一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2020年・長崎旅行7

2021-01-28 00:32:26 | 旅行記・九州編
(25日のつづき)

そろそろ長崎駅に近づいてきたので、私はバス会社に電話をし、福岡行きの予約を取った。
長崎駅に着いた。この駅舎が洗練されたデザインで、九州の中で最も好きかもしれない。でも数年後に長崎新幹線が開通したとき、この駅舎はどうなるのだろう。







その反対側にあるバスターミナルに入る。チケットは2620円だった。ネット購入とかすればもっと安くなるのかもしれないが、その方法が分からなかった。
15時15分、スーパーノンストップ便に乗った。乗客は多くもなく少なくもなく、ソーシャルディスタンスは十分に取れている。
私は高速バスに乗ると一安心する。私の観光は誤算続きで失敗ばっかりだが、高速バスは別だ。目的地に着くまで明らかに「プラス」であり、マイナス要素はほとんどない。
匠寛堂でいただいたカステラを食べる。底のザラメがサクサクして、美味い。ああ、これはここで食べないで、親に味見してもらうほうがよかった。
17時20分、バスは天神バスターミナルに着いた。今年は博多どんたくが中止になったので、福岡は初上陸だ。
とりあえず、福岡市役所西側ふれあい広場の「TENJIN CHRISTMAS MARKET」に向かう。まだ日が暮れてないので雰囲気が出ていないが、今年もここに来られたことの僥倖を感じる。とりあえず入場は後回しだ。
小腹が空いたので、何か入れたい。ウエストのうどんが食べたくなったので辺りを散策する。いつもはぶらぶらしているとどこかで目に入るのだが、こういう時は見つからない。
やたら規模が大きいうどん屋があったので、妥協してそこにする。が、そこがウエストだった。
ごぼ天うどん(390円)を頼む。天かす無料で、ネギはかけ放題。うどんはやわらかくて、コシのある讃岐うどんとは対照的だが、これはこれで美味い。
大いに満足して表へ出ると、すっかり夜の帳が下りていた。が、便意を催してきた。
とあるデパートに入りトイレに駆け込むと、なんと子供用の便器があった。こんな小さな便器を見たのは初めてで、その配慮に大いに感心した。





そのデパート前のストリートでは、ここでも定番のクリスマスイベントをやっていた。
私は改めて、市役所前のクリスマスマーケットに行く。現在ゲートの前には列ができている。コロナ禍なので入退場を別々にしているため、この渋滞が生じた。
私も入場したが、中は簡易的な酒場なので、私のような下戸はおよびでない。装飾を愛でながら、早々に退場した。
しかし……。この程度の滞在なら東京と長崎の往復でもいいが、福岡に来ないと九州に来た気がしないのだ。ただ、来年あたりは決断するべきかもしれない。











市役所前から博多駅前行きの100円バスがあり、たまたま次のバス時刻が近かったので、それに乗った。ただこのバスが予想以上に迂回して、博多駅までだいぶ時間を要してしまった。多少の時間はかかるのは構わないが、車内は途中から満員になり、気分が悪くなってしまった。
博多駅前に着いた。今度は「HAKATA CHRISTMAS MARKET」である。例年と同じライトアップで、懐かしい。人出は覚悟したほどではなく、コロナの影響もあったのだろう。
いまは博多駅ビルの大スクリーンに地上の観光客が映っている。ある箇所に留まるとそこにいる人が映るらしく、そこも列を作っていた。
飲食スペースは柵が張られ、入退場が1ヶ所に限定されていた。ふだんはアーティストが歌うステージも、今年はないようだ。













周りではグッズが売られているが興味はないので、時間をつぶせない。ここも何十分もいられるわけではなく、私は駅構内のHAKATA Daitosに行ってみる。
ここでは昨年「能古うどん」を食べたが、今年はその辺りがすべてラーメン屋になっていた。
少し場所を移すと因幡うどんがあった。ここのうどんも美味いので、入る。さっきはごぼ天だったので、今回は丸天うどんだ。今日はうどん3食目だが、何を食べようと私の勝手なので、構わない。
若干満腹感はあったが、丸天うどんも美味しくいただいた。
帰りの飛行機はANA274便・福岡発21時25分である。ちょっと早いが、19時50分の地下鉄で、空港に向かった。
しかし福岡空港の土産物売り場は20時で閉店だった。手荷物検査場を抜けたところはまだ営業していたので、適当なお土産を買う。
274便は座席ごとに順番に搭乗する形だった。私は14Aだったので、一番手に搭乗だ。
だがその席は、脱出用非常口の隣だった。あまり飛行機に乗った気はしないが、前方は広い。そしてANAも機内誌は置いていなかった。でも、機内オーディオは機能しているだろう。私はいただいたイヤホンを用い、音楽を楽しんだ。

かくして1泊2日の長崎旅行は、これにて無事に終わったわけだが、翌日私は、大変な間違いをしていたことに気付く。ANA搭乗券の半券を見たら、座席が「18A」になっていたのだ!
いけねぇ、行きが14Aだったからそれが頭にあり、違う席に座っていた。14と15の席は、もし非常脱出があった際に協力しなければならず、搭乗時にその誓約をする。しかしいま思えば、客室乗務員が私にそれを説明するとき、ややブランクがあった。
14Aは空席という情報だったのに、おかしなオッサンが着席していたので、怪訝に思ったのかもしれない。
旅も妙に慣れてくると、飛行機の座席番号すら確認しなくなる。こうしたミスは、あらゆる状況で起こりそうである。自戒したい。
(おわり)
コメント (4)
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