かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

日本破滅論

2012年08月29日 | Books


本書は、今月出た新書。

先日講演もお聞きした中野さんと、同じ京大の藤井さんとの対談だ。

中野さんも、かなりとがった意見の持ち主と思っていたが、本書を読むと藤井さんの方が、よっぽどとがっている。
帯にもあるように、今の日本の流れについて、とことん反論する。
それが、大学(特に京大のように、反骨精神あふれた大学)の使命をわきまえ?、徹底的だ。

今の、TPP、消費税増税、維新人気。あまりにも、一辺倒な議論に、それでいいのかという気持ちは、誰もが持っているだろうが、一方、今までの、何もしない政治、どんどん悪化する景気、財政等を見ると、まずは、やってみるしかないとも思ったりもしてしまう。

この二人は、その流れを、徹底的に批判する。東日本大震災が、さらに多くの地震を誘発するであろうことは、明らかであるのに、政治ショーにうつつを抜かしているのではないか。官僚の言うなりになっていて、それを、実は!国民は望んでいるのではないか。

今こそ、もっと強靭な日本にしていかなかればならない。特に、デフレは、日本をどんどん蝕んでいる。デフレ対策を第一に置かない限り、日本は強靭にはならない。そして、今の増税、構造改革、TPPなどは、すべて、デフレを促進する政策に他ならない。
現在のステレオタイプ的な政策を、二人は、マクロ経済学ならぬ、マクド経済学と呼ぶ。

二人の議論が正しいかは、正直わからない。特に、今まで、いろいろ減税なり、財政投入をしてきたはずなのに、効果があったのかはわからない。ただ、二人は、きっちりした議論をする社会にすることがまず必要という。
確かに、今は、政治も、マスコミも、みな同じ方向の議論ばかりしているようにも思う。

そういった中で、また訳のわからないことを、国会ではやっている。給料泥棒!と声を上げたくなるのは、私でけではないだろう。

全然関係ないが、今日の昼は、マックだったので、印度メニューというゴールドマサラをいただいた。印度から帰っていらい、印度関連にかかわるのは、初めて!
うまく、日本仕様に味付けされていると思ったが、やっぱり食後も、匂いがずっとまとわりつく。印度では、マハラジャバーガーをいただいたことがあったが、味は、もっとどぎつかった。
印度探訪報告も早くしたいのだが、とりあえず、手元にネタがたくさんあるので、ちょっと待ってね。
コメント
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