一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

前日の解答

2012-08-09 00:10:43 | 将棋雑記
きのうの解答。私が用意した正解は、
「野田澤彩乃女流1級、中村桃子女流1級、船戸陽子女流二段、山田久美女流三段の4人は、マイナビ一斉予選対局で3連敗して、チャレンジマッチ行きとなった」
だった。
これは今年私が一斉予選抽選会に臨む前から気付いていたことで、山田女流三段を除く3女流棋士は不幸なことだったなー、と気の毒に思ったものだった。
そして今回私が山田女流三段の色紙を引いたとき、彼女がチャレンジマッチ(CM)行きにリーチが掛かっていたことは気付いていたものの、彼女ほどの実力者が、まさかCMには行くまい、と楽観していた。
しかし実際は、山田女流三段は島井咲緒里女流二段に屈し、来期CM行きとなった。ここで初めて私は、自分のジンクスが本物であることに、驚愕したのであった。
しかしこれらの4人は最近、立て続けに結婚したことを思い出した。
そこでそれぞれの入籍日と挙式日を調べてみると、

野田澤女流1級…2010年10月入籍→2011年3月結婚式
中村女流1級…2011年8月入籍→同年12月結婚式
船戸女流二段…2011年8月入籍→同年9月結婚式
山田女流三段…2010年6月入籍→2011年4月結婚式

ということが分かった。
ここでもうひとつの別解が発生した。すなわち、
「この4人は、2011年に結婚式を挙げた」
である。
冒頭の解答としては、
「私に色紙を引かれた女流棋士はマイナビでCM行きという地獄を見る。何て私は疫病神なんだ」
というオチを用意していた。
しかし、何てことはない。
「私に色紙を引かれた女流棋士は、2011年に結婚式を挙げて幸せになる」
のだった。
とすれば来年あたり私は、一斉予選抽選会で、島井女流二段の色紙を引くのだろうか。
CMの話を続けるが、ここには意外に落っこちやすい。加藤桃子女流王座が古河彩子女流二段に敗れたりするくらいだから、女流棋士の棋力はほぼ同じ、つまり勝率5割として考えてみよう。
まず、1回戦で敗退する女流棋士は24人。翌年、その24人の半数が1回戦で敗れて、12人。その翌年はさらに半分の6人が敗れる。確率論からいえば、どんな実力者でも、年に6人は落ちてしまうのである。
もちろん参加者の中にはアマや奨励会員がいるから数字は微妙に変わるが、意外と落ちやすいのは事実である。
ただし、そこはやはり女流プロ。一足先に落っこちた野田澤女流1級、中村女流1級、船戸女流二段は、すぐにCMを勝ち抜いた。やはりアマの中では、格が違うのである。山田女流三段も、来期はCMをラクに勝ち抜くだろう。
蛇足ついでにもう少し書くと、このCMは、女流棋士にも対局料が出ないと聞いた。
それが本当なら、一斉予選対局の定員を48人と決めたのは、マイナビ、なかなかしたたかといえる。つまりこれから女流棋士がいくら増えても、支払う対局料は48人分で済むからだ。
一斉予選対局では観戦者からの収入もあるし、懸賞金スポンサー制度では中間マージンも入る。まさに笑いが止まらないところ。今後も女流棋戦の席次1位は、盤石であろう。
コメント (3)
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