一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

9月19日の大野・植山教室(2)

2015-09-25 01:24:39 | 大野・植山教室
川島なお美、逝去。川島なお美といえば、ミスDJリクエストパレード、お笑いマンガ道場などの出演が思い浮かぶ。今は天国でワイン風呂に浸かっているのだろうか。いや、天国入りの手続きをしている最中かな。
心よりご冥福をお祈りいたします。

(きのうのつづき)
説明が前後するが、私の▲8三歩は、△8六歩の時に打つべきだった。
本譜は△8七歩成▲6九玉の交換が入っているから、下手の大損だ。繰り返すが、▲6三歩成と焦らずに▲8三歩としておけば、下手が優勢だったと思う。

第2図以下の指し手。△9二飛▲5三と△6七歩成▲4三と△同金▲6三成銀△4九金▲5二銀△同飛▲同成銀△同玉▲8二飛△6二歩(投了図)
まで、植山七段の勝ち。

本譜▲8三歩に△6七歩成は、▲8二歩成と飛車を取るのが大きい。そこで△6八金は下手玉が詰まず、▲7一飛の反撃が厳しい。よって上手は△3一玉と早逃げすることになるが、▲5三と△2二玉▲4三と△同金▲6一飛△3二金▲3一金(参考図)で下手勝ち。よって植山悦行七段は△9二飛と辛抱した。

私は▲5三とと銀を取る。以下の読みは△5三同金▲6六金△4三金寄▲6五桂で下手よし、というものだった。
だが植山七段は△6七歩成と踏み込んできた。まさか△4三金を取らせてくれるわけがないと軽視していたのだが、これで下手が負けになっているのに愕然とした。
私は▲6三成銀と入るが、△4九金がははあ…と唸る一手。以下は飛車で王手をして投了した。

下手は序盤でしくじり、終始非勢を感じていたが、意外にいい勝負だったようである。しかし実戦ではその形勢判断が甘く、勝機を掴み切れなかった。

ここで3時休み。W氏も見え、久しぶりの対面となる。でも改めての挨拶はなし。それがいい。
しかし人が多く、人いきれがすごい。子供の保護者もいるし、いったいこの部屋に何人いるのだろうか。もはや座るスペースすらなく、立っているだけだ。
冷蔵庫を開けると、何とペットボトルの飲み物が品切れになっている。こんなケースは初めてだ。それで、缶コーヒーをいただいた。

休み後は、S君と一般対局。私の先手で、▲2六歩△3四歩▲7六歩。S君は少考して△4四歩。S君は居飛車党なので、これもやはり相居飛車が濃厚となった。
その後、相矢倉となる。私は前日の経験を活かして、スズメ刺しの作戦を採る。

第1図以下の指し手。▲1四歩△同歩▲同香△同香▲同飛△1二香▲1三歩△同香▲同角成△同桂▲6五香△7三角▲6三香成△8四角▲5三成香△同金▲3五歩△4三金寄▲3四歩△同銀▲3五歩△同銀▲3四歩△3三歩(途中図)

▲1八飛△3四歩▲5七銀△3六角▲1七飛△1六歩▲同飛△2七角成▲1九香△1六馬▲同香△1八飛(第2図)

私は▲1四歩から仕掛ける。角香交換の駒損になったが、私は▲6五香に期待した。
数手後銀を取り返し▲3五歩だが、△4三金寄と落ち着かれ、うまく攻めが繋がらない。先手はもっと前に▲3五歩△同歩を利かせるべきだったのだが、その機会がなかった。
△3三歩(途中図)に▲1八飛と引いたが、これはよくなかった。S君に△3四歩と落ち着かれ、歩切れの私は手段がない。
▲1八飛では何はともあれ▲3三同歩成△同金上▲1六飛とし、次に▲1四歩と▲3六歩を見るのだった。ただしそうなっても、難しい形勢だ。
本譜私の▲5七銀に、S君は△3六角から飛車をイジメにきたが、これは若干ありがたかった。
S君は△1八飛と下ろす。ここが最後のチャンスだった。

(つづく)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする