かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

今日は、ムンバイ。

2012年08月15日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan
今日は、印度の独立記念日だった。
65年間、大きな内戦もなく、ここまで来た印度に拍手である。

ただ、昨日、ムンバイへのフライトを待っている時に、ぼんやりTVを見ていたら、工業大臣が、急死したと言っていた。印度の経済の中心であるムンバイのあるマハーラシュトラ州の元州知事だった大物政治家だ。

髭もじゃのヨガのお坊さんが、政府の腐敗に抗議して、ハンガーストライキをやっている。
印度の将来は、まだまだ前途多難でもある。

そういえば、オーランガバード空港は、必要以上に立派になっていた。
このバランスの悪さも、印度の特徴である。

今日は、ムンバイ。
ムンバイには、6~7回来ているので、かなり見ているのだが、その中で、まだ行けていなかった3箇所に狙いをつけた。

一つ目は、プリンス・オブ・ウェールズ博物館。
立派な建物で、いつも気になっていたのだ。
と思ってたら、独立記念日で、休みだった。とほほ。
0点。

二つ目は、ジャイナ教寺院。
ジャイナ教の始祖であるアディナを祀っていて、敬虔なジャイナ教信者が、次から次へと訪れる。
ジャイナ教信者には、経済界で活躍するお金持ちが多く、商業の中心であるムンバイにも、信者が多い。

ジャイナ教の寺院を訪れるのは、初めてだったので、興味深かったが、ムンバイの街を、ムンバイ湾越しに臨める側は、雨季はクローズとのことで、50点。

最後に訪れたのは、カンヘリー石窟。
ムンバイの北42kmにあるが、空港に近く、ずっと高架道路がつながっているので、行きやすい。
高架を降りると、すぐ国立公園で、公園内の密林を、数キロ行った山の中にある。車で、入り口まで行ける。歩くとたいへんなので、シャトルバスもあった。

人などいるのだろうかと思ってたら、とんでもない。
独立記念日の休日で、ごった返していた。恐るべし、ムンバイパワー。

石窟が100以上もあるということで、とても見きれないのだが、地図がないのが致命的。
それでも、素晴らしい仏像に多く出会うことができてびっくり。

仏塔だけの石窟もあるが、古いものではなく、古いものを真似たものらしい。
仏像も立派で、典型的なグプタ様式だが、入り口の唯一の説明板によると、11世紀頃のものという。

流石にそれよりは、古いのではないか?第一その仏教の衰退期に、これだけの石窟群を掘る力が、残されていたのだろうか?
仏像のレベルも、低くないし。

印度人もびっくりしているが、一面に石窟が散らばる山をハイキングしたり、ジャングルの眺めを楽しんだり、中を流れる川で水遊びをしたり、石窟で隠れんぼをしたり、思い思いに、国民の休日を楽しんでいる。

彩色の壁画が残る石窟があるらしいのだが、いろいろ探したが、どこにあるのか見当もつかなかった。

何の説明もない方が、探検隊気分を味わえるという向きもあろうが、そこが、減点で、90点。

ということで、現在ムンバイ空港で、ウェイティング中。

ムンバイ空港も新ターミナル建設中だ。
海を渡るバイパスもできで、渋滞も少しは、ましになってきたようだ。大都会は、変貌を続けている。

空港は、独立記念日をはさむ数日は、4時間以上前のチェックインをさせないそうで、国中が、厳戒体制だ。ということで、まだチェックインできてない。
これから、帰国するまでが、もう一苦労。
修行は、続く。



コメント
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