戸山原古墳記念（その後×１０）

　いつの間にかロープが取り払われていた。記念すべき我々最初の駐車である。
　３月末に完工したので４月には駐車出来るものと思っていたのだが、そうは問屋が卸さなかった駐車場であった。

　芝がまばらで、古墳上には蕨が生えている。

藤の花

　ご覧になれば一目瞭然。

遠賀川流域古墳公開（王塚古墳）

　私の言動を一部始終見ていたご婦人と目と目が合ってしまった。と、突然ご婦人が周囲の人々が振り返って見るほどの大声で、と言うよりは奇声に近く「あーっ」と叫んだのである。「えっ」「おー」　これでは読者諸氏には何が何だかわからないだろうな。
　互いに感嘆詞を繰り返しているだけである。そう、私と母が二人で６年前の４月の公開の日に説明についてくれたご婦人だったのである。その時私の喋り方に特徴があったらしく頭にこびりついていたそうである。「お茶をねだるなんて、なんと図々しい人やろか。とおもってたんよね。しかも会の一番偉い人に注れてもらうなんて。しかしどっかで聞いたことがあるような喋り方やねーとも思ってたんよ」
　私は別にねだった訳ではなくお願いしただけなのだし、快く受けてくれた方がどのような方なのかは全く知らないわけだしなー。無理強いしたわけではないのだからなー。

呰見大塚古墳現地説明会

　なにか侵入を防ぐようにして人が手を広げて仁王立ちしているように見える。
　古代人の思いに馳せても想像にしかないが、創造力を働かせる材料には持って来いのような装飾ではなかろうか。

　殆どの人達が見終わって三々五々帰路についたところで現場が閑散としてきた。
　待った甲斐があるというところで、いよいよ古墳本体を拝むことになる。

秋月街道を歩く 完ー２

　車窓から見た採銅所駅構内に咲く桜

　街灯に浮かぶ桜
　これで本当に、いや本当に最終回である。本当だから。