、信じられない。
▲6一銀では▲8三金△同玉▲8一竜が形で、以下どう応じても先手勝ち。続く▲7二金でも▲7二銀成△同玉▲8三金のやり直しが利いたが、もっともそれが指せれば最初から▲8三金と打っている。
九死に一生を得たR氏は寸隙をついて反撃に出る。これが厳しく、Hon氏の投了となった。Hon氏は私との将棋でも、いつも中盤までは優勢なのだが、終盤でズッコケる。終盤が強くなれば、すぐに四段だ。もっとも終盤の課題は、私もだが…。
ここでHon氏は退席。続いてHis-Kun戦となった。これは重量級の一戦である。
将棋はHis氏の筋違い角。いまやHis氏の十八番になった感がある。Kun氏は居飛車に構えた。私はつまみをつまんで、ドリンクを飲みながら観戦。至福の時間である。
Kun氏の模様がよかったが、終盤で逆転したようだ。His氏の勝ち。感想戦では、いつも冷静なKun氏がアツクなっていたように見えた。
両者、熱戦の余韻が残っていたのか、ジョナ研では珍しい連戦となった。その2局目もHis氏の筋違い角。対して先手Kun氏が手厚く指し、勝勢を築く。しかしそこからHis氏が妖しく粘り、形勢は混沌としてきた。
最後は先手玉が詰むや詰まざるやのおもしろい局面になったが、His氏がKun玉を鮮やかに詰まし、熱闘が終わった。
感想戦に移るが、Kun玉の詰む、詰まないの前に、His玉に詰みはなかったか? 私は疑問を呈した。
先手・Kun:2一竜、3三馬、6二成銀、7六歩、8七歩、9六歩 持駒:金、桂
後手・His:6三歩、7二銀、7三歩、8一桂、8三歩、9一香、9二玉、9四歩
本譜は▲7二成銀だったが、ここで▲8二金△同玉▲7一竜△9二玉)▲7二竜と迫る手はなかったか? 調べてみると、以下△8二銀(最善)▲8四桂△9三玉▲8二竜△同玉▲7二成銀△9三玉▲8二銀…で、後手玉が詰んでいた。途中、▲7二成銀で1枚節約できるのがミソだ(注:読者の指摘により、ここは▲7一竜△9二玉では、△9三玉で不詰めと分かった。お詫びいたします)。
きょうのKun氏は、少し精彩を欠いていたようだ。
感想戦のあとは、対筋違い角の研究になった。将棋ばなし、実戦、研究。なんでもアリがジョナ研である。さて筋違い角には腰掛け銀にするのがKaz流で、4筋の位を取れば居飛車指せる、が持論らしい。
その順でしばらく突っついてみたが、これはこれで難しい。しかしKun氏に筋違い角で連勝したHis氏は、この戦法にさらに自信を深めてしまった。
「私は筋違い角を認めません」
と、私とKun氏。しかしHis氏は納得がいかないようだ。私たちも、持論を強固なものにするためには、His流筋違い角を打倒しなければならない。
11時は過ぎているが、ここでKun氏は退席。いつもよりちょっと遅めで、あるいはKun氏、「詰んでしまった(終電がなくなることの意)」かもしれない。
残る3人でしばし雑談。私が沖縄でAyakoさんを探さなかったことが、His氏には意外だったようだ。しかし沖縄は広い。勤めている店が分かるならともかく、何の手がかりもない現状では、手の打ちようがない。
時刻は11時半近くになり、きょうはここで散会となった。
食事の伝票は恐ろしい長さになっていた。きょう私が出した飲食代は2,000円。夕食を摂って、デザートを食べて、ドリンク飲み放題で、つまみをつまんで、かわいいウエイトレスさんがついて、将棋を指して、研究して、5時間近く粘って、この金額。これだからジョナ研はやめられない。
序盤はKun氏の講義とともに進む。Kun氏はなかなか解説上手だ。
きょうはHis、Kun、Honと3人も飲んべえがいるので、生ビールのお代わりがどんどん出る。私たちはジョナサンに長時間粘るが、それに見合った注文はしているつもりである。
見応えのある攻防が続いたが、Hon氏に形勢の針が動いて終盤戦に突入した。▲2一竜▲7六歩▲7七桂▲8七歩▲9七歩・持駒金2銀、△6二銀△7二玉△8一桂△9一香△9三歩。ここから▲6一銀△8二玉▲7二金△8三玉と進んだので驚いた。こんなイモ手を指すとはHon氏、信じられない。
▲6一銀では▲8三金△同玉▲8一竜が形で、以下どう応じても先手勝ち。続く▲7二金でも▲7二銀成△同玉▲8三金のやり直しが利いたが、もっともそれが指せれば最初から▲8三金と打っている。
九死に一生を得たR氏は寸隙をついて反撃に出る。これが厳しく、Hon氏の投了となった。Hon氏は私との将棋でも、いつも中盤までは優勢なのだが、終盤でズッコケる。終盤が強くなれば、すぐに四段だ。もっとも終盤の課題は、私もだが…。
ここでHon氏は退席。続いてHis-Kun戦となった。これは重量級の一戦である。
将棋はHis氏の筋違い角。いまやHis氏の十八番になった感がある。Kun氏は居飛車に構えた。私はつまみをつまんで、ドリンクを飲みながら観戦。至福の時間である。
Kun氏の模様がよかったが、終盤で逆転したようだ。His氏の勝ち。感想戦では、いつも冷静なKun氏がアツクなっていたように見えた。
両者、熱戦の余韻が残っていたのか、ジョナ研では珍しい連戦となった。その2局目もHis氏の筋違い角。対して先手Kun氏が手厚く指し、勝勢を築く。しかしそこからHis氏が妖しく粘り、形勢は混沌としてきた。
最後は先手玉が詰むや詰まざるやのおもしろい局面になったが、His氏がKun玉を鮮やかに詰まし、熱闘が終わった。
感想戦に移るが、Kun玉の詰む、詰まないの前に、His玉に詰みはなかったか? 私は疑問を呈した。
先手・Kun:2一竜、3三馬、6二成銀、7六歩、8七歩、9六歩 持駒:金、桂
後手・His:6三歩、7二銀、7三歩、8一桂、8三歩、9一香、9二玉、9四歩
本譜は▲7二成銀だったが、ここで▲8二金△同玉▲7一竜△9二玉)▲7二竜と迫る手はなかったか? 調べてみると、以下△8二銀(最善)▲8四桂△9三玉▲8二竜△同玉▲7二成銀△9三玉▲8二銀…で、後手玉が詰んでいた。途中、▲7二成銀で1枚節約できるのがミソだ(注:読者の指摘により、ここは▲7一竜△9二玉では、△9三玉で不詰めと分かった。お詫びいたします)。
きょうのKun氏は、少し精彩を欠いていたようだ。
感想戦のあとは、対筋違い角の研究になった。将棋ばなし、実戦、研究。なんでもアリがジョナ研である。さて筋違い角には腰掛け銀にするのがKaz流で、4筋の位を取れば居飛車指せる、が持論らしい。
その順でしばらく突っついてみたが、これはこれで難しい。しかしKun氏に筋違い角で連勝したHis氏は、この戦法にさらに自信を深めてしまった。
「私は筋違い角を認めません」
と、私とKun氏。しかしHis氏は納得がいかないようだ。私たちも、持論を強固なものにするためには、His流筋違い角を打倒しなければならない。
11時は過ぎているが、ここでKun氏は退席。いつもよりちょっと遅めで、あるいはKun氏、「詰んでしまった(終電がなくなることの意)」かもしれない。
残る3人でしばし雑談。私が沖縄でAyakoさんを探さなかったことが、His氏には意外だったようだ。しかし沖縄は広い。勤めている店が分かるならともかく、何の手がかりもない現状では、手の打ちようがない。
時刻は11時半近くになり、きょうはここで散会となった。
食事の伝票は恐ろしい長さになっていた。きょう私が出した飲食代は2,000円。夕食を摂って、デザートを食べて、ドリンク飲み放題で、つまみをつまんで、かわいいウエイトレスさんがついて、将棋を指して、研究して、5時間近く粘って、この金額。これだからジョナ研はやめられない。