一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

「NIS×Tefu CUP」はファッショナブル④・中井広恵女流六段との妖しい会話

2010-06-25 01:06:30 | LPSAイベント
きのう24日は中井広恵女流六段の誕生日だったが、日本テレビ系の「DON!」の「今日は何の日?」を観ていたら、テレビドラマ「相棒」の米沢守役で人気を博している、六角精児(ろっかく・せいじ)が出た。なんと6月24日は、「六角精児が生まれた日」だった。この日は人気グラビアアイドル・池田夏希の誕生日でもあったのだが、これは中井女流六段、衝撃の事実だったのではあるまいか。
中井広恵と六角精児が同じ誕生日。なかなかおもしろい組み合わせであった。

(前日のつづき)
このふたりだったら将棋の解説はなく、トークショーの続きになること必至だ。
暴走特急のさかもと未明さん、今度はどんな話題で楽しませてくれるのか、興味津々である。しかしそこは百戦錬磨の中倉宏美女流二段、うまくコントロールしている。下手をすれば、自分にヘンな質問が来ないとも限らないのだ。中倉女流二段も息を抜けない。
石橋幸緒天河-松尾香織女流初段の決勝戦は駒組みも終わり、中盤にさしかかるところ。大盤の背後には、佐藤天彦五段と中井広恵女流六段がスタンバイしている。中井女流六段の顔が強張って見えるのは、気のせいか。
中倉-未明ペアの、10分ほどの「快説」が終わり、無事、佐藤五段、中井女流六段のおふたりにリレーされた。本日は意外にも、この組み合わせの解説は初めて。さすがに落ち着いて聞ける。
将棋のほうは、石橋天河が二枚銀を素早く繰り出し、指しやすい形勢。松尾女流初段が5筋から反撃して、激しい戦いになった。
お互いあまり時間を使っていない。入場時にいただいたスケジュール表では、午後5時から表彰式となっている。もうその時間は過ぎているが、少しでも早く決着をつけて時間調整をしようという、暗黙の了解ができているかのようだった。私は対局場へ観戦に向かう。
中盤を飛ばして、もう終盤になった。石橋天河が☗6一銀と掛ける。ここで松尾女流初段が☖7一銀と打ったのが、消極的な受けだったと思う。すかさず☗6三銀と打たれて、数の攻めが受からない。
松尾女流初段、仕方のない☖2八飛に、石橋天河は☗7二竜!と竜のほうから行って、松尾玉を鮮やかな即詰みに討ち取った。
戻って、松尾女流初段の☖7一銀では、☖6三銀打と☗5二竜に当てて打ち、千日手を狙うべきではなかったろうか。
いずれにしても、石橋天河の貫禄勝ちであった。ダントツの優勝候補と目されて、やはり優勝してしまう石橋天河は、大したものである。
感想戦もそこそこに、表彰式に入る。今回は蛸島彰子代表理事代行が読み上げる。中井広恵女流六段が理事職を退いたいま、女流棋士第1号である蛸島代表理事代行にかかる期待は大きい。
佐藤五段は、
「フードカフェと将棋という組み合わせはどうかという心配もありましたが、意外とマッチしていて、楽しめました」
と総評した。もちろんそれが実感だったろうが、未明さんの暴走には面喰ったことだろう。これに懲りず、またLPSAのイベントに参加していただければ嬉しい。
石橋天河、松尾女流初段のコメントも短く終わり、勝敗予想クイズの当選者発表である。全問正解者はなく、5名正解が、5人いた。賞品(優勝者サイン入り将棋コースター)が全員に行きわたった。
注目の「ベストドレッサー賞・女流棋士部門」は、島井咲緒里女流初段が受賞した。初夏らしいシンプルなワンピースが、観客の目を惹いた、ということだろう。
「お客様部門」は、審査委員長?の船戸陽子女流二段以下、LPSA所属選手の意見がほぼ一致して、女性2名、男性1名が受賞した。受賞した方を拝見すると、なるほどという着こなし。さすがにLPSA、見るところは見ているのである。
最後は、本棋戦プロデューサーである、島井女流初段の挨拶。カミカミのお礼の言葉が、かわいらしかった。
このあとは6時から懇親会がある。決勝戦が短時間で終わったので、だいぶ遅れを取り戻せたはずである。
この参加は任意。私はいまさら懇親会でもないのだが、女流棋士と将棋以外の話ができる機会は意外にない。やや迷ったが、参加の予約はしていた。
懇親会の準備のため、私たちはいったん店を出る。渡部愛ツアー女子プロに挨拶をすると、これから北海道に帰るという。渡部ツアー女子プロは前週も東京に来た。地方在住のプロにはハンデがあるが、それを克服する力が、渡部ツアー女子プロにはある。これからの対局も頑張ってほしい。
私は汐留の周辺をぶらぶらしたが、オシャレなビルが林立しており、日本とは思えなかった。北欧の香りがする。と言っても、私は香港とシンガポールしか外国旅行をしたことがない。
「アーキテクトカフェ汐留」に戻る。定員は30名だが、けっこうな参加者がいる。
定刻になり、女流棋士がみんなにビールをついで回る。だが松尾女流初段は自身のグラスとビールがなくなってしまい、空瓶を抱えての乾杯となった。それが妙に似合うのが、松尾女流初段ならではといえよう。
LPSA金曜サロンの会員らと談笑していると、島井女流初段がビールをつぎにやってくる。近くで拝見すると、一段と綺麗である。最近は島井女流初段との指導対局の機会もなく、やや影が薄かったのだが、ここでグンと存在感が増した感じだ。ほかの会員が島井女流初段と談笑しているので私の出る幕はないが、一段落したようなので、かねてから訊きたかったことを訊いてみた。
「去年の『週刊将棋』の8月5日号で、マイナビ予選通過者の写真が出たじゃないですか。あのときの画像のようなものは、編集部からもらったんですか」
「いえ、なかったですね」
まあ、そうであろう。撮影した画像を、いちいち被写体に渡していたらキリがない。私はなおも続ける。
「ああ…あの写真、よかったと思いませんか? いやもう島井先生があまりにも美しくて、ほらこうやって腕を組んで、もう女優かと思っちゃいましたもん。ご自分でもそう思われませんでしたか?」
「ああ、あれは、そうですねぃ…確かに…ちょっとナナメに映っていたから…フフッ」
さらに私が突っ込んだ質問をしても、島井女流初段はにこやかに応えてくれた。「ベストドレッサー賞」では、島井女流初段に5点すべてを与えてもよかった、と思う。
プロデューサーの島井女流初段は忙しい。テーブルを離れると、今度は船戸女流二段がいらした。ちょうど私とふたりきり。よく分からぬが、チャンスだ。
船戸女流二段とくれば、ワインの話である。私はビール1杯ですぐ赤くなってしまうので、船戸女流二段の相手としては手合違いだが、船戸女流二段はワインを将棋に置き換えて話してくれるので、聞きやすい。
船戸女流二段に見とれながら傾聴するが、そこは懇親会で、すぐに邪魔が入る。別の会員に持って行かれ、夢のような時間は去った。
中井女流六段がいらっしゃる。
「大沢さん、『AKB48』は詳しいの?」
のっけからスゴイ話題になる。
「いえAKB48は…。前田敦子と大島優子しか知りません」
「ウチの人はけっこう詳しいのよ」
「ああ、中井先生のブログ拝見しました。あれを見て、私も総選挙の本、買ったんですよ。もっともそれ以前にも、AKBの写真集は何冊か買ってましたけど」
「篠田麻里子がいいみたいよ」
「そうなんですか…いや前、山口恵梨子ちゃんに似たコを見まして、いつかそれをブログに書こうと思ってるんですけど…」
「AKB48は、女の子の事務所がみんな違うんですって。だから各事務所が自分トコのコを売り出そうとするんだけど、いろいろあって…それで総選挙っていう形を取ったみたい。そのあたりのやり方は、秋元康って、すごいよね」
「ああ、そうなんですか! ボクももっとAKBを勉強しなくちゃいけませんね。もっともブログのネタは30本くらいあるんですよ。でもそれはなるべく使いたくないんですよね。将棋ペンクラブにも使えるかもしれないし」
「あるネタはどんどん書いてかなきゃダメよ」
「そうですよね。ネタがなくなれば新しいネタが入ってくると聞いたことがあります」
「そうよ。…ねえ、グラビアアイドルとエーブイって、違うの?」
「グラビアアイドルは、ヤングジャンプとかヤングマガジンの表紙や巻頭頁に掲載されているアイドルのことです」
煩雑は避けるが、グラビアとは印刷方法のひとつで、そのグラビア頁にアイドルの写真が掲載されたことから、転じて「グラビアアイドル」という呼称が誕生した。私はさらに続ける。
「グラビアアイドルは売れると、テレビにも出られるようになります。ほしのあきとかは、その成功例です。熊田曜子あたりはその頂点じゃないですか。グラビアアイドルも年間800人ぐらいデビューするそうですから、そこで残るのは一握り。勝ち残っていくのは大変なんです」
「…月見栞はどっちなの?」
「ああ、月見栞はレースクイーンからAV女優に転身しちゃいましたから、もうグラビアアイドルではありません」
…などと、LPSAの前代表理事とどうでもいい会話を楽しむ。お互い40代とは思えない、妖しくも奇妙な会話であった。
と、中井女流六段が、
「足湯には入りました?」
と訊く。
「はい、空いてる時間に入りました」
「ワタシ、入りたくなっちゃったなあ…」
すぐ先を見ると、船戸女流二段も同じ意向のようである。こ…これは、私がご一緒してもいいということだろうか?
思わぬ展開に、私の胸は高鳴った。
(つづく)
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「NIS×Tefu CUP」はファッショナブル③・さかもと未明は大暴走

2010-06-24 01:20:13 | LPSAイベント
きょう6月24日は中井広恵先生のお誕生日。おめでとうございます。
中井先生は代表理事を退かれましたが、LPSAの顔であることに変わりはありません。これからも対局と普及に全精力を注いでください。応援しております。

(前日のつづき)
準決勝第2局・石橋幸緒天河-中倉宏美女流二段戦が始まる。解説は佐藤天彦五段、聞き手は蛸島彰子女流五段である。
先番中倉女流二段の三間飛車に、石橋天河の採った作戦は飯島流引き角戦法。プロとして当然とはいえ、石橋天河は本当にいろいろな戦法を指しこなす。見ていておもしろい将棋である。
「ベストドレッサー賞」の配点に悩むが、前方に島井咲緒里女流初段の姿が見える。いまはブルーのジャケットを脱いで、ノースリーブのワンピースになっている。この艶姿を見せられると弱い。
「許せ、イシバシ」
私は石橋天河への1点を島井女流初段へ移して3点とし、船戸陽子女流二段、中倉女流二段へ各1点を付けて、入口付近の投票箱へ向かった。
たまたまいらした島井女流初段に、
「3点を付けました」
と強調し、箱に投入した。
そのまま石橋-中倉戦を一瞥したあと、席に戻る。
聞き手が渡部愛ツアー女子プロに変わった。やはり女子高生はいい。本局も大盤の前から動けなくなりそうだ。
佐藤五段が、
「渡部さんは振り飛車党なの?」
と訊く。それを受けて渡部ツアー女子プロが、
「いま『振り飛車禁止令』が出てるんです」
と言う。振り飛車党の渡部ツアー女子プロが居飛車党に転向して、どのくらい経つだろうか。まだぎごちない手はあるものの、だいぶ板についてきた感がある。ただし私は、渡部ツアー女子プロの「居飛車」には反対の立場で、もし本人が振り飛車を指したいのなら、そうさせればいいと思っている。
盤上――。中倉女流二段が成銀で飛車取りに当てる。これに石橋天河が飛車を浮き、両方の駒の上下運動が続けば千日手となってしまうところだったが、中倉女流二段が別の手を指して、緊急事態は回避された。
さて形勢はどうなのだろう。石橋天河への絶対的な信頼から、私は石橋天河有利と見ていたのだが、実際はいい勝負だったようだ。いやむしろ、中倉女流二段がおもしろい形勢だ。
女流漫画家の、さかもと未明さんの顔が見える。今回のイベントは盛りだくさんで、このあと午後3時30分から、トークショーに出演するのだ。
再び盤上に戻る。中倉女流二段、竜を作って、優位を拡大している。「女流二段」が「天河」に勝っても金星とは言わないが、LPSAの現状を見ると、そう言いたい雰囲気になっている。つまりそれほど、実力に差がついてしまっているのだ。もう勝敗予想はふたつ外しているし、ここは中倉女流二段を応援したいところだった。
時刻はそろそろ3時30分だが、石橋天河も容易に土俵を割らず、踏ん張る。しかし中倉女流二段は大駒4枚を手にし、不敗の態勢になった。それどころか、石橋玉に即詰みの手順が生じているようだ。ここは踏み込みたいところだが、中倉女流二段がグズり、石橋天河もあやしく粘る。今回のトーナメントは、持ち時間15分・30秒の秒読みである。この条件では、何が起こるか分からない。
佐藤五段も先ほどまで中倉女流二段の勝ちを宣言していたが、それは撤回されている。
数手進み、石橋玉が敵陣に侵入した。これは逆転模様か? 中倉女流二段、非勢になってきた。流れがわるいのだ。追いつかれたほうは、追いつめられた気分になる。
いつの間にか、石橋天河に飛車角が渡っている。これはもう、石橋ペースである。
結局最後は、石橋天河が根性で中倉玉を詰まし、中倉女流二段、無念の投了となった。その手数、1dayトーナメント史上最長の、234手。終了時刻は、予定を大幅に上回る、3時45分ごろだった。
激闘を終えた両雄が、対局室から大盤に現れる。やれやれ…とホッとした顔の石橋天河に対し、中倉女流二段は大魚を逸して、悔しさを隠しきれない様子だ。
彼女のこんな表情を、私はいままで何度も見てきた。中倉女流二段がファンにそういう顔を見せたくないのなら、渡部ツアー女子プロ同様、やはり将棋の勉強をするしかない。
かなり遅れたが、いよいよさかもと未明さんのトークショーだ。前述のとおり、未明さんは女流漫画家だが、モデルや舞台、エッセイなどさまざまな分野で活躍する、マルチタレントでもある。第2期マイナビ女子オープン5番勝負では懸賞金スポンサーにもなり、「週刊将棋」にマンガ入りのレポートを書(描)いたこともある。
参加者は向かって左から、中倉女流二段、中井女流六段、未明さん、佐藤五段の4名。中井女流六段がいくつか設問を読み上げ、それに未明さんが答える、という形式である。予定を30分以上遅れて、4時すぎに開始となった。
席の最前列には、同じ漫画家の加賀さやかさんがいる。当然面識はあるに違いないが、同業者のコアな将棋ファンとして、両者の間に「バチバチッ」と火花が散ったように見えた。
未明さんへの設問は6つほどあったが、最初は、「将棋を始めたキッカケは?」だったと思う。
回答の内容は忘れたが、確かにひょんなキッカケだったと思う。将棋を教えてくれた棋士、というか師匠は、当時日本将棋連盟理事だった島朗九段らしい。
未明さんは、深浦康市王位のマネをしたり、羽生善治名人や丸山忠久九段などのプロ棋士を「浮世離れした人」と称するなど、それなりに健康的な笑いを取っていた。そう…このあたりまでは。
ところが、佐藤五段の髪型がおもしろかったのか、ガッ!! と佐藤五段の髪を掴んだあたりから、おかしくなった。
「私、島先生に訊いたのー。………は、対局の前ですか、それともあとですか、って」
はあああああああー!? い、い、いまなんとおっしゃいました!?
およそこの空間に相応しくない単語が出てきたので、会場内は一瞬の沈黙のあと、戸惑い気味の笑いが起こった。
「そしたらねー、島さんはこう答えたの。………って!」
ここで今度こそ本当に、会場内に大爆笑が渦巻いた。だ、大丈夫か!? こ、こんなこと言って、大丈夫なのか!? 中井女流六段は愛想笑いをしながらも、その顔はひきつっている。しかも未明さんが同じ質問を、佐藤五段に向けたから堪らない。
「ボクはそういうこと、しません…」
まあそうだろう、そう答えるしかないだろう。今度は中倉女流二段に同じ質問が向けられる。バカな! そんなこと、中倉女流二段が答えるわけがないじゃないか!! とは言うものの、ヒロミファンとしては、ちょっと答えを聞いてみたいところである。
しかし中倉女流二段は必勝の将棋を落とし疲労困憊のうえ、まったく予期していなかった質問を浴び、困惑を隠せない。そんな表情がまた、マニアには堪らなく映る。しかしやはり、中倉女流二段は、無回答であった。ま、当然であろう。
早く話題を変えようと、中井女流六段が冷静に次の質問を読み上げる。この対比がまたまた可笑しい。しかし未明節はもう、バリバリ全開である。
「あの人誰だっけ? …クニオ!!」
うおーっ!! あの人をあんな呼び方していいのか!? もう、さかもと未明にコワイものなし。とどまるところを知らない超特急だ。
私はあまりの可笑しさに笑い転げ、涙が出た。こんなに笑ったのは、久しぶりである。さすがにLPSA、呼ぶゲストがスゴすぎる。加賀さやかさんを天才とするならば、未明さんは鬼才、というべきか。女流漫画家は個性的だ。
こうして4時26分、トーク時間の15分を5分ほどオーバーし、掟破りのトークショーは、惜しまれつつ終了したのだった。
引き続き、決勝戦の開始である。対局者は、石橋天河-松尾香織女流初段。ほかにもあったかもしれないが、松尾女流初段は2年前の「とちのきカップ」で、決勝に進出している。このときも公開対局で、私は和室の廊下に座り、北尾まどか女流初段との決勝戦を、間近で観戦したものだった。2年前同様、今回も松尾女流初段を応援したいが、大豪相手にどこまで迫れるか。
解説は中倉女流二段に、ええっ!? 未明さん!? だ、大丈夫なのか?このふたりで!?
(つづく)
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「NIS×Tefu CUP」はファッショナブル②・渡部愛ツアー女子プロへの注文

2010-06-23 01:14:33 | LPSAイベント
きょう23日は「日レスインビテーションカップ・第4回女流棋士トーナメント」の1回戦2局が行われる。
対戦女流棋士は、山下カズ子女流五段-島井咲緒里女流初段と、船戸陽子女流二段-松尾香織女流初段。戦型と勝敗を予想してみよう。
山下-島井戦は、島井女流初段の振り飛車を、山下女流五段が居飛車で迎え撃つ。シマイ攻めが通って、島井女流初段の勝ち。
船戸-松尾戦は、松尾女流初段のゴキゲン中飛車に船戸女流二段の居飛車穴熊。激戦の末、船戸女流二段の勝ち、とする。当たるも八卦、当たらぬも八卦。

(前日のつづき)
1回戦の解説は、中井広恵女流六段。解説用の大盤の上には、37型はあろうかという大型テレビモニターが吊られていて、そこに「手譜(Tefu)」が映っている。中井女流六段はその画面を観ながら、大盤の駒を動かして解説するわけだ。聞き手はいないので、視覚的に違和感がある。大庭美夏女流1級は来場しているが、裏方に徹しているようだ。
4局の戦型は、石橋幸緒天河-船戸陽子女流二段戦は、船戸女流二段の中飛車穴熊で、序盤から華々しい戦い。
蛸島彰子女流五段-大庭美樹女流初段戦は、ちょっと珍しい相三間飛車。
松尾香織女流初段-島井咲緒里女流初段戦も、同じく相三間飛車。
中倉宏美女流二段-渡部愛ツアー女子プロ戦は、中倉女流二段の三間飛車に渡部ツアー女子プロの急戦。
中井女流六段は、5月のLPSA総会で代表理事を退き、現在はほぼ対局一本に絞っている。ちょっと前は疲労感がありありだったが、いまは顔色もだいぶよい。将棋内容も充実しているようで、久々のタイトル獲得も夢ではない。
午前11時になり、佐藤天彦五段による女性初心者対象の「ビギナーズガイド」が行われる。LPSAにスカウトしたい妙齢の美女らが、別室に入っていった。
大盤解説のメインは石橋-船戸戦となっている。
松尾-島井戦、中倉-渡部戦は観戦できるので、観戦不可(だったと思う)の和室で指されている石橋-船戸戦の選択は妥当であろう。
店内を見渡すと、観客席はほぼ満員。LPSA金曜サロンなどで見馴れた会員も多いが、LPSAとしては女性の観戦者を歓迎していただろうから、同じ層の観客に落ち着いてしまったのは、複雑な心境ではなかったか。
最前列では、天才・加賀さやかさんが、デジカメを片手に、熱心にメモを取っている。彼女はとりあえず女性だが、将棋関係者のようなものだ。やはりもう少し女性客がほしかったところである。ただこれだけ観客がいれば、中井女流六段も解説に熱が入るというものだ。
その中井解説もいいが、私は中倉-渡部、松尾-島井戦も生観戦したい。中盤戦になったところで、入口横で指されている、その2局を観に行った。
渡部ツアー女子プロの服装は、期待していた高校の夏用制服ではなかった。白のワンピース・ロングロングスカートの上に、緑のカーディガン(?)を着ている。ちょっと背伸びしたコーディネートといえようか。しかしこれには疑問符を打ちたい。渡部ツアー女子プロはまだ16歳である。露出度の高い服や、「絶対領域」を誇示したロリ系の服など、若さをアピールできるコーディネートがいくらでもあったはずである。
LPSAの最年少女流棋士でも29歳7ヶ月だから、年上のオバサマに遠慮した、ということはあるまいが、期待していただけに、ちょっと残念であった。
中倉女流二段はいつものようにしっとりした雰囲気である。最近はマイナビチャレンジマッチや日レスカップなど、アマチュアとの将棋が多い。この将棋にも勝って、女流棋士と一戦を交えたいところだろうが、どうか。
松尾女流初段は、開会の挨拶で「着てくる服がなかった」と自虐的だったが、なかなかどうして、落ち着いた色のワンピースがよく似合っている。実は松尾女流初段も、金曜サロンの中では人気度が高い。
島井女流初段はボディコン風の水色系ワンピースに彼女の本気度を見たが、現在はその上にブルーのジャケットを着ている。それもよく似合っているが、同じブルーのアイシャドーは、少し色がきつい気がする。
とにかく誰に何点を振り分けるか、本当にむずかしい。
中井女流六段が、観客に優勝者予想を聞いている。私はそれをガラス越しに窺うが、やはり石橋天河が圧倒的な数を占めている。観客もよく知っているのだ。
蛸島-大庭戦が終わったようだ。もう少しねじり合いの将棋になるかと思いきや、大庭女流初段の圧勝。蛸島女流五段は居玉での投了で、全然力が出せなかった。
中倉-渡部戦は、渡部ツアー女子プロが飛車を二枚持っているので、居飛車を持ちたいが、実戦的にはまだ難しいようだ。
松尾-島井戦は、島井女流初段のシマイ攻めが決まったかと思いきや、1手欲張ったのが指し過ぎで、形勢を損ねた。
石橋-船戸戦は、中飛車穴熊の船戸女流二段が劣勢。船戸女流二段は急戦でも穴熊を志向するが、囲いが完成する前にチャンバラになることが多く、いつも苦戦を強いられている。構想に再考の必要があるのではなかろうか。
松尾-島井戦をしばらく観戦したあと、中倉-渡部戦に戻ると、居飛車対振り飛車の対戦らしく、いつの間にか、ごちゃごちゃした戦いになっていた。
再び松尾-島井戦に戻る。松尾女流初段が詰めろ金取りに自陣飛車を打ち、必勝形。しかしそこから島井女流初段が驚異の猛追を見せて、嫌味に迫る。だが桂を成って相手に渡したのがココセ級の大悪手で、その桂を自陣に打たれて即詰みに討ち取られてしまい、島井女流初段、無念の投了となった。
ここで私は席に戻ったが、石橋-船戸戦は石橋天河の中押し勝ちとなった。
中倉-渡部戦は、中倉女流二段の貫禄勝ち。渡部ツアー女子プロが女流棋士の推薦を得るためには、1dayトーナメントでたびたび優勝するくらいでないと、ダメである。とにかくいまは、ガムシャラに将棋の勉強に励むことだ。
昼食は、店内でパスタランチをオーダーしている。いつもは付近をぶらぶらし、気に入ったお店で昼食を摂るのが私の定跡なのだが、受付のとき石橋母娘に、半ば当然のようにランチの代金も徴収されてしまった。
隣の席に、F氏がいらっしゃる。遠く仙台から、わざわざこの棋戦を観にきたという。私などは片道160円の電車賃だから安いものだが、遠方からの客は、交通費がいくらかかるか、想像もつかない。このように熱心なファンがいるのだから、LPSA女流棋士もいま以上に、その期待に応えるべきである。
そこへ船戸女流二段がいらっしゃる。
「負けちゃいましたあ」
「船戸先生大丈夫です。石橋先生の勝ちに1票入れときましたから!」
と慰めたが、言い方がマズかったのか、船戸女流二段はそのまま行ってしまった。
パスタランチは、フランスパン、2種類のパスタ、サラダ、プチトマトのバイキング。そのあとリゾットもついて、いずれも美味だった。
午後1時からは1局ずつの対局となる。まずは松尾女流初段-大庭女流初段である。解説は前局に引き続き中井女流六段。聞き手は船戸女流二段が務める。
将棋は両者またもや、相振り飛車となった。大庭女流初段は右玉が得意、というイメージがあったが、基本は振り飛車党のようだ。
大盤の向こうに、意外な人物が目に入った。ふ、藤森奈津子女流四段!? 恐れる必要はないのだが、なぜだか動揺してしまう。
1回戦を敗退した船戸女流二段、その心中を察するに余りあるが、そこは平静を取り戻し、如才ない聞き手を務めている。船戸女流二段を初めてじっくり鑑賞するが、やはり綺麗である。しかし化粧ッ気はなく、スッピンに近い。松尾-大庭戦を観に行くことはなさそうである。
店内の後方では、佐藤五段の3面指し指導対局が行われている。2時30分からの指導対局も含め、のべ14局が行われるが、定員を越えたようなので、私は申し込みをしなかった。
大庭女流初段は穴熊を明示。中井女流六段が、
「なんでみんな穴熊をやるんでしょう」
と、チクリと言う。
店内の右奥に、足湯がある、という話がでる。フードカフェで足湯とは珍しい。足湯は旅先でもよく見るようになった。しかしひとりで入る勇気はない。むなしい。
LPSAのサイトにはツイッター機能が付いている。
「なんでみんなつぶやくんですかねー」
と中井女流六段。「つぶやきはヒトに聞かせるものではないと思うんですけど」
私はツイッターをやらないので、我が意を得た思いで聞く。
将棋は松尾女流初段がうまく攻めて勝勢。しかし大庭女流初段も急所に香車を据え、うっちゃりを狙っている。
私は何気なくうしろを振り返る。と、金曜サロンのW氏と藤森女流四段が、ふたりで足湯に浸かっている。W氏は誰でもいいのだろうか。まあ、相手が船戸女流二段や中倉女流二段でないだけまだいいが、なんとなくおもしろくない。
松尾-大庭戦は、松尾女流初段が詰めろの歩を打ったあと、大庭女流初段が王手ラッシュをかけたが、わずかに松尾玉が詰まず、松尾女流初段が決勝進出を果たした。
ところで私にはまだやることがあった。「ベストドレッサー賞」の採点である。これは3時30分までの投票だが、そろそろ決めてしまいたい。
大庭女流初段は珍しくフレアスカートを着用。各選手、服装に趣向を凝らし、配点がむずかしいが、現状では島井女流初段に2点、石橋天河・船戸女流二段・中倉女流二段に各1点、としていた。
(つづく)
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「NIS×Tefu CUP」はファッショナブル①・島井咲緒里女流初段の美しさ

2010-06-22 00:21:17 | LPSAイベント
きのうのGooトップニュースに、「『ゲイシャ』の味は…世界最高値のコーヒー豆落札」とあった。本文を読むと、茨城県ひたちなか市のコーヒーメーカーが、パナマコーヒー品評会で優勝したコーヒー生豆を、世界最高値で落札したという。
このブログの熱心な読者ならご存知だと思うが、私は今年の1月にLPSA・1dayトーナメントの観戦で大阪を訪れた際、市内の喫茶店で、「ゲイシャ・エスメラルダ2009」(1,000円)を賞味したのだった。
当時はこの名前の由来が分からなかったのだが、「ゲイシャ」は豆の名前、「エスメラルダ」は、農園の名前だったのだ。もし来年も大阪を訪れることがあったら、今度は「2010」を味わいたいと思っている。

20日(日)は、東京・汐留へ「第36回LPSA1dayトーナメント・NIS×Tefuカップ」の公開対局を観に行った。
「NIS」は、日本情報システム株式会社の略で、システムコンサルティング・ソフトウェアの企画・設計・開発を行っている。
「Tefu」はテラスデザイン研究所が開発したビジュアル将棋盤「手譜」のこと。指した手によって、盤面(駒)の色がキラキラ変わる。テレビゲームを見ているようで、楽しい。
開催場所の「アーキテクトカフェ汐留」は、フード事業や旅行事業を展開し、全国に20店舗を構えている。フードカフェの店内はオシャレな造りになっていて、昨年の9月はLPSA主催で、外国人・日本人女性対象の将棋イベントも行った。
フードカフェで将棋とは異色の組み合わせだが、すでに「経験済み」なのだ。そして今回のもうひとつの目玉は、LPSA選手の選考により、観客の中から「ベストドレッサー賞」が選ばれること。また私たち観客もトーナメント出場選手(8名)の中から、同様の賞を選ぶ。つまり「審査員」として堂々と選手を鑑賞できるわけで、これは隠れた特典である。
午前10時会場、10時30分開会で、いつもなら開会ギリギリに入るのが私流なのだが、今回はいつも以上にオシャレに決めているに違いない出場選手を鑑賞するため、早めに家を出た。
JRの最寄り駅は新橋なのだが、私はボーッとしていて、ひとつ前の有楽町で下車してしまった。改札を抜けて駅前へ出たら、風景が微妙に違うので、あれっ?と思ったが、もう遅い。駅へ戻って1駅ぶん乗るのもシャクなので、そのまま新橋まで歩くことにした。
10分のロスタイムで新橋に着き、そのまま汐留へ向かう。「アーキテクト汐留」はこのあたりにあるはずだが、パンフレットの類を所持しなかったので、よく分からない。道路工事の警備をしているオッチャンに訊いてみるが、そういう喫茶店ならある、と言うだけだ。しかし私が行きたいのはシャレたビルである。
案内板があったので、見る。しかしその名前のビルはない。どういうことだ…訝しく思いつつ浜松町側へ向かおうとすると、あら、と石橋ママに呼び止められた。
なんと、案内板のあるすぐ横のビルが、対局会場だった。そうだ、私は大きな勘違いをしていた。「アーキテクト(カフェ)汐留」はフードカフェの名前であって、ビルの名前ではなかったのだ。先ほどのオッチャンの言うことは正しかった。
中へ入って受付をするが、私の名前がない。ちょっと動揺しつつ中を窺うと、オシャレな机や椅子が整然と並べられている。そこに、ハッとする女性がいた。背中が開いた、ブルー花柄のワンピースを着ている。梅雨を吹き飛ばすような、初夏らしいさわやかな服装だ。髪は茶色に染め、サッパリしたショートカットである。ああ!? 島井咲緒里女流初段?! 
島井女流初段は、今回の棋戦のプロデュースをしている。当然、相当な意気込みで本企画に臨んでいるはずで、それが服装に表れている。これはほかの出場選手のコーディネートも楽しみである。
その前に受付を済まさなければならぬ。金曜サロンでは口頭にて申し込みをしていたのだが、正式には登録されていなかったようだ。石橋ママが再び通りかかったったので泣きつき、交渉する。そこへ石橋幸緒天河も訪れる。黒のスーツでビシッと決め、珍しく髪を後ろに束ねている。石橋天河もまた、ベストドレッサー賞を狙っているようだ。
何とか受付を終え、入場する。今回の定員は60名だが、店内はかなりの人数である。奥の席にL氏がいたので、向かいの席に座らせてもらう。
今回も勝敗予想があり、1回戦の勝ち抜き者4名、決勝進出者2名の計6名を当てる。優勝者予想枠までないのは、観客はもちろん、出場選手(8名)までもが、「石橋天河優勝」と予想しているからだろうか。
「ベストドレッサー賞」は、持ち点5点を8名の誰かに振り分ける。1名に5点をつけてもいいし、5名に各1点を与えてもいい。
フリードリンクを手に雑談しながら、勝敗予想をする。カードは左から、蛸島彰子女流五段×大庭美樹女流初段、松尾香織女流初段×島井女流初段、石橋天河×船戸陽子女流二段、渡部愛ツアー女子プロ×中倉宏美女流二段である。
ほかの出場選手には悪いが、対戦相手に関係なく、石橋天河の決勝進出は固い。つまりこれで勝者予想の2枠が確定。
中倉-渡部戦は、中倉女流二段の三間飛車に渡部ツアー女子プロの居飛車急戦となるだろう。渡部ツアー女子プロの事前研究が実り、勝利と予想する。
松尾-島井戦は、私との指導対局だと鬼のように強くなる松尾女流初段が勝ち、勢いに乗って決勝まで進むと予想。これで計5枠が確定。
残りの蛸島-大庭戦だが、この予想が最もむずかしい。蛸島女流五段の研究量はすごいと聞く。大庭女流初段も容易に崩れない将棋だが、先月から理事職に就き、日ごろの実力を発揮できないと見た。よって蛸島女流五段の勝ちと予想。奇しくも、L氏とまったく同じ予想になったらしい。入口近くの投票箱に入れてくる。
10時30分になり、今回の出場棋士と、中井広恵女流六段、解説の佐藤天彦五段が登場した。
ベストドレッサー賞がかかっているだけあって、出場選手は皆さん、気合の入った服装である。注目の船戸女流二段は、デニムのジャケットに、花柄のロングロングスカート。中倉女流二段は、船戸女流二段の解説がないのでよく分からぬが、いろいろまとった、パンツルックだった。この服装もよい。
しかし観客の目を惹いたのはやはり島井女流初段…と言いたいところだが、いまはブルーのジャケットを着ている。まあそれも当然で、あのボディコンに近い恰好で対局をしたら、ギャラリーがあふれてしまう。
船戸女流二段の服装は、金曜サロンなどでふだんから楽しみにしているが、反面見馴れているキライもあり、それだけに採点も厳しくなってしまう。5点の配点をどうするか、悩むところである。
なにか勘違いでもしたのか、ベストドレッサー賞の対象ではない中井女流六段も、いつにもましてオシャレな服装。佐藤五段はクラブの黒服のようで、これまた店内の雰囲気にマッチしていた。とてもこれから将棋の真剣勝負が行われるとは思えない。
皆さん一言ずつ抱負を述べ、対局場へ向かう。
中倉-渡部、松尾-島井戦は、入口横にある、ガラス張りの個室ブースで対局。こちらは前述のとおり、間近で観戦可能。
石橋-船戸、蛸島-大庭戦は、室内奥の和室で対局、とのことだった。こちらは観戦不可、と聞いたが、どうだったのだろう。
こうして10時45分、対局の火ぶたが切って落とされた。
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女流棋士会の横顔美人

2010-06-21 01:17:46 | 女流棋士
きのうのYahoo!トップニュースに、「綾瀬はるか 大沢との熱愛否定」と書いてあったが、それはそうだろう。私は綾瀬はるかとは、一面識もないのだから。

12日(土)にフルハイビジョンのテレビを購入したので(ただし私は1円も払っていない)、居間のテレビでもBS放送が観られるようになった。19日(土)は、NHK衛星第2の「囲碁・将棋ジャーナル」を途中から観た。
「今週の将棋」は、女流王位戦第4局。解説は村山慈明五段である。しかし司会兼聞き手の、この横顔の女性は誰だろう。まったく見覚えがないが、背が高くて、パッと見、洗練されたアイドルタレントのようだ。涼しげなワンピースがよく似合っている。…く、熊倉紫野女流初段か? そういえば4月から司会を務めていたような気がする。しかし彼女はこんなに綺麗だったか? 横顔美人なのか? あっ…こちらを向いた。やっぱり熊倉女流初段だ!「笑顔が一番」の、熊倉女流初段だ!
髪を短くしたようだ。とてもよく似合っている。あっ、そうか…それで今月号の「NHK将棋講座」は、彼女が表紙だったのだ。
余談だが、「将棋講座」と「囲碁講座」は今年度、ビジュアル系女流棋士(女性棋士)が表紙を飾っている。来年の3月号までこの路線で行くのだろうが、囲碁棋士はともかく、将棋女流棋士は、それまで頭数がもつのだろうか。大きなお世話だろうが、心配である。
正面を向いた熊倉女流初段は、横顔ほどではないが、とてもかわいらしかった。もし彼女が女流棋士会からLPSAに移籍したら、イチバン人気になるだろうが、ありえない話である。ともあれ熊倉女流初段の、これからの活躍を祈る。

その日の夜は地上波放送で大した番組がなかったので、BSフジで「古畑任三郎」の再放送を観る。ずいぶん昔に制作されたものだが、観た記憶がない。これは大もうけの気分であった。…と思ったら、観た、観た。
犯人グループが、地方の電車をジャックするという話。番組では古畑が携帯電話を買ったばかりで、当時の時代背景がおもしろい。
しかしいま冷静に観ると、脚本(ハナシ)にずいぶんアラがある。まあ、それに文句を言うのはヤボであろう。この回は前後編の前編である。一度観たものだが、これは次週、後編を観なければならぬ。
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