前方部を見る
その反対側である。
括れ部から前方部
四度目の散布を済ませてから二日を経過したところ・・・状況は酷いものだ。殆どが若葉である。当然のこと柔らかく、潜り込むのに適しているだろうし、幼虫にとっては持って来いで、美味しいのだろうな。赤丸で囲った葉ばかりになることを考えるとぞっとする。
えっ、今はお前の相手をしている暇はない。俺を観察しているのか。猫の手を借りたいくらいなんだ。貸してくれるのか。「ギャー」お前の言葉は判らん。
ここにも生きているものがいる。
お前は暇か。「ギャー」 お前の相手をしている暇はない。「ギャー」 大人しくしておけ。
えっ、また来たのか。ははは、頭隠して尻隠さずじゃないか。
むっ、聞こえたんか。睨まれたぞ。
物怖じしない、怯えない。なんかようか、と言った感じだぞ。ずんずん目の前に来る。
お前、野良猫のくせに(野良か家猫かは判らぬが)よく肥えているじゃないか。ほんと物怖じしないのだな。
うーむ、人畜無害か。あいつはどうした、あいつは。ここはお前の縄張りになったのか。ニャンとか言えよ。
母が植えたカラーである。
周辺から小さな新芽が顔を出している。だいぶ周辺を片付けた買いがあったというものだ。
清楚な白を愛でることが出来るのは嬉しいな。
丁度括れの部分に来て、後円部を見ている。
後円部の裾から登っている。やはり登らなければな。目の前の窪みが主体部の跡なのかな。
登って来た場所の反対側だ。横穴式石室を持つのだが・・・うーむ。
右にいるものは四度目の薬剤散布を免れて生き残っている。日陰に逃れようと必死である。中央のものは潰れた状態で死んでいる。
両方とも死んでいる。死んでいるのは良いが、もはや四度の薬剤散布でも十分ではないということだ。
気温の高いところに放り出されてもがいているのである。柊を植栽されている方は早急に対処されたし。
日焼けを嫌っているのかな・・はははは。待てよ、例の猫はどうした。今からお前が取って代わるのか。
は、何か・・と言ったところか
邪魔するな‥と言ったところか やれやれ、我輩は両者にとって人畜無害か。
画面右側が後円部である。全部とは言わないがやはり樹木を間伐してもらいたいな。
やはり登って見る。これだけを見て・・何が何だか判らないという方の方が多かろう。まあ当たり前だな。
我輩好みの大きさなんだ。おっと、野津古墳群中では一番小形の前方後円墳である。その形は秀麗である。
樹々に覆われているので判りにくいのが残念である。
黒い影が蠢いているぞ。役者が代わったのかな。
例の猫に食べ物を置いといたからな。なるほど横取りされたのか。
驚かすつもりはなかったのだが・・