一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

8月17日のジョナ研(前編)

2012-08-29 00:41:08 | ジョナ研
沖縄から帰って来た2日後の17日(金)、ジョナ研があった。
最寄駅で駒込までの回数券を購入し、午後7時、駒込ジョナサンに入った。
先客はHon氏。簡単な挨拶のあと、植山悦行七段の話になった。棋友が植山七段に、「先生がLPSA代表理事の座を狙っていたという話になってますよ」と言うと、植山七段は「はあ?」とあんぐりしたという。それを聞いて、私は大笑い。
きょうはパスタセットを頼む。15分くらい経つと、Kun氏、R氏が相次いで現われた。R氏は仕事の最中に抜けだしてきたもの。何もそこまでしてジョナ研に参加しなくてもと思うが、しかしありがたいことではある。
私は沖縄の土産話を用意していたが、彼らは無関心のようだ。「いずれブログにアップされるでしょ」と、聞こうとしない。そうだった、彼らは将棋バカだった。沖縄の話より、将棋の話なのだ。
R氏より、中井広恵女流六段誕生日パーティーの参加費をいただく。プラス・プレゼントの協賛金も頂戴した。これで精算はすべて終了。来年も中井女流六段をお祝いできればうれしい。
引き続き将棋のバカ話に興じる。帰京後も私の心は沖縄にあったが、このジョナ研を境に、元の生活に戻るという感じだった。
8時15分、His氏が来店。ほかにW氏とKaz氏が来店予定だったが、ドタキャンになった。きょうはこの5人で進行する。
His氏はLPSA芝浦サロンに寄って来たそう。きょうの講師は渡部愛女流3級で、各回とも満員だったという。予約を入れなかったHis氏は5時に入ったが、1時間以上も待たされたという。愛人気はスゴイことになっている。
His氏、愛ちゃんには惜敗したという。私もまた、愛ちゃんに教えてもらいたくなった。
His氏を除いてひととおり食事が済んで、8時半、ついに将棋盤が登場した。俎上に乗ったのはKun氏の将棋。Kun氏は12日(日)に行われた「LPSAサマートーナメント」で、女性強豪のTさんと対戦。模様はよかったが、逆転負けを喫したという。
その将棋を見せてもらう。Tさんの先手で▲7六歩△3四歩▲7五歩△1四歩、という興味深いでだし。以下Kun氏が居飛車を採用し、抑え込みの方針を採った。
しかし1点読み抜けがあった。▲7八飛▲8八角、△6六歩△7四金△7五銀…の局面で、▲6六角が強手。△同銀は▲7四飛で網が破れる。以下もむずかしい戦いが続いたが、Kun氏が競い負けた。後手はどこかで△8七歩を入れるべきだったという。
Tさんとは「将棋ペンクラブ・関東交流会」の席で対局したことがあるが、石田流に組まれて完敗した。まあ私の将棋はどうでもいいが、Kun氏まで負けたとは信じられない。しかしKun氏の本領はキレのある振り飛車にあり、ふたりの戦いはまだ始まったばかりといえる。
続けて待望の実戦。まずはKun氏と私。私の先手で、相居飛車から▲3四飛。▲2八飛も考えたが、あとで何を言われるか分からない。
Kun氏は△3三桂と跳ねた。これがKun流である。私は中住まいから▲7六飛と回ったが、これがあまりよくなかった。Kun氏に△5四歩~△5三銀~△6四銀~△3一角とされ、左辺が息苦しくなってきた。
Kun氏とは以前もこんな展開で負かされたことがあるのだが、全然学習していない。
私は飛車の退路を開けるべく▲6五桂と跳ねたが、こんな手しかないようではダメである。
しかしKun氏の△8三玉が少し大胆すぎたようだ。私は▲7三桂成△同金▲7四銀と切りこんでゆく。これで何とか勝負形になったようだ。
以下、珍しく私の攻め、Kun氏の受け、という将棋になった。
▲7四歩▲7五角▲7六飛・持駒金銀歩…、△6四歩△8一桂△8三玉△8五歩△9一香△9四歩・持駒銀2桂…の局面で、後手の△6五銀に、私の▲6三銀が好手だった。もし△7六銀なら、▲8四歩以下詰み。
本譜は以下△8四桂だが、▲同角△同玉(△7六銀は▲7三歩成△同桂▲7五桂以下詰み)▲7五金△8三玉▲8四歩△9三玉▲7三歩成△同桂▲6五金まで、私が勝った。しかし感想戦では、こちらの負けの変化が続出して、参った。中盤、どこかで△7五銀と決戦されるとこちらが悪かったし、▲7三桂成△同金のところでも、△同玉と取って6筋方面に逃げ越されたら、こちらが容易ではなかった。
しかし私はこのところ沖縄旅行など遊びに興じ、将棋どころではなかったので、内容はどうあれ、将棋がサビついてないことが確認できて、ホッとした。
また言うまでもないが、Kun氏に勝つと、大きな自信になるのだ。
(つづく)
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