一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第3回宴会将棋(5)

2015-09-10 00:03:10 | 宴会将棋

第4図以下の指し手。▲7二香△6二金▲8二飛成△2九馬▲4七歩△4六桂▲4八金△3三歩▲4四成銀△同銀(第5図)

第4図では▲4四成銀△同銀▲6四金の攻めがある。しかしOk氏は▲7二香と打った。これが植山悦行七段を感心させたなかなかの手で、香は長く使うもの、の逆を行く好打だった。
金取りだから私は△6二金だが、▲8二飛成とゆうゆう成られて、ハッキリ上手が悪くなった。
私は△2九馬の金取り。馬筋は6四に利かせておきたかったが、そうも言っていられない。▲4七歩にも△4六歩と行きたかったが、スピードアップで△4六桂と打つ。しかしOk氏に▲4八金と落ち着かれ、△3六桂とも打てないので、△3三歩と催促した。
▲4四成銀△同銀に、Ok氏の次の手が問題だった。


第5図以下の指し手。▲6四金△5三銀▲同金△同金▲7一香成△4三玉▲3五銀△3四歩▲2四銀△7六桂(第6図)

Ok氏は▲6四金と寄る。馬筋を間接的に避けつつ遊び金を活用して味のいい手に見えたが、局後植山七段から悪手の烙印を捺された。
ここは何はともあれ▲7一香成とするところ。この一手で、上手の5二玉、6二金が釘付けにできる。▲7二香は、▲7一香成としてこそ輝きを増すのだ。
本譜▲6四金には△5三銀と引き、手順に金、玉が逃げ、盛り返したと思った。
▲3五銀が、▲3二銀までの詰めろ。私は、寄せてみろ、と△3四歩と突く。植山七段が「これは最強の手」と感心した。
植山七段は私を買ってくれている。まあこれは植山七段の錯覚だが、それを長続きさせる意味でも、私は厳しい手を指さねばならない。私の相手はOk氏だが、同時に植山七段とも戦っているのであった。
話を戻して、△3四歩には▲同銀△同玉▲3二竜、あるいは▲3二銀△3三玉▲6二竜などがあるが、いずれも残していると読んだ。
Ok氏は黙って▲2四銀。落ち着いた好手で、有段者の手だと思った。
私は△7六桂の銀取り。▲3二銀△4四玉▲4二竜△5五玉▲5三竜はあるが、そうなったらしょうがないと思った。
ここでOk氏は桂を取ったのだが…。

(つづく)
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