店が移転につき、シャッターが閉まっていた。しかも移転先も休業中らしく、クサッタ。
私は大通方面に戻り、さっき通った蕎麦屋「まる山」に入る。もりそば600円は、まずまずか。しかし私なら、550円というところ。
行ったり来たりだが、私はすすきの会場に向かう。空はもう、すっかり暗い。
「すすきの氷の祭典」は、中氷像が約60基あった。私はゆるゆると鑑賞する。昔ほどの感動はないが、素晴らしい作品群ではある。
また小腹がすいてきたので、さんざん迷ったが、ギョーザの「みよしの」に入り、「みよしのセット」(カレーライス・ぎょうざ6コ・お新香で470円)を頼んだ。北海道最後の晩餐がカレーとぎょうざとはアレだが、これが私流である。
大いに満足して大通公園に戻り、7丁目西・19時からのNatsukiスペシャルステージを聴く。
昨年までは、「サヨナラ」の冠が付いていたのだが、今年はなし。単なるステージとなっていた。
ちなみに昔は「さよなら雪まつり」と題して、「ミスさっぽろ」や「雪の女王」、全会場のスタッフが集まり、テレビアナウンサーが司会もやって、かなり豪華なフィナーレとなっていた。それに感動して、私は雪まつりの最終日に訪れるようになったのだ。しかし近年は予算の都合からかサヨナライベントはなく、私が最終日に拘る意味が薄れている。
Natsukiのバックコーラスは旭川よりはるかに多く、豪華版となった。Natsukiの真紅の衣装、コーラス隊の紫の衣装が鮮やかだ。彼女らが数十人で歌う姿は圧巻で、かなり感動する。やはりNatsukiには最終日がよく似合う。
30分のコンサートが終わり、私はそのまま4丁目方面に歩く。食の広場でラーメンでも食べたいが、ちょっと高めに思えて、手が出ない。
某会場では、地元地下アイドルと思しき少女たちのコンサートをやっていた。私はこの雰囲気、好きである。そして、雪まつりの終わりをしみじみと感じるのである。
これで今年のさっぽろ雪まつりは終わり。私は再び地下街に潜り、札幌からは本日の宿泊地である、千歳に向かった。
千歳線の普通列車に乗り、21時40分、千歳着。今夜は駅から徒歩15分のところにある某ホテルに泊まる。駅前にある「千歳エアポートホテル」もよかったのだが、某ホテルが1泊2,980円と妙に安かったので、そちらを予約したのだった。
ホテルに向かう前に、駅前の本屋で「FRIDAY」を買う。先日買ったのが「実務用」で、今回は「保存用」である。こうやって私は、無駄遣いをする。
ホテルにはけっこう時間がかかった。ネットで、駅からの所要時間を積極的に書いてないところは、駅から遠いと考えて間違いない。少しでも錯覚させようと「繁華街から1分」とか書かれたりすることもある。しかしホテルまでの行程は長く、こんなことなら、駅前に旅装を解くのだった。
某ホテルには午後10時03分に着いた。ここは最終チェックインが午後10時とのことだったが、まあ大丈夫であろう。
が、ロビーが暗い。フロントでベルを押すと、脇の階段からスタッフが降りてきた。
…ものすごくイヤな予感がした。
受付を済ませて、4階の部屋に入る。電気を点けたが、暗い。よく見ると、ベッドのライティングライトがひとつ点いているだけだった。室内を見渡すと、お茶のセットもない。
私はテレビを点けるが、いかんせん室内が暗すぎる。インフォメーションを見ると、電気スタンドの貸し出しをしているとのことだったので、私はフロントに降りる。しかしやはり真っ暗で、スタッフはいない。まるで北朝鮮のホテルのようだ。
私はベルを押すと、数十秒後に、さっきのスタッフが2階から降りてきた。まったくじれったい。この人はふだんどこにいるのだ?
私は呆れて、「もういいです」と自室に戻った。
そして改めて思う。このホテルはハッキリ言って、つぶれかけている。負債が大きくなって、閉鎖寸前なのではないだろうか。
私はクサッテ、シャワールームに入る。バスでシャワーを浴びたら、ゴンと頭に当たった。部屋の梁が、出っ張っていたのだ。
シャワーを浴びて頭にモノが当たるなんて、初めての経験である。まったく、駅前のホテルに泊まってりゃいまごろは、ビデオでも鑑賞していたかもしれないのに…。
このホテルはダメだと思った。
翌12日(水)。きょうはもう、東京に一直線で帰るのみである。
早朝にホテルをチェックアウトし、千歳駅に戻る。JRに乗れば空港まではすぐだが、バスのほうが安いので、そちらを利用する。中央バスの待合室にはけっこう人がいて、私と同じ考えの人は少なくないようだった。
私はコンビニでおにぎりを買い、バスに乗った。
新千歳空港に着く。ANA FESTAでお土産買うと、初音ミク仕様のビニールバッグに、品物を入れてくれた。ANA FESTA、なかなかイキなことをするものである。
これで今年の北海道冬まつりは終わり。今年も楽しかった。
来年また、この地を訪れることができるだろうか。ちょっと難しい気もする。もう、何もかもが、ダメだから…。
私は大通方面に戻り、さっき通った蕎麦屋「まる山」に入る。もりそば600円は、まずまずか。しかし私なら、550円というところ。
行ったり来たりだが、私はすすきの会場に向かう。空はもう、すっかり暗い。
「すすきの氷の祭典」は、中氷像が約60基あった。私はゆるゆると鑑賞する。昔ほどの感動はないが、素晴らしい作品群ではある。
また小腹がすいてきたので、さんざん迷ったが、ギョーザの「みよしの」に入り、「みよしのセット」(カレーライス・ぎょうざ6コ・お新香で470円)を頼んだ。北海道最後の晩餐がカレーとぎょうざとはアレだが、これが私流である。
大いに満足して大通公園に戻り、7丁目西・19時からのNatsukiスペシャルステージを聴く。
昨年までは、「サヨナラ」の冠が付いていたのだが、今年はなし。単なるステージとなっていた。
ちなみに昔は「さよなら雪まつり」と題して、「ミスさっぽろ」や「雪の女王」、全会場のスタッフが集まり、テレビアナウンサーが司会もやって、かなり豪華なフィナーレとなっていた。それに感動して、私は雪まつりの最終日に訪れるようになったのだ。しかし近年は予算の都合からかサヨナライベントはなく、私が最終日に拘る意味が薄れている。
Natsukiのバックコーラスは旭川よりはるかに多く、豪華版となった。Natsukiの真紅の衣装、コーラス隊の紫の衣装が鮮やかだ。彼女らが数十人で歌う姿は圧巻で、かなり感動する。やはりNatsukiには最終日がよく似合う。
30分のコンサートが終わり、私はそのまま4丁目方面に歩く。食の広場でラーメンでも食べたいが、ちょっと高めに思えて、手が出ない。
某会場では、地元地下アイドルと思しき少女たちのコンサートをやっていた。私はこの雰囲気、好きである。そして、雪まつりの終わりをしみじみと感じるのである。
これで今年のさっぽろ雪まつりは終わり。私は再び地下街に潜り、札幌からは本日の宿泊地である、千歳に向かった。
千歳線の普通列車に乗り、21時40分、千歳着。今夜は駅から徒歩15分のところにある某ホテルに泊まる。駅前にある「千歳エアポートホテル」もよかったのだが、某ホテルが1泊2,980円と妙に安かったので、そちらを予約したのだった。
ホテルに向かう前に、駅前の本屋で「FRIDAY」を買う。先日買ったのが「実務用」で、今回は「保存用」である。こうやって私は、無駄遣いをする。
ホテルにはけっこう時間がかかった。ネットで、駅からの所要時間を積極的に書いてないところは、駅から遠いと考えて間違いない。少しでも錯覚させようと「繁華街から1分」とか書かれたりすることもある。しかしホテルまでの行程は長く、こんなことなら、駅前に旅装を解くのだった。
某ホテルには午後10時03分に着いた。ここは最終チェックインが午後10時とのことだったが、まあ大丈夫であろう。
が、ロビーが暗い。フロントでベルを押すと、脇の階段からスタッフが降りてきた。
…ものすごくイヤな予感がした。
受付を済ませて、4階の部屋に入る。電気を点けたが、暗い。よく見ると、ベッドのライティングライトがひとつ点いているだけだった。室内を見渡すと、お茶のセットもない。
私はテレビを点けるが、いかんせん室内が暗すぎる。インフォメーションを見ると、電気スタンドの貸し出しをしているとのことだったので、私はフロントに降りる。しかしやはり真っ暗で、スタッフはいない。まるで北朝鮮のホテルのようだ。
私はベルを押すと、数十秒後に、さっきのスタッフが2階から降りてきた。まったくじれったい。この人はふだんどこにいるのだ?
私は呆れて、「もういいです」と自室に戻った。
そして改めて思う。このホテルはハッキリ言って、つぶれかけている。負債が大きくなって、閉鎖寸前なのではないだろうか。
私はクサッテ、シャワールームに入る。バスでシャワーを浴びたら、ゴンと頭に当たった。部屋の梁が、出っ張っていたのだ。
シャワーを浴びて頭にモノが当たるなんて、初めての経験である。まったく、駅前のホテルに泊まってりゃいまごろは、ビデオでも鑑賞していたかもしれないのに…。
このホテルはダメだと思った。
翌12日(水)。きょうはもう、東京に一直線で帰るのみである。
早朝にホテルをチェックアウトし、千歳駅に戻る。JRに乗れば空港まではすぐだが、バスのほうが安いので、そちらを利用する。中央バスの待合室にはけっこう人がいて、私と同じ考えの人は少なくないようだった。
私はコンビニでおにぎりを買い、バスに乗った。
新千歳空港に着く。ANA FESTAでお土産買うと、初音ミク仕様のビニールバッグに、品物を入れてくれた。ANA FESTA、なかなかイキなことをするものである。
これで今年の北海道冬まつりは終わり。今年も楽しかった。
来年また、この地を訪れることができるだろうか。ちょっと難しい気もする。もう、何もかもが、ダメだから…。