一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

将棋版格付けチェック

2021-01-03 00:39:21 | 将棋雑記
元日にテレビ朝日で「芸能人格付けチェック2021・お正月スペシャル」が放送された。これは正月の恒例特番で、解答者の前に超一流品とそれに準ずる商品が提示され、解答者は超一流品のほうを当てる、というものである。正解チームは「一流芸能人」の格がそのままだが、不正解だとランクが落ちていく。かなり過酷なゲームである。
超高額の楽器と初心者向きの楽器の弾き比べなど、一見簡単だが実は難しいという設問ばかりで、それに困惑する芸能人のさまが楽しい。
では、将棋ファンが将棋に特化した格付けチェックをしたら、どういう問題になるか。7つほど考えてみた。

〔第1問〕駒
2組の将棋駒が提示される。正解は「熟練の駒師が作った200万円の駒」、1ランク落ちる不正解は「木の材質等が劣る5万円の駒」。

〔第2問〕読み
終盤の2つの局面が提示される。正解は「数手後に先手が勝つ」。不正解は「数手後に後手が勝つ」。

〔第3問〕棋譜
対局者を伏せた棋譜が3局提示される。正解は「一流棋士同士の棋譜」、不正解は「アマ有段者同士の棋譜」、2ランク落ちる「絶対アカン」は、「級位者同士の棋譜」。

〔第4問〕将棋盤
六寸の将棋盤を提示する。正解は「有名旅館が所蔵する推定200万円の本榧」、不正解は「5万円の新榧」。1mの距離から見て決める。

〔第5問〕揮毫
四字熟語のみが書かれた色紙が提示される。正解は「一流棋士の揮毫」、不正解は「アマ有段者の揮毫」。

〔第6問〕詰将棋
11手詰の詰将棋が提示される。正解は「詰将棋作家が作った詰将棋」、不正解は「詰将棋創作が得意でない棋士が作った詰将棋」。

〔第7問〕観戦記
観戦記を3本読んでいただく。正解は「『将棋ペンクラブ大賞』を獲った観戦記」、不正解は「将棋好きの作家が書いた観戦記」、最終問題につき「映す価値なし」になってしまう絶対アカンは、「将棋級位者が書いた観戦記」。

私が将棋番組を持っていたらこういうのを企画するのだが、よく考えたら「格付けチェック」のパクリだからダメだ。
コメント (4)
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