以前から気になっていた場所なのだが、身体は一つしかない。
予定では例の彼が来るはずだった。そう、はずだった。
それで久しぶりに電車に乗って出かけたのである。当然歩くつもりである。古墳を巡るつもりである。
到着した駅の二階にこの様なものが展示されているのである。当然にレプリカだ。出土した本物を何十倍かの大きさにしたものだなと、読者諸氏、ご覧になられればそう思われるに違いない。
ところがどっこい。その様に考えるのは大間違い。この太刀はこの大きさなのである。長さは2.5mもある。当然に日本一のサイズなわけだ。この様なもの誰が造ろうなどと考えるのだ。そしてどうやって使うんだ。
当然に祭祀用であろうが、10人がかりでなければ持てないらしい。余程のことがない限りは使用しなかったのではないか。 おいそれとは使えぬ。遠くから見てすぐ判るようにこんなにも大きいのか。
見ている人は固まってしまったのか。我輩などは笑いが出てきてしまったがな。