80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

営団銀座線旧型車の製作11(窓抜き完了)

2012-09-18 02:02:02 | 私鉄電車
こんばんは。

床下機器のメドも立ったので、肝心の車体の窓抜きと組み立てを進めていくことにして、なんとか根性で6両全車の窓抜きを済ませました。天気が悪いのでサフェ吹きまで行けてないのもありますが、とにかく全車の“ひらき”が顔を揃えるところまで漕ぎつけることができました。



今まで1700形とか1800形とか言ってきましたが、現車をよくご存じでない方もいらっしゃると思いますので、ここで改めて6両のラインナップをご紹介しておきたいと思います。旧型車らしく全車スタイルが違っています。

まずは2000形奇数車から。渋谷向きの片運転台制御電動車。一連のオレンジ電車の中では1500形中間電動車とともに最後まで残った形式で、それまでの両運転台から初めて片運転台となった車両です。台車は空気ばねのFS331ですが、模型ではカツミのDT47で代用します。番号は2130番代の最終期車としてサッシ、ドア交換前の原形に近いスタイルとしたいと思います。



2両目は1600形で、両運転台・片開き扉をもつ釣り掛け駆動の制御電動車です。窓配置は1700形と同じですが、屋根がモニター屋根風のちょっと変わった構造になっています。この写真ではまだそこまで表現できておらず、1枚紙からさてどうやって表現しようかと思案中です。台車はKD-13というシュリーレン台車で、複動式のブレーキシリンダーがフレーム中央の外側に1つだけついているのですが、模型では日光のKD38(都営5000形用)で代用します。



3両目は1800形で、丸ノ内線にならって銀座線で初めて両開き扉を採用した釣り掛け駆動の両運転台車です。前回の記事にある通りゆうべの段階で窓抜きまで終わっていたものを、唐竹割にて真っ二つにして屋根幅を1mm広げました。台車は次の1700形と同じくFS23で、カツミのTS310(京急用)から改造します。



その拡幅工事の状況です。まず車体をセンターで真っ二つに切り分けます。



続いて屋根の補強を兼ねた当て紙を屋根裏に接着し、1mmのすき間をあけてもう片方を接着します。
乾いたところで溝に1mm幅の紙を挿入すれば拡幅終了。



続いて4両目は1700形で、すでに車体は箱になっています。1600形と同じ両運転台・片開き扉の釣り掛け駆動車です。主電動機を2台から4台に増強したタイプとし、模型でもこれを動力車としています。台車はFS23に似せたTS310。



5両目は1300形で、実車は編成唯一の付随車です。運転台が撤去された完全な中間車で、リベット車体に戸袋窓がHゴムという晩年の旧型国電ばりのスタイルが特徴です。台車はFS387でFS23の四隅にブレーキシリンダーをつけたような外観ですので、TS310の枕バネだけカットしたもので代用します。



この車両だけは元祖1000形の流れをくんだ旧式の車体デザインで屋根が深いため、ひょっとして唐竹割しないで今のままでもいけるのではないかと思い断面をチェックしてみると、ご覧のようにぴったり一致することがわかりました。屋根カーブが違うと展開寸法もだいぶ違ってくるんですね。
ゆとり教育世代のそこのキミ、円周率はやっぱり3じゃなくて3.14と覚えないとソンするよ!(謎



そしてしんがり6両目、浅草方先頭車となるのが2000形偶数車です。こちらはアルミサッシ化されドアが小窓のものに交換された晩年の姿にしようと思います。台車は奇数車と同じくDT47で代用。



とまあこんな感じです。屋根構造が複雑な1600形以外は特に問題なく組めると思います。

水曜日くらいに強力型マグネットシートが届く予定なので、消灯ギミックも並行して検討してみます。


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