朝靄がかかっているが 上空はすこぶるいい天気である
去年6月に亡くなった伯母の家にあった。今となれば行くこともない。伯母の侘助を見ることはもうないのである。
あちこち歩くごとに侘助を探していたがなかなか見つけることが出来なかった。殆ど山茶花なのである。
ところが手紙を出すのに歩いていると見つけたのがこれである。なんだ 灯台下暗し じゃないか。
集まってきた 集まってきた
炭坑節の煙突である 「月が出た出た月が出た ~ あんまり煙突が高いので さぞやお月さんけむたかろうさのよいよい」
判る人は判るだろうが、~の部分に入る炭鉱名は三池炭鉱である。歌詞を間違えてしまって世に出て行ってしまったのである。誤解を生んでるわけだが、ここ伊田が炭坑節発祥の地なのである。更に言うと川崎町出身の赤坂小梅が歌ったものが本物としているのも面白い。やはり炭鉱の地で生まれた小梅でなければだめだったのであろう。
歌詞の中に出てくる 「高い煙突」 は写真にある二本の煙突であることは言うまでもない。