一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

LPSA芝浦サロン・中倉宏美女流二段10

2015-09-17 00:52:38 | LPSA芝浦サロン
2011年8月24日(水)、LPSA芝浦サロンで指した将棋を振り返る。
この日の担当は中倉宏美女流二段。1部、2部の連投だった。私は午後5時過ぎに入室すると、宏美女流二段のほかに、石橋幸緒女流四段(当時)がいた。この時私は「勝手にマッカラン勝負」を行っていて、私が出した条件に、石橋女流四段だけがクリアしていた。すなわち、「倉敷藤花戦ベスト4」である。私は「賞品」として、GSPに1万円を寄付した。
余談ながらこの倉敷藤花戦、石橋女流四段は準決勝で清水市代女流六段に屈し、タイトル戦登場はならなかった。今では記憶に残っていないが、この時挑戦者決定戦に進出したもう一人は、室谷由紀女流初段(当時)である。もし室谷女流初段が清水女流六段に勝っていたら、4年早く女流二段になった。そして超美人女流棋士として、マスコミをにぎわしていたことだろう。
宏美女流二段らとしばらくおしゃべり。詳しくは当時の記事(2011年9月11日、12日)をご覧いただきたいが、LPSA総選挙や、私の「女流棋士ファンランキング」などの話をした。一つ書けば、ファンランキングの順位が低いことに、宏美女流二段が不満を漏らしていたのが印象的だった。
ちなみに2015年8月現在の宏美女流二段は6位。当時より落ちて、これは申し訳なく思う。

Kitamura氏、ミスター中飛車氏、その棋友が加わり、4面指しで対局開始。私のはもちろん「ワイン勝負」で、ここまで私の2勝5敗だった。私があと3勝すればセーフ。その前に3つ負けたらアウトで、私が高級ワインをプレゼントする形になっていた。
宏美女流二段の三間飛車→石田流に、私は▲5六銀と腰掛けて▲6六歩。△6四歩なら▲6五歩から1歩を手持ちにする。捨ておけば▲6五歩と位を張るつもり。本譜は△1三角だったので、私は▲6五歩と伸ばし、容易に負けないと思った。
それにしても、この作戦を4年前から用いていたとは感慨深い。
▲7五歩(第1図)と指して下手十分。このまま行けば戦わずして負けると見て、宏美女流二段は動いてきた。

第1図以下の指し手。△3六歩▲同歩△4五歩▲同歩△4六歩▲4八金引△4五銀▲3三角成△同飛▲4五銀△3九角▲2七飛△4八角成▲同金△4七歩成▲同金(第2図)

△3六歩から△4五歩は、攻めるならここしかない。△4五銀に私は、よくあるセット手順の▲3三角成~▲4五銀。この振りかわりはどちらがいいんだろう。銀がやや離れるのが不満だが、この岐れで悪ければしょうがないと思った。
宏美女流二段は△3九角からシャニムニ攻めてきたが、▲4七同金に、宏美女流二段の次の手がココセだった。

第2図以下の指し手。△5五金▲4四銀 以下、一公の勝ち。

宏美女流二段は△5五金と銀取りに打ったが、これは何かの錯覚。私は手順に▲4四銀と出て、将棋が終わってしまった。以下は△4六金▲3三銀不成△4七金▲同飛と進んだが、これはどう見ても下手必勝である。実戦も私の勝ちで終わった。
この日の私は精神状態がドン底だったのだが、見かねた宏美女流二段がアメをくれたのかもしれない。
コメント
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